************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


今年2010年もすでに、レオナルド・ディカプリオと共演した「シャッターアイランド」のほか、アメリカで現在公開中の映画賞にからむことが必至の傑作ドラメディ「キッズ・アー・オール・ライト」でも才能を発揮しているのに、それでいて、世間での認知度は今ひとつに甘んじてきた名優が、ついにスポットライトを向けられる時がやって来ました…!!



敏腕ジャーナリストのニッキ・フィンケ女史が豪快にスッパ抜いた独占スクープによれば、「バフィー/恋する十字架」や、「ファイヤーフライ/宇宙大戦争」などのクリエイターとして知られるオタク・カルチャーの第一人者、ジョス・ウィードンがメガホンをとるべく、準備を進めているマーベル・コミックのヒーロー大集合映画「アベンジャーズ」(2012年公開予定)で、ミドリのモンスターの超人ハルクを演じる俳優として、前述の作品のほか、「ゾディアック」(2006年)や、「ブラインドネス」(2008年)、また、菊地凛子ちゃんと名コンビだった傑作「ブラザーズ・ブルーム」(2009年)などの名優マーク・ラファロが、最終的な調整な話し合いに入った…!!とのことですが…、それを追いかけて伝えた Heat Vision によれば、ニッキ・フィンケ女史はいささか先走りの大げさで、オファーがあったことは事実であるものの、実際のところは、マーク・ラファロはまだジョス・ウィードン監督と面談もしておらず、どうやら、この週末にかけて、最初の話し合いを行う予定だ…とのことで、タイミングからして、どうやら、事がうまく運べば、来週22日(木)から始まるサンディエゴ・コミック・コンで、「アベンジャーズ」にマーク・ラファロのハルクが登場することを、マーベルとパラマウント映画は発表したい意向のようです。

アン・リー監督による2003年版では、エリック・バナが演じ、おととしの2008年に公開された「インクレディブル・ハルク」(2008年)では、カリスマ的な名優のエドワード・ノートンが演じたブルース・バナーを、マーク・ラファロが新たに引き継ぐことになるわけですが、マーク・ラファロの実力を知る映画マニアの方は、このキャスティングに関して、少し意外で意表こそ突かれたものの、何の異論もなく、マーク・ラファロの超人ハルクに大きな期待を傾けることができるでしょう…!!
しかしながら、この「アベンジャーズ」のハルクの配役に関しては、先がけて、エドワード・ノートンとマーベルとの間でトラブルがあり、見過ごせないスキャンダルとなっています…。

その重大な問題に関しては、後日まとめて、キチンとお伝えしようと思っていたのですが、ここで手っ取り早く、ひと言で言ってしまうと、「インクレディブル・ハルク」で、実際のところ、脚本を執筆して、演出を行い、編集からSFXのスーパーバイザーまで努めるなど、つまり非公式に脚本・監督・主演のひとり三役以上を果たして、映画を救い、成功に導いてくれたエドワード・ノートンに対して、マーベルが引き続き、「アベンジャーズ」でもハルクを演じてくれるよう打診したところ、当のエドワード・ノートン本人もやる気をみせ、快諾してくれたのですが、例によって、ドケチのマーベルのお家芸である金銭闘争でもめ、エドワード・ノートンの出演が実現しない運びとなりました…。
それでマーベル・スタジオの代表のケヴィン・ファイジは腹いせに、すべての問題をエドワード・ノートンの人格になすりつけ、ひとりで何から何まで仕切りたがるワンマンで協調性のないエドワード・ノートンは、アンサンブル・キャストのオールスター映画には向かない…と責任を転嫁する声明を勝手に発表してしまいました。
それに対して、エドワード・ノートンの代理人がすぐさま、マーベルの批判が事実とは大きく異なる旨を訴える怒りの声明を発表し、追って、エドワード・ノートン本人が、大変、冷静かつ、紳士な言葉使いでまとめた感動的な声明(↓)を発表しています。


果たして、エドワード・ノートンが「アベンジャーズ」でハルクを演じられない原因が、本人の性格によるものなのか?!、金銭面の条件で合意できなかったものなのか?!は、実際にその交渉にあたった当事者にしか判断のしようがなく、はたから見れば、このスキャンダラスな言い合いは水掛け論でしかありません。


しかしながら、突然、一方的にエドワード・ノートンの人格批判を、ためらうことなく公けで始めたケヴィン・ファイジと、“映画ファンのみなさんが映画に寄せてくれる夢を大切にし、そのマジックを壊さないで、楽しく映画が観られるように、ぼくはその裏側のビジネスについては語らない…”と述べ、ひたすら、自分とハルクを応援してくれるファンに感謝の気持ちだけを声明で伝えようとしたエドワード・ノートンとでは、どちらの主張が正当か?!、おのずと答えが出てしまっているように思えます。

振り返れば、「アイアンマン」(2008年)の大ヒットに対して、何の功績も認められず、監督料が然るべき昇給をされなかったことで、ジョン・ファヴロー監督は当初、続編の「アイアンマン2」(2010年)のメガホンをとることを拒否しました。また、テレンス・ハワードが「アイアンマン」シリーズから解雇されたのを、本人が知ったのは、本来あり得ない話ですが、CIAリーダーのみなさんよりも後です…。そして、ニック・フューリーのサミュエル・L・ジャクソンも、ウィップラッシュのミッキー・ロークも安すぎるギャラに憤慨し、出演をキャンセルするトラブルを招いていましたね。
もう誰しもが、マーベル・スタジオと、それを率いるケヴィン・ファイジのことを、プロの映画人としては不適格だと考え始め、単に守銭奴の人間のクズだと罵る声まであがっています。
マーク・ラファロ=ハルクのキャスティングもすんなりと実現するんでしょうか…?!
CIAリーダーのみなさんは、マーク・ラファロが演じるハルクと、マーベルのコミックヒーロー映画の今後について、どのようにお考えになられるでしょう…?!



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