エレン・ペイジを主演に起用したローラーゲームの青春映画「ウィップ・イット」(2009年)で、デビューを飾ったドリュー・バリモア監督の期待されていた最新作となる第2弾が、女優で作家のリズ・タシーロの原作「ひとりな理由はきかないで」の映画化に決定しました！！




リズ・タシーロは、ドリュー・バリモア監督がプロデューサーをつとめ、自らも出演者のひとりとして、カメラの前にも立ったラブコメ群像劇「そんな彼なら捨てちゃえば？」(2009年)の原作者でもありますから、言わば、再びコンビを組むといったような格好になりますね。その「ひとりな理由はきかないで」の内容は、邦訳本を出版するヴィレッジブックスによれば…、

“ジュリーはNYの大手出版社のパブリシストをしている38歳の独身女性。「結婚したいのにできないのは、NYに住むわたしたちだけ？」
そんな疑問から世界中の同世代の独身女性に生の本音を聞いて本にすることを思いつく。旅した国は、アメリカ→ランス→ブラジル→オーストラリア→パリ→中国→インド→アイスランド――、いざ取材をはじめると、文化や慣習のちがいなど驚くことばかり。
そして旅の間もやりとりする4人の女友達（夫に捨てられたシングル1年生ジョージア。仕事をやめてで夫探しをはじめるアリス。愛猫の死から立ち直れないルビー。小麦も乳製品も断り、ロハスかぶれのセリーナ）彼女たちもジュリーのレポートに鼓舞され、試行錯誤の迷走の果てに自分らしい人生を見つけようとするが……。”

とのことで、やはり、複数の人物の物語が語られる群像劇となるようですが、脚本を執筆するのは、「そんな彼なら捨てちゃえば？」に続けて、ラブコメ群像劇の第2弾となるゲイリー・マーシャル監督の「バレンタインデー」(2010年)も手がけたアビー・コーンと、マーク・シルヴァースタインのコンビだそうですから、製作のニュー・ライン・シネマ＝ワーナー・ブラザースとしては、そうしたラブコメ映画シリーズの延長となる最新作を、そもそもラブコメ女王の異名をとる女優でもあるドリュー・バリモア監督に託すことにしたようです…！！

なお、現時点では、ドリュー・バリモア監督が処女作の「ウィップ・イット」と同様に、出演者のひとりをつとめてくれるのか？！や、具体的な公開の予定などの詳細は知らされていません。原作のプロットで示された、主人公が世界の各地を旅してまわる…という物語の展開からは、「バレンタインデー」の出演者のひとりだったジュリア・ロバーツの「食べて、祈って、恋をして」(2010年)に似た印象を受けるので、この最新作の「ひとりな理由はきかないで」はドリュー・バリモア版の「食べて、祈って、恋をして」？！といった作品になるのかもしれませんね。ドリュー・バリモア監督の手腕に期待しておきましょう…！！



【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと！！