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レイド・セルベッジアて、このオッサン(↑)、誰やねん…?!という方も、「24 -TWENTY FOUR-」のシーズン6で、発信機を埋め込まれた右腕を斬り落としてまで逃亡しようとしたテロリストのディミトリ・グレデンコを演じていた人ですよ…!!と言えば、あぁ、あの人か…!!と思いつくかもしれません…!!



昨日、お伝えした、アンジェリーナ・ジョリーが映画監督デビューを果たすことになる、ユーゴスラビアからの独立を契機に勃発した1990年代前半のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を背景とする恋愛映画に、冒頭の「24 -TWENTY FOUR-」のほか、「ミッション:インポッシブル2」(2000年)や、リメイク・ゾンビ映画の「ザ・クアランティン」(2008年)、クリス・ノーラン監督の「メメント」(2000年)に「バットマン・ビギンズ」(2005年)、また最新作として、杖職人を演じた大ヒット・シリーズ最終章「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 1」の世界公開が今秋11月19日に迫っている、ユーゴスラビア出身のレイド・セルベッジアが出演することを、セルビアのニュース・メディア、Blic が報じました…!!

同メディアのインタビューの取材に応じたレイド・セルベッジアによれば、ユーゴスラビアの内戦を題材にした映画の企画は概ね、どれも中身が未熟で、対立する民族のどちらかに偏った描き方がされるものが多いことから、アンジェリーナ・ジョリーからのオファーも断ってしまったそうですが、代理人を通じて拒否されたアンジーが自分の書いたシナリオだけでも読んでほしい…!!と、本人が直接、電話をかけてきて談判に乗り出し、レイド・セルベッジアは約2ヵ月もの間、アンジェリーナ・ジョリーに口説かれ続けたそうです…!!
そうしてアンジェリーナ・ジョリー作の物語を読んだレイド・セルベッジアは、力強いロマンス映画としてのシナリオに感銘を受け、主人公のセルビア人兵士の父を演じることを承諾したのですが、同映画の実際の内容は、昨日、紹介したプロットとは少し違っているようで、主人公のカップルは紛争の最中ではなく、その前夜に知り合い、出会いを重ねて、恋に落ちるものの、ふたりのつながりを内戦が引き裂いてしまう…といった、お話のようです。
で、以下はネタバレなので、読みたい人だけハイライトして頂きたいのですが…、
アンジェリーナ・ジョリー監督デビュー作では、そうして内戦の激しい戦闘が描かれた後、セルビアの強制収容所に捕らえられてしまったボシュニャク人のヒロインを、言わば、味方の民族を裏切って、愛を選ぶような格好で、セルビア兵士の青年が救い出し、恋愛の結末としては、ハッピーエンドで終わるようです。


そのプロットに沿えば、アンジェリーナ・ジョリーの監督デビュー作は、単に恋愛映画に終始するのではなく、アクションや、サスペンスの見せ場も盛り込まれる可能性があり、同じ女流監督として、「ハート・ロッカー」(2009年)でオスカー史上初めて最優秀監督賞に輝いたキャスリーン・ビグロー監督を意識したような側面もあるのかもしれません。

そんな注目のアンジェリーナ・ジョリー監督作は、再来週の日曜日となる9月3日にセルビアの首都ベオグラードでクランクインするそうなので、アンジー監督は今ごろ、多忙を極めているはずですが、そのように本格的な撮影の開始が約10日後に迫っているということは、近日中に主演のカップルを演じる俳優など、さらに詳細が知らされることになりそうですね…!!



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