************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


今夏はアンジェリーナ・ジョリーの「ソルト」と対決させられてしまったセルが、来年の夏はあろうことか、「トランスフォーマー3 / ザ・ダーク・オブ・ザ・ムーン」と戦うハメになってしまいました…!!




ニコール・キッドマンがプロデューサーをつとめた、セリーナ・ゴメスの映画の最新主演作「モンテカルロ」の全米公開を、青春ロマンス・コメディの内容にあわせて、来年2011年2月11日のバレンタインデー直前に決定していた製作・配給の20世紀FOXが、その封切り日をキャンセルし、同映画をサマームービーとして、同年7月1日にリリースすることになりました…!!
一般に2月は恋愛映画のピークである、そのバレンタインデーのタイミングを除いて、映画興行の閑散期であるため、繁忙期の夏に公開が変更されるのは、一見よいことのようなのですが、「モンテカルロ」が封切られる7月1日の同日にパラマウント映画がシリーズ最新作「トランスフォーマー3 / ザ・ダーク・オブ・ザ・ムーン」を公開するため、セリーナの最新主演作は、すでに大敗の沈没が決定してしまったことを否めません…。


もちろん、サマームービーの夏休み映画に変更されたことを、格上げされた…!!と、よい意味にだけ受け取り、「トランスフォーマー」シリーズの支持層とは別に、異なる膨大なファンに支えられたセリーナ・ゴメスのアイドル映画なら、まぁ、そこそこ観客も入るのでは…?!といった読みを20世紀FOXが考えた…と解釈することも可能なわけですが、やはり、同社が今夏、封切ったセリーナ・ゴメスの第1回主演作「ビーザスといたずらラモーナ」のオープニング成績は約780万ドル(2,719館)で、最終的なトータルの売り上げが約2,664万ドルという、内容の好評価に反して振るわない実績でしたから、強力な「トランスフォーマー3」に対して、ラインナップを穴埋めする役割を負わされてしまった…と、残念に思わずにはいられません。
ちなみに、「ビーザスといたずらラモーナ」のDVDリリースの初回セールスは約35万7,370枚で、20世紀FOXは約535万7,000ドルを売り上げていますから、そこまで含めると、同映画は製作費の約1,500万ドルを、どうにかこうにか回収できているような格好になります。
よって、まったく歯が立たない「トランスフォーマー」シリーズを向こうにまわしても、セリーナの映画であれば、最終的に自分たちが赤字を被ることだけはない…といった風に、20世紀FOXは踏んだのかも…?!
主演をジュリア・ロバーツからセリーナに変えたニコール・キッドマンはどのように思っているのでしょう…?!





【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと!!


Search in CIA