Romeo & Juliet : ヘイリー・スタインフェルドちゃんの注目の次回作として、シェークスピアの悲恋物語「ロミオとジュリエット」の再映画化が急浮上 ! ! 、イタリアで近日、クランクイン ! !
by
Billy
2011年4月8日金曜日
昨2010年に飛び出した注目の新しい女優たちのうち、名匠マーティン・スコセッシ監督の新作「ヒューゴ・カブレ」(「ユゴーの不思議な発明」)に主演し、鬼才ティム・バートン監督の新作「ダーク・シャドウズ」でジョニデと共演する、14歳の大女優クロエ・モレッツちゃんは今のところ順風満帆ですし、「ウインターズ・ボーン」の天才女優ジェニファー・ローレンス20歳もこの夏、シリーズ最新作「X-MEN/ファースト・クラス」(6月3日全米公開)が封切られるほか、ハリウッド版「バトル・ロワイヤル」と言われる話題作「ザ・ハンガーゲーム」シリーズの主役を勝ち獲りましたから、自分の地位をしっかりと確立できつつ、あります。なので、問題なのは、この人のよさそうなヘイリー・スタインフェルドちゃん14歳が、ちゃんと成長していってくれるか?!…なんですよ…!!
コーエン兄弟監督の名作西部劇「トゥルー・グリット」(2010年)で、万人の胸を打つ名演技を披露し、第83回アカデミー賞最優秀助演女優賞にノミネートされたヘイリー・スタインフェルドちゃんの新作については…、「トゥルー・グリット」を封切ったパラマウント映画が、彼女のために少女版「メメント」?!といった、ちょっと不思議な物語の小説「フォーガットン」の映画化権を取得し、企画開発を進めていますし、“眠れるインセプションの美少女”?!といった内容の新解釈の「眠れる森の美女」の企画も用意されていることを、これまでにお伝えしました。
が、それらはいずれも、これからプロジェクトを練り上げる…というもので、あまり悠長にかまえていては、「トゥルー・グリット」のインパクトが消えうせてしまうことから、いったい、いつになったら、ヘイリー・スタインフェルドちゃんは新作映画をリリースできるのか…?!が心配されていたのですが、そうした周囲の不安をよそに、近日中にもヘイリー・スタインフェルドちゃんの新作映画がイタリアでクランクインされるかもしれないというニュースを、業界メディアの THR が伝えてくれました…!!
その独占ニュースの記事によれば、ヘイリー・スタインフェルドちゃんが注目のポスト「トゥルー・グリット」として選んだ
次回作は、シェイクスピアの古典戯曲「ロミオとジュリエット」の映画化だそうで、そのお話の内容をくわしく説明すると
…というのは、もちろん冗談で、この「ロミオとジュリエット」は、レオナルド・ディカプリオとクレア・デインズが共演し
た「ロミオ+ジュリエット」(1996年)や、オリヴィア・ハッセーが主演したフランコ・ゼフィレッリ監督の名作映画(196
8年)でも有名な、あの「ロミオとジュリエット」ですね…!!
なので、このヘイリー・スタインフェルドちゃんの仕事の選び方は、やはり、昨2010年に飛び出した新進女優であるワンダーランドのアリスことミア・ヴァシコウスカが、そのメガヒット作のあとに、古典文学の映画化「ジェーン・エア」
(アメリカ公開中)を選んだのと同じパターンなわけですが…、しかし、ミア・ヴァシコウスカの「ジェーン・エア」は、新鋭
ケリー・フクナガ監督の意欲作であり、実際のところ、新しいタッチで蘇った「ジェーン・エア」は大変に高評価がくだされています。つまり、ミア・ヴァシコウスカの映画は、原作は古くても、その内容は文字通りに新しい映画だったわけですが、それに対して、ヘイリー・スタインフェルドちゃんの「ロミオとジュリエット」には、そうした新鮮な要素が見当たりません。
それというのも、ヘイリー・スタインフェルドちゃんが主演するかもしれない「ロミオとジュリエット」のメガホンをとる監督のカルロ・カルレイは、映画としては1992年に「汚れなき逃亡者/フライト・オブ・ジ・イノセント」を発表したのち、1995年に、マシュー・モディーンや、サミュエル・L・ジャクソンが出演した動物映画「フルーク」を作ったきりの人で、その両作品はそんなにひどい内容ではありませんが、特に当たりも注目もされず、それら以後はずっと母国のイタリアでテレビ監督をしています。そして、今回の「ロミオとジュリエット」の映画化の予算は約1,500万ドル前後の低予算とのことですから、つまり、そうした情報から判断すると、テレビムービー並みの映画が出来上がる可能性が高い…ということになりますね。
また、脚本を担当しているのは、エミリー・ブラントの「ヴィクトリア女王/世紀の愛」(2009年)のジュリアン・フェロウズですが、ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーの大失敗作「ザ・ツーリスト」(2010年)も、ジュリアン・フェロウズの脚本なので、彼もまた今ひとつ、信用することができません。
よって、ヘイリー・スタインフェルドちゃんの「ロミオとジュリエット」が、前述のオリヴィア・ハッセー版のように、14世紀のイタリアを舞台に古典らしく作られるのか?!、それとも、バズ・ラーマン監督の作品のように現代的なアダプテーションが施されるのか?!、その映画化の具体的な方向性は不明にしても、いずれの場合にしろ、あまり過度な期待はできないように思えます…。
将来が大きく期待されるヘイリー・スタインフェルドちゃんが、こうした「ロミオとジュリエット」に主演することについて、ファンの方はどのような印象を持たれたでしょう…?!
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