アルツハイマー病を研究する過程で、知能の高いチンパンジーを誕生させてしまった遺伝子学者の役者バカ、ジェームズ・フランコと、霊長類学者として猿の飼育に協力してくれる、「スラムドッグ・ミリオネア」(2008年)で大ブレイクした美女フリーダ・ピントが、にこやかに見つめる視線の先に、やがて、人類を支配しようとする、問題のお猿さんの姿が…！！




脱獄映画「エスケーピスト」(2008年)が高い評価を集めたルパート・ワイアット監督が、古典SF映画の人気シリーズ「猿の惑星」の前日譚のプリクエールとして、カナダで撮影を進めている真っ最中の20世紀FOX映画「ライズ・オブ・エイプス」の現場を、今週の火曜日(27日)に、バンクーバーで撮らえたスパイ・フォトです…！！
前述の主演のふたりが見つめる視線の先にいたのは、「ロード・オブ・ザ・リング」トリロジーのゴラム、「キング・コング」のコングなど、ピーター・ジャクソン監督の大ヒット作で、モーション・キャプチャ俳優？！として活躍したアンディ・サーキスが、やっぱり、モーション・キャプチャで演じている、賢い天才ザルのシーザーでした…！！
最終的には、ピーター・ジャクソン監督のVFXプロダクション、WETA デジタルが、「アバター」(2009年)でナヴィを誕生させた技術を使い、アンディ・サーキスの演技を CG の猿に置きかえることで、特殊メイクで俳優が猿に変身していた過去のシリーズとはかけ離れた、現代的にリアルな新しい「猿の惑星」が観られることになるのですが…。
その前段階として、何気にサル顔を作って、ウホ、ウホ、ウキキ…！！と、自分で言ってそうな生演技の様子は、冷たい見方をすれば、少しアホくさい感じがなくもありません…。
そうした、ともすれば、笑いのネタにされることを恐れてか？！、「ライズ・オブ・エイプス」を製作・配給する20世紀FOXは、この写真を最初に紹介したゴシップ・サイトの JUST JARED と、同サイトから写真を転載した BLEEDING COOL に対し、弁護士を通して、写真を削除するよう求めました。
しかしながら、一度、ネットにアゲられてしまえば、それを抑制するのが、ほとんど不可能なのは、みなさんもご承知の通りで、大注目の「猿の惑星」最新作の写真を、映画のサイトやブログが放っておくはずもなく…、とっくに各方面に散らばってしまいました…！！

それでも、まっとうな映画のメディアは、名優のアンディ・サーキスの演技をあなどって、バカにすることなど、あり得ませんから、20世紀FOXの懸念とは裏腹に、いったい、この場面がどういう風に完成されるのだろう…！！といった期待をこそ、この写真は盛り上げてくれているのではないでしょうか。

サイコ・スリラー「ゆりかごを揺らす手」（1991年)のヒットで有名なリック・ジャッファとアマンダ・シルヴァーの脚本家コンビがシナリオを執筆した「ライズ・オブ・エイプス」のその他の出演者は…、「ハリーとヘンダスン一家」(1987年)でサルには慣れている？！名優ジョン・リスゴーが、ジェームズ・フランコのお父ちゃん役。キャスティングを聞いて、誰もがサルの役だ！！と直感したドン・チードルがサルではなく、人間の科学者として登場。前述の「エスケーピスト」に主演し、ルパート・ワイアット監督と意気投合の間柄の名優ブライアン・コックスが、ホントは動物なんか好きじゃないのに、霊長類の施設を所有しているオーナーの悪役を演じ、その悪役の息子として、ドラコ・マルフォイAKAトム・フェルトンが、脱「ハリポタ」シリーズを目指し、出演しています…！！
充実した俳優陣からして、観応えがありそうな「猿の惑星」シリーズ最新作「ライズ・オブ・エイプス」は、来年2011年6月24日から全米公開の予定ですが、同日にピクサーが「カーズ2」を封切るので、興行ランキングでは今のところ、初登場第2位に確定？！なのが、ちょっと残念なところです…。

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