************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


ジョニー・デップとクロエ・モレッツちゃんが共演の最新作「ダーク・シャドウズ」(2012年5月11日全米公開)を撮影中のティム・バートン監督と、「ウォンテッド」(2008年)以来の待望の最新作「エイブラハム・リンカーン/ヴァンパイア・ハンター」(2012年6月22日)を撮影中のティムール・ベクマンベトフ監督という、ダークファンタジーを得意とする二人がプロデューサーをつとめた「9」(2009年)は、終末世界を舞台にした、人形たちが主人公の少し不気味な作品でしたから、そういう作家性のシェーン・アッカー監督が「きかんしゃトーマス」を手がける!!というのは、ミスマッチな感じがしないでもありませんが、機関車に能天気な顔がついているのを、たいていの大人は奇妙に思っているはずですから、絶妙の人材起用と見なすこともできそうです…!!





業界メディア Deadline のマイク・フレミングが伝えてくれた最新の映画製作ニュースによれば、原作者のウィルバート・オードリーが1945年に第1冊めの絵本を発表して以来、約66年もの長きにわたって、子どもたちに愛されている「きかんしゃトーマス」を長編実写映画化する監督に、アニメ映画「9」(2009年)でデビューを飾ったシェーン・アッカーが決定した…!!とのことです。
ピーター・ジャクソン監督のVFXスタジオ Weta と、玩具メーカーのマテルが共同で、映画に登場するキャラクターのデザインなどの造型を手がけることになる実写版「きかんしゃトーマス」の脚本を執筆したのは、「シュレック」シリーズのジョシュ・クラウスナーと、ハーマイオニー・グレンジャーが声優をつとめたアニメ映画「ねずみの騎士デスペローの物語」(2008年)のライター、クリス・ヴィスカルディとウィル・マクロブのコンビの計3名です。
「きかんしゃトーマス」の権利を保有するヒット・エンターテインメントとニコロデオンが共同で製作を推し進める長編実写映画の内容は、これまでの既存のシリーズどおりに、擬人化された機関車などの乗り物と人間が共存する架空のソドー島を舞台とするもので、シェーン・アッカー監督によれば、10代以前の少年…とのことですから、まぁ、小学生の男の子が主人公のようです。


物語としては、その主人公の男の子が父親とはぐれ、ソドー島にたどり着き、トーマスたちと交流を持つことになるわけですが、実は少年の父も大人になって、すっかり記憶を失ってはいるものの、過去の子ども時代にソドー島を訪れていたことから、息子が父の体験を反復することで、父子の絆がさらに深められることになるそうです。

シェーン・アッカー監督が、マイク・フレミングに語った抱負のコメントによれば、1年8ヶ月前に長女が誕生して、新米の父親となり、幼い娘とのふれあいを通して、自分の内面に新たなイマジネーションの発想が芽生えた…とのことですから、どうやら、「きかんしゃトーマス」は、その愛娘への想いを託して作られるようなので、「9」のように悪夢的な要素は含まず、児童向けのファミリー映画として、子どもに愛される作品に仕上げるつもりのようです。

マイク・フレミングは、このプロジェクトに関して、具体的な製作のスケジュールや、公開の見込みなどを記していないので、実際にいつ、映画館に登場するのか?!は何とも言えませんが、シェーン・アッカー監督がアニメではなく、実写映画として、生身の俳優を使い、どれだけの力量を発揮できるのか?!や、また、これまでの「きかんしゃトーマス」とは、どのように異なったスタイルで、機関車たちを表現するのか?!など、映画化のアプローチは興味深いので、早くサンプルの映像を観てみたいですね…!!




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