************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


南アフリカを舞台に、エイリアン隔離政策をテーマにしたモッキュメンタリー・タッチのSFアクション映画「ディストリクト9」を、昨2009年夏に大ヒットさせ、次回作に注目が集まっているニール・ブロムカンプ監督が、意味のわからない気持ちの悪い映像を公開しました…!!









Wired マガジンの iPad エディションで、単に“ビデオ By ニール・ブロムカンプ”とだけ記され、公開された気味の悪い映像です…!!
どうやら、気味の悪い生き物が死んでいる…とのウワサを聞きつけたのか?!、ふたりの男性がクルマをわき道に入れて、水たまりで息絶えた謎のクリーチャーの死骸を検分しています…!!
このニール・ブロムカンプ監督らしいモッキュメンタリー・タッチの動画を発見して、複数の映画ブログに通報したのは、Vradst さんという人のようで、その人物が何者かは不明です。
ビデオを一見して、まず誰でもが思うのは、これがニール・ブロムカンプ監督の注目の次回作に関連している動画で、口コミ効果の宣伝を狙い、こういうちょっと変わった予告編にしたのではないか…?!ということだと思いますが、それはまず違う可能性が高いのでは…?!と、即座に思われます。

なぜなら、ニール・ブロムカンプ監督の次回作とされている「エリュシオン(エリシウム)」(Elysium…ギリシャ神話の理想郷)は、今春4月末にココでお伝えしたように“150年後の未来”を舞台に、政治的な題材があつかわれるはずの作品だったからですね。
もちろん、上 ↑ のビデオに描かれた光景が、ニール・ブロムカンプ監督の想像した“150年後の未来”の様子だと考えていけないわけはありませんが、それよりかは、謎の生物にスタンプが刻印されている様子などから推して、これは遺伝子操作に関するSFホラーの類ではないか?!と理解するほうが、どう見ても、まず妥当と大多数の方が思われたはずです。

そこで、その動画の謎を解く手がかりになりそうなスタンプを詳細に見てみると…、
“18.12 AGM Heartland Pat Pend USA
US Inspected and Approved”
…と書かれていますが、まず最初の数字の“18.12”は、このビデオが掲載された Wired マガジンの号数なので、内容と特に関係がなさそうだ…というのは、誰でもすぐにわかるようになっています。
となれば、ヒントとして示されているのは、“AGM Heartland”という会社名だけということになるのですが、この会社は果たして現実に存在するのか?!を、カリスマ映画ブロガーのピーターがさっそく調べてみたところ…、


ビバリーヒルズにオフィスを置くセイブル・プロダクションという、オンライン向けに映像コンテンツをつくる製作会社が“AGM Heartland”を商標として、先月10月18日に出願していたそうです。
で、そのセイブル・プロダクションは、何を作っているのか?!というと、遺伝子操作をテーマにしたSFの Web シリーズのドラマか何かを立ち上げようとしているようで、その作品に登場する架空のバイオ・カンパニーの社名が“AGM Heartland”だそうです…!!

よって、以上のことをまとめると、ブタを遺伝子組み換えで改造したかのような不気味の生物の死骸が登場したビデオは、ニール・ブロムカンプ監督の映画の次回作に関連したものにはあたらず、セイブル・プロダクションという製作会社がリリースするSFの Web シリーズの意表をついた宣伝ではないか…?!ということになり、つまり、ひと言で言うと、ニール・ブロムカンプ監督は、そもそも本職のCMディレクターの仕事をした…ということに落ち着きそうな感じがします。
そのようにタネあかし?!をすれば、何だか、ちょっと拍子抜けしたような感じですが、CIAリーダーのみなさんは、ニール・ブロムカンプ監督が作った不気味な映像を観て、どのように思われたでしょう…?!
ま、ハッとさせてくれて、ちょっとワクワクして、おもしろかったですよね…!!




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