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来年2011年はスティーヴン・スピルバーグ監督の新作映画が2本も封切られる、うれしいスピルバーグ・イヤーですが、ピーター・ジャクソン監督と共作の「タンタンとなぞのユニコーン号」(12月23日全米クリスマス公開)の主演は、新スパイダーマンかもしれないジェイミー・ベルですから、もし、このニュースが正しければ、2本の新作スピルバーグ映画の主演は、どちらもイギリスの俳優がつとめることになります…!!


先月5月はじめのゴールデンウイークの最中にお伝えした、スティーヴン・スピルバーグ監督がイギリスの有名な児童文学作家マイケル モーパーゴの同名原作を映画化する最新作のディズニー映画「ウォーホース」で、主人公の青年アルバートを演じる俳優がエディ・レッドメインに決まった…!!と、The Playlist が単独スクープを報じました!!

記事の見出しのタイトルでも記したように、最新作として、ベラ・スワンAKAクリステン・スチュワートをナンパする武田鉄矢に扮した「イエロー・ハンカチーフ」が、今月6月26日(土)から公開されるエディ・レッドメインは、ヘレン・ミレンがイングランド女王エリザベス1世を演じた「エリザベス1世/愛と陰謀の王宮」(2005年)や、ケイト・ブランシェットがイングランド女王エリザベス1世を演じた「エリザベス:ゴールデン・エイジ」(2007年)、また、スカージョの相手役をつとめた「ブーリン家の姉妹」(2008年)などで知られるイングランド出身の28歳の俳優ですが、代表作は何と言っても、ジュリアン・ムーアと共演した近親相姦映画「美しすぎる母」(2007年)で、スキャンダラスな同映画で注目を集め、将来が期待されていました。

そうしたエディ・レッドメインの力量を踏まえると、スピルバーグ監督が彼を主演に選んだキャスティングは、きわめて順当と評価されそうですが、一方で「ウォーホース」が8月10日全米公開予定のディズニー映画のサマームービーの感動作であることを考えると、映画マニアにしか知られておらず、一般には無名に近いエディ・レッドメインの起用は、その集客力や話題性においては乏しい…とも判断されるかもしれません。
The Playlist は、スピルバーグ監督がエディ・レッドメインを選び、大きなチャンスを与えたことを、やはり、戦争映画の「太陽の帝国」(1987年)で、同じくイギリス出身の無名のクリスチャン・ベールを起用した前例になぞらえていますが、ダークナイトは当時、13歳の少年でしたから、28歳の三十路手前で、すでに高い評価を得ているエディ・レッドメインとは、ちょっと勝手が違うような感じがしますし、むしろ、内容的に「太陽の帝国」に通じる部分もある「ウォーホース」で、スピルバーグ監督がまた少年か、それに近いような若い年齢の俳優を起用し、ディズニー映画らしい作品になるだろう…との期待も裏切られた感があります。


しかしながら、スピルバーグ映画の真の主役は、述べるまでもなく常にスピルバーグ監督自身ですから、スピルバーグ監督が、その演劇化された舞台を観るのに、最低でもティッシュ2箱は必要…!!と言われるほど感動的な「ウォーホース」を映画化するだけで、とっくに話題性は充分なのかもしれません。
また、実力のある俳優を起用し、映画の完成度を高めることで、「ウォーホース」はタダの感動作ではなく、オスカー獲りも目指せる名作に仕上げられるかもしれません。

スティーヴン・スピルバーグ監督最新作「ウォーホース」の内容は、1914年の第1次大戦下のイギリスで、フランス軍によって買い上げられ、飼い主の青年アルバートと離れ離れになって、戦場で兵士を背に乗せることになった馬のジョーイと、その愛馬ジョーイを取り返すべく、再会を目指して、ヨーロッパの戦場を奔走するアルバートの物語が交互に語られるといったもので、馬という動物の視点から、戦争の愚かさや、虚しさが訴えられることになります…。


スピルバーグ監督最新作「ウォーホース」の続報をお楽しみに…!!

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