昨2010年の秋に…、マット・デイモンの演じる元スーパースパイが、自分を裏切ったCIAにリベンジを果たす大人気アクション映画「ボーン」トリロジーの脚本を執筆したトニー・ギルロイが、そのマット・デイモンの主人公ジェイソン・ボーンを抜きで、「ボーン」シリーズの最新作を作ることになった…！！というニュースをお伝えしました。
そうした記事をインターネットで読んで、そうか、ユニバーサル映画が「ボーン」シリーズの新作を作るのか…！！と知り、でも、マット・デイモン抜きって…、それって何か変じゃない…？？と思ったのは、映画ファンのみなさんだけでなく、マット・デイモン本人もまた、そうだったようです…！！






マット・デイモン抜きで、「ボーン」シリーズが続行されるハメになった…と言うか、厳密には、第2弾「スプレマシー」(2004年)と、第3弾「アルティメイタム」(2007年)のメガホンを連続してとり、映画にリアリティの緊張感を与えるシェイキー・カム(手ぶれカメラ)の演出で好評を博したポール・グリーングラス監督が、やはり、マット・デイモンとのコンビで、ユニバーサル映画で製作した社会派のイラク戦争映画「グリーン・ゾーン」(2010年)の失敗がもとで、シリーズから締め出されることになったのに納得できないマット・デイモンが男気で一緒に身を引いた…ということなのですが、そのポール・グリーングラス監督とのコンビで、本来ならば今年2011年夏に公開されるはずだった「ボーン4」がおじゃんになったマット・デイモンが、イギリスの映画メディア、エンパイアのインタビューで語ったところによれば…、

“インターネットの記事を読んで知ったんだ…。トニー・ギルロイが俺抜きで新しいジェイソン・ボーンの映画を作るって…！！”

…とのことで、なんとジェイソン・ボーンとは本人関係のマット・デイモンは、一般の映画ファンの我々と同じく、「ボーン」シリーズの新作の情報をインターネットの映画記事で初めて知ったそうです…！！

“世間の人は当然、俺がそうした動きの渦中にいて、内通していると思うだろう。でも、ユニバーサル映画の誰も俺にそんな話を言ってこなかったし…と言うか、もっとハッキリ言うと、奴らは俺に電話の1本すらもかけてこなかった…！！、物事の通りから言って、俺が「ボーン」シリーズにおいて、どういう序列の立場にいるか、普通わかるだろ！！”

そのように新しい「ボーン」シリーズの製作から、完全に蚊帳の外に置かれてしまったらしいマット・デイモンは憤りを激白し、自分の本意としては、ポール・グリーングラス監督と「ボーン」シリーズを続けたかったことを述べると…、

“ユニバーサル映画は実際のところ、ジェイソン・ボーンのキャラクターの権利を所有してるわけじゃないんだ。つまり、俺はジェイソン・ボーンを連れて、ワーナー・ブラザースに行くことだって可能なんだ。
おい、ユニバーサル映画の連中、お前ら、これをインターネットで読んで、知れ…！！”

…と、「ボーン」シリーズでは絶対的に当事者であるはずの自分を赤の他人のように扱ったユニバーサル映画に対して、マット･デイモンは突然、ワーナー・ブラザースで新しい「ボーン」シリーズを作る…！！と言い出し、お前らもこの「ボーン」シリーズの新作情報を素人みたいにインターネットで読んで知れ…！！と挑戦的な言葉を発しました！！

確かに、ワーナー・ブラザース製作の新「ボーン」シリーズ？！とは寝耳に水の聞き捨てならないビックリ新情報ですが、ただし、マット･デイモンがその新プロジェクトについて具体的に語っていないことからして、単に怒りにまかせて、勝手にワーナー・ブラザースの名前を持ち出した？！可能性の方が高いように窺えます。
が、これによって、ジェイソン・ボーンは登場しないとされるトニー・ギルロイ監督の本家？！「ボーン」シリーズの最新作に、なぜ、ジェイソン・ボーンは出ないのか…？！の理由が、どうやら、キャラクターの権利を、マット･デイモン側の陣営が握っているらしい？！ことが憶測できましたね。

以上のマット･デイモンの発言をインターネットで初めて知ったユニバーサル映画とその関係者の方々がどう思うのか…？！はわかりませんが、ワーナー・ブラザースにとっては、これはちょっと飛びついてみてもいいチャンスかもしれません…！！、ワーナー・ブラザースのプロデューサーはとりあえず、マット･デイモンに電話をしてみるべきではないでしょうか？！、CIAリーダーのみなさんは、マット･デイモンのジェイソン・ボーンが登場しないユニバーサル映画の「ボーン」シリーズ最新作と、マット･デイモンのジェイソン・ボーンが主人公で、ポール・グリーングラス監督がメガホンをとるワーナー・ブラザース製作の新「ボーン」シリーズであれば、どちらを観たいと思いますか…？！





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