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この週末の日曜日は、父の日なので、主役のお父さんとしては、懐かしい80年代の人気テレビシリーズをリメイクした「特攻野郎Aチーム」なんかを観たいかもしれませんが、子どもたちからは、パパ~、父の日だし、「トイ・ストーリー3」に連れてって~!!と言われてしまいます…!!



しかしながら、スティーブ・マックイーンが主演した1963年公開の名作映画と、ポスター同士を並べてみれば、一目瞭然なように、約11年ぶりに復活したシリーズ最新作「トイ・ストーリー3」のテーマは「大脱走」です…!!
…などと説得すれば、父の日にお父さんが観るのにふさわしい映画だ!!と強引にこじつけられる?!(ただし、若い人にとっては「プリズン・ブレイク」かも…)「トイ・ストーリー3」を、アメリカでは昨日となる6月18日(金曜日)に、2,463館の3Dシアターを含む全米4,028館で、ディズニーが封切った初日の興行成績は約4,100万ドルで、ビリオンダラークラブ入りを果たした自社の驚異的大ヒット作「アリス・イン・ワンダーランド」(2010年)の初日記録=4,080万ドルを、ディズニーは「トイ・ストーリー3」で抜いてしまいました…!!
この「トイ・ストーリー3」の予想されるオープニング成績は、およそ1億2,000万ドルで、ピクサー史上最大ヒット作「ファインディング・ニモ」のオープニング成績=約7,025万ドル(3,374館)と、ピクサー史上最大のオープニングヒット=約7,046万ドル(3,933館)を記録した「Mr.インクレディブル」を軽く超えて、アニメ映画のオープニングヒットのチャンピオン「シュレック3」=約1億2,162万ドル(4,122館)に詰め寄ることができそうです…!!
なお、これまでにオープニング興行で、いきなり1億ドル超えを果たしたアニメ映画は2本だけで、もう1本は「シュレック2」(オープニング成績=1億803万ドル)です!!
つまり、1億ドル以上のオープニング成績を上げられたアニメ映画は「シュレック」シリーズだけ!!ということですが、もし、「トイ・ストーリー3」が「シュレック3」の記録を更新することができれば、ピクサーはライバルのドリームワークス・アニメを打ち負かし、名実ともにアニメ映画界の頂点に立つことになります!!
小さなおもちゃたちがどれだけの大記録を作るのか?!、アス月曜朝恒例の全米映画ボックスオフィスBEST10の結果報告をお楽しみに…!!

ピクサースタジオに飾られているお豆3兄弟の抱き枕?!、クッション?!、とてもかわいいです!! Photo taken by Matt Goldberg.


トイ・ストーリー3をフィーチャーしたVISAのCM!!


おもちゃにとって、子どもに買われることは何よりの幸福…!!というテーマを描いています。

≪参考資料≫
「シュレック3」(2007年5月公開/製作費1億6,000万ドル/国内成績3億2,271万ドル/全世界計7億9,895万ドル)
「シュレック2」(2004年5月公開/製作費1億5,000万ドル/国内成績4億4,122万ドル/全世界計9億1,983万ドル)
「ファインディング・ニモ」(2003年5月公開/製作費9,400万ドル/国内成績3億3,971万ドル/全世界計8億6,789万ドル)
「Mr.インクレディブル」(2004年11月公開/製作費9,200万ドル/国内成績2億6,144万ドル/全世界計6億3,144万ドル)




けして、二枚目とは言えないジョシュ・ブローリンが、特殊メイクでさらに正視しかねる醜い顔のダークヒーローに変身し、そんなもの誰も観たくないスーパーナチュラル西部劇「ジョナ・ヘックス」を、製作・配給のワーナー・ブラザースが全米2,825館で拡大公開してしまった初日(18日)の売り上げは約195万ドルで、週末3日間のオープニング成績の予想金額は、たったの500~600万ドルです。
ワーナー・ブラザースが自社の「バットマン/ダークナイト」(2008年)の大成功を受けて、同じDCコミックスの人気キャラクターを映画化し、“第2の「バットマン」”シリーズを目指していた「ジョナ・ヘックス」の当初の予算は約8,000万ドルでしたが、主人公の顔が不気味では、誰も観ない…ということに気づいた?!ワーナー・ブラザースは撮影開始直前に半分の約4,000万ドルにまで製作費をカットしてしまいました…。
ところが、ダークヒーローの過激アクション・ムービーであるべき「ジョナ・ヘックス」に、お子さまアニメ「ホートン/ふしぎな世界のダレダーレ」(2008年)のジミー・ヘイワード監督を起用するのはまちがいだ…と、素人でもわかる人選が案の定、失敗し、撮り直しに追加の製作費=約2,500万ドルを投入するハメとなったワーナー・ブラザースは結局、主人公のヒーローの顔を正視できない…という大きな矛盾のハンディキャップを抱えた「ジョナ・ヘックス」を作るのに、6,500万ドル以上を費やしています…。
その見返りのオープニング成績が、前述のように500~600万ドルの予想では、沈没もはなはだしく、すでにパーフェクトに大赤字が決定だよ!!と言い切ってあげて、差し支えなさそうです。
それでは「ジョナ・ヘックス」がどれだけ失敗で、ボンクラ映画か?!、サマームービーとは思えない、テレビドラマ級のド下手な素人演出の格闘場面の動画(↓)をご覧ください…!!
初めに予定されていたハードRムービー「アドレナリン」シリーズの監督たちよりも、「ホートン/ふしぎな世界のダレダーレ」の監督の方が、過激アクションを撮れる!!と、ジョシュ・ブローリンが判断した結果がこれです。
いったい、何をしたかったのか?!、「ジョナ・ヘックス」の目指していたものが、よくわかりません…。



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