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左 ↑ の男性は、(500)日のマーク・ウェブ監督がメガホンをとる「新・スパイダーマン」のヒーローに抜擢され、世間の関心を一身に集めている、「レッド・ライディング」トリロジー(2009年)のアンドリュー・ガーフィールド。
右 ↑ の女性は、今年2010年の第82回アカデミー賞で、彼女が最優秀主演女優賞に選ばれなかったことに、世界中の映画ファンが異議を訴えた、「エデュケーション/17歳の肖像」(2009年)のキュートな実力派キャリー・マリガン!!
そんな現在の映画界において、最も注目を集めるふたりをポスターに登場させながら、その走る後ろ姿しか見せないとは、さすが、マーク・ロマネク監督だ…!!と、そのアートなセンスへのこだわりに感銘を受けると共に、本作のまさに主演女優であり、超新星のふたりより、さらにもっと有名なキーラ・ナイトレイを一切、ポスターには登場させず、海に向かって走っても、俗な商業主義には走らず、美しいデザインの映画ポスターをこそ、世に出すことにした FOXサーチライトのパブリシストたちには、拍手を贈ってあげるべきです…!!




デジタル写真全盛の現在では、もう成立しないお話ですが、60分間現像の写真店に、長年、勤める主人公のロビン・ウィリアムズが、顧客の家族に感情移入し、自分もその家族のひとりだと勝手に錯覚し始める、孤独な魂の奥底を覗き込んだ、近代アメリカ映画の最高傑作の1本として、高い評価を集めた監督デビュー作の「ワンアワー・フォト」(2002年)以来、ついに異才マーク・ロマネク監督がメガホンをとったことで、大きな期待が寄せられている最新作のSFスリラーのドラマ映画「わたしを離さないで」のポスターができたことを、当のマーク・ロマネク監督が、twitter でアナウンスしてくれました…!!
この「わたしを離さないで」の原作は、そのタイトルからもわかる通り、カズオ・イシグロの最高傑作と言われ、1923年以降に出版された全小説BEST100のうちの一冊にタイムが選んだ同名の名作文学です。
この映画も「インセプション」(必見公開中)同様、あらかじめ内容をあまり知らない方がいいと思うので、ここで詳しくは述べませんが、驚きと感動に満ちた物語をシナリオ化したのは、「28日後…」(2002年)のアレックス・ガーランドです。
ココに予告編があるので、ぜひ、ご覧になって下さい!!


今年後半に公開される映画の中で、絶対に観逃してはいけない、20世紀FOX傘下のFOXサーチライトが配給する最新作「わたしを離さないで」は、9月9日から始まるカナダ・トロント国際映画祭で上映された後、9月15日からアメリカ大都市で限定公開の予定です。
「かいじゅうたちのいるところ」(2009年)のスパイク・ジョーンズ監督が、涙がとまらなかった…と絶賛するのが間違いでなければ、オスカー・コンテンダーとして、秋からの映画賞レースに深く関わることになりそうな作品です…!!



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