The Playlist が指摘してくれたところによれば、先ごろ、アンドリュー・ガーフィールドがタイトルロールのヒーローを演じることが決定した新「スパイダーマン」(2012年7月3日全米公開)のインターネット・ムービー・データベースのページで、キャストの一覧に、サム・ライミ監督版の旧シリーズでは役者バカのジェームズ・フランコが演じた、主人公ピーター・パーカーの親友ハリー・オズボーンを新たに演じる俳優として、いつの間にか、チャーリー・バートレットの名前が追加されている…！！とのことです。
チャーリー・バートレットとは、つまり、「チャーリー・バートレット」(2008年)でブレイクし、昨2009年は、新生「スター・トレック」で、USSエンタープライズ号の操縦士チェコフを演じると同時に、「ターミネーター4/サルベーション」でも、クリスチャン・ベールのお父さん、カイル・リース役に抜擢されるなど、2本の話題作に連続出演して、大活躍したアントン・イェルチンのことですね…！！

しかし、映画バカのみなさんはよくご存知のように、基本的に誰でも書き込める Wikipedia の映画に関する記述に誤りが多く見受けられるのと同様、IMDB も有志によって編集されていますから、過去のデータに関しては、かなり正確なものの、これから起きる出来事＝新作映画については、カン違いや、願望・妄想のたぐい、また、デマカセを真に受けて記載してしまうなど、あまり信頼を置くことはできません。
よって、(500)日のマーク・ウェブ監督の新「スパイダーマン」で、ハリー・オズボーンを演じるのはアントン・イェルチンだ…！！というのを書き込んだ人には確証があるのかもしれませんが、、追って、DEADLINE などの業界メディアで報じられるまでは、ふ～ん…、それもおもしろいかもね…と、軽く受け流しておく方がよさそうです。

と、そのようにアントン・イェルチン＝ハリー・オズボーンのニュースは肩透かしだったものの、この話題に関して、グルジア出身の無名の女優エレナ・サティーンが、惜しくもスパイダーマンに選ばれなかった候補のひとりである、「テトロ」(2009年)のアルデン・エーレンライクを、ハリーに起用してあげたら…？！と推薦する主旨のつぶやきをすでに tweet しており、それというのも、彼女がすでに新「スパイダーマン」のヒロイン、MJ役のオーディションを受けたからだ…！！という事実を、The Playlist が合わせて伝えてくれました…！！


旧ソ連のグルジア共和国・トビリシ出身のエレナ・サティーン24歳(↑)は、一般には無名の存在ですが、幼い頃から子役として演技の才能を発揮して、ロシアやイギリスの舞台で活躍し、近年、ロサンゼルスに移り住んでからは、数々のテレビドラマに出演しています。
そんなエレナ・サティーンが、どうして、いきなり「スパイダーマン」のヒロインに抜擢されるかもしれないのか…？！というのは、ミュージカル舞台の「ライオン・キング」を成功させたほか、映画ファンには、サルマ・ハエックが主演した「フリーダ」(2002年)の女流監督として知られるジュリー・テイモアが演出するミュージカル版「スパイダーマン」のリハーサルのワークショップで、エレナ・サティーンはMJ役に起用され、すでにクモ男の恋人を演じている実績があるからです…！！
また、彼女は、来年2011年2月に全米公開が予定されている、アダム・サンドラーが主演し、ジェニファー・アニストンとニコール・キッドマンが共演するソニー・ピクチャーズ作品「ジャスト・ゴー・ウィズ・イット」に出演していますから、ソニピが自社の新作「ソーシャル・ネットワーク」からアンドリュー・ガーフィールドをピックアップしたキャスティングの経緯などとも合致することになります。

果たして、エレナ・サティーンがオーディションを受けたということは、他にも候補の女優が数人、きっと、オーディションに臨んでいることでしょうから、エレナ・サティーンがMJ役に選ばれる筆頭候補なのか、どうか？！は何とも言えませんが、少なくとも、新「スパイダーマン」の脚本の一部なりを、そのオーディションで読んだに違いないエレナ・サティーンが、ハリー・オズボーン役にアルデン・エーレンライクを…！！とつぶやいたということは…、

そもそも、アントン・イェルチン＝ハリー・オズボーン！！と言ったところで、マーク・ウェブ監督の新シリーズに登場するか、どうか？！すら定かではなかったグリーン・ゴブリン・Jrが、どうやら、アンドリュー・ガーフィールドのピーター・パーカーにとっても、やはり親友であるらしいことが露呈した…！！と解釈してもいいのでは…？！

ま、アントン・イェルチン＝ハリー・オズボーンも、エレナ・サティーン＝メリー・ジェーン・ワトソンも今のところ、憶測の域をでない仮りの話です。それでも、アンドリュー・ガーフィールドが主演する新「スパイダーマン」はどんな映画になるんだろう…？！と想像してみるネタになれば…と思い、お伝えしてみました。
それでは、エレナ・サティーンが出演した「コールドケース/迷宮事件簿」のシーズン6の第8話「Triple Threat」から、彼女がトム・ペティの名曲「Free Fallin'」をカバーする場面をご覧になり、ふむふむ、これなら「スパイダーマン3」(2007年)のキルスティン・ダンストよりマシかも…？！なんて、考えてみてください。





【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと！！