タイトル・ロールの主人公を演じた、エドガー・ライト監督のロックンロール・ロマンチック・アクション・コメディの大傑作「スコット・ピルグリムVS.ザ・ワールド」が、野暮な俗世間には受け入れられず？！、思い切り、コケてしまったマイケル・セラが、彼らしいユーモアとエッジの効いたセンスでお薦めしてくれた、クールな映画とテレビ番組のリストです…！！



近年のアメリカ映画の最高傑作の1本にあげられる青春コメディ「スーパー・バッド」(2007年)や、大ヒット作の「JONO/ジュノ」(2007年)のほか、「ニックとノラの無限大プレイリスト」(2008年)などでも知られる人気の若手コメディ俳優マイケル・セラと、ロンドンのカフェで度々、出くわし、友だちになったハービー君が、マイケル・セラ本人からもらった直筆の映画とテレビのプレイリスト(↓)です…！！


マイケル・セラとカフェで一緒にランチを食い、2時間も映画談義をしてしまった…！！という、いとこのハービー君の話を、最初は信じられなかったらしい親戚の大学生の人が、証拠の手描きメモ(↑)を見せてもらい、その写真を自分のブログにアップしたのを、カリスマの映画ブロガーのピーターが教えてくれました。
で、早速、マイケル・セラの書いた、お薦めの無限大プレイリストを上から順に読んでいくと…、

・アル・パチーノとジーン・ハックマンが主演した、ジェリー・シャッツバーグ監督の名作「スケアクロウ」(1973年)。

・黒澤明監督がエド・マクベインの原作を映画化した誘拐サスペンスの最高傑作「天国と地獄」(1963年)。

・ウェス・アンダーソン監督とオーウェン・ウィルソンのコンビが脚本を執筆した「アンソニーのハッピー・モーテル」(1996年)と「天才マックスの世界」(1998年)。

・マイケル・セラが“映画史上最もおもしろい映画”と記している「ウェット・ホット・アメリカン・サマー(Wet Hot American Summer)」(2001年)は、「ロール・モデルズ」(邦題「ぼくたちの奉仕活動」2008年)のデヴィッド・ウェイン監督が、同映画でも主演に起用したポール・ラッドや、ジャニーン・ガラファロー(「24」シーズン7のクロエのライバル、ジャニス分析官)、「ハングオーバー」(2009年)のブラッドレイ・クーパー、「ベイビーママ」(2008年)のエイミー・ポーラー、「ザックとミリがポルノ映画を作るそうです」(2008年)のエリザベス・バンクスといった、お笑い陣を集めて、1981年のサマーキャンプで巻き起こる騒動を描いたバカ映画。予告編をご覧下さい！！




・コーエン兄弟監督の「赤ちゃん泥棒」(1987年)、「ビッグ・リボウスキ」(1998年)、「ファーゴ」(1996年)。

・サスペンスの神さま、アルフレッド・ヒッチコック監督の「救命艇」(1943年)、「ロープ」(1948年)、「北北西に進路を取れ」(1959年)、「めまい」(1958年)、「疑惑の影」(1943年)、特にお薦めらしく丸がついているのは「裏窓」(1954年)です。

・マーク・ウォールバーグが主演した、ポール・トーマス・アンダーソン監督の「ブギーナイツ」(1997年)。

・名匠マーティン・スコセッシ監督とロバート・デ・ニーロのコンビ作のカルト映画「キング・オブ・コメディ」(1983年)。

・マイケル・セラが最高のテレビ番組と絶賛しているのは、1990年代にHBOで放送されていたシットコム「ザ・ラリー・サンダース・ショー」。夜な夜な、ゲストを招く深夜トーク番組「ザ・ラリー・サンダース・ショー」を無事にオンエアするため、苦心惨憺するホストとスタッフの汗と涙とお笑いを描く設定です。ゲストのジム・キャリーが熱唱でスタジオをひっかきまわす場面をご覧ください。



・それから、もちろん、アニメ映画史上最大ヒット作「トイ・ストーリー3」も忘れるな…！！とのことで、最後の「ルック・アラウンド・ユー」(Look Around You)はBBCが放送していた、言わば、教育番組のパロディみたいな、バカバカしいコメディで、こんな感じ(↓)です…！！




まともな人間であるために、これらを観ろよ！！と、スコット・ピルグリムから直接に薦められたハービー君のみならず、この週末のお休みに、どんな映画を観ようかな～？！と思案していた、まっとうな映画ファンのCIAリーダーのみなさんも、正気を保つため、この無限大プレイリストの映画を借りてきて、ご覧になるのはいかがでしょう…？！





【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと！！