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ザック・エフロン22歳が「17 AGAIN」(2009年)のバー・スティアーズ監督と再び組んだ最新作の青春恋愛映画の予告編を、製作・配給のユニバーサル映画がリリースしました…!!
なんだ、ニコラス・スパークス系のお涙ちょうだい映画かよ…ッ!!と舐めてかかる野郎も思わず、鼻をすすってしまうような感動のオチを、トロイは隠しています…!!




絶体絶命の大事故や大災害でも、なぜ生き残る人がいるのか?!、その九死と一生を分ける境い目の要因は何なのか?!という疑問の解明に挑んだノンフィクション「サバイバーズ・クラブ」の邦訳本が、今年2010年2月に講談社から出版されたジャーナリストのベン・シャーウッドが、2004年に出版した小説「チャーリー・セント・クラウドの死と生」(he Death and Life of Charlie St. Cloud)から、ちょっと不吉なイメージの“死と生”をとって、シンプルに主人公の名前をタイトルにした、ザック・エフロン最新作「チャーリー・セント・クラウド」の予告編です…!!

お話は…、予告編をご覧になれば、何となく理解していただけると思いますが、ザック・エフロン演じる主人公のチャーリーは、小型ヨットのディンギーを巧みに操る優秀なセーラーの明るい好青年。そんないつものザック・エフロンのようなチャーリーは奨学金でカレッジに進学し、退屈な田舎町を飛び出すことが決まり、前途は有望だった。ところが、その矢先、チャーリーは母子家庭で、兄の自分を父のように慕う弟のサムを交通事故で死なせてしまう…。
弟の死に責任を感じ、その重荷を背負い続けることで、完全に自分を見失うチャーリーだったが、高校時代の同級生のテスと再会したことで過去と決別し、再び前向きな人生を取り戻そうとする。そして、チャーリーは、魂だけが人を救うことができる奇跡を思い知らされる…。

ということで、う~ん…、まさにニコラス・スパークスのお涙ちょうだいメロドラマの世界やんけ~!!と呆れてしまいそうですが、実はこの物語には、ひとひねりの展開を、さらにこれでもか!!と、もうひとひねりするオチが用意されていて、それらの驚きの連続が感動を深めてくれることになります。


原作を読んだ人はもちろん、、どういう展開が待っているのか?!、とっくにご存知でしょうが、それを周囲の人に絶対に言ってはいけませんし、ユニバーサル映画も、そのヒントをごくわずか匂わせてはいるものの、そうしたドンデン返し的なオチを含んだ映画だとは覚らせないような予告編に仕上げています。
ですから、そうしたビックリの展開には一切ふれず、観てのお楽しみとしておく方がいいのでしょうが、あまり何も示さないと、ニコラス・スパークス系か…と軽く流されてしまい、この映画に興味を持ってもらえないのが、紹介する側の難しいところです。


「ハイスクール・ミュージカル」シリーズのトロイ・ボルトンとして、スーパーアイドルになったザック・エフロンは、単に人気者ではなく、映画スターとしてのポテンシャルを秘めた将来が期待される逸材ですが、前作の「17 AGAIN」ではまだ、アイドルの雰囲気を引きずっていたものの、この最新作「チャーリー・セント・クラウド」では、ひと皮むけたような趣きで、まさに過去を乗り越えて成長する主人公のように、ザック・エフロンも大人の俳優に1歩踏み出したような感じが見受けられます。なので、この映画がもしかすると、ザック・エフロンのキャリアの中で、ひとつのターニング・ポイントになるのかもしれませんね。
そんなザック・エフロンのお母さんを演じているのは、「ナインハーフ」(1985年)で一世を風靡し、ティム・バートン監督の「バットマン」(1989年)でヒロインを演じ、「L.A.コンフィデンシャル」(1997年)で、オスカーの最優秀助演女優賞に輝いたキム・ベイシンガーです。「8 Mile」(2002年)のエミネムにとっては、あまりよい母親ではありませんでしたが、ザック・エフロンには優しいようです…!!
かわいそうにも亡くなってしまう弟のサムは、「アイ・アム・レジェンド」(2007年)で、アリシー・ブラガが連れていた子どもですね!!、名前は、チャリー・ターハーン(↑)です。


そんな過去から別れさせます!!とばかりに、ザック・エフロンを立ち直らせてくれるテスは、「そんな彼なら別れさせます!」(2009年)に主演していたアマンダ・クルー(↑)。
「セックス・ドライブ」(2008年)や、「ホーンティング・イン・コネチカット」(「エクトプラズム/怨霊の棲む家」2009年)に出演していたカナダ出身の23歳の女優です。
また、救命士の役柄でレイ・リオッタ(↓)が登場し、ザック・エフロンと共演というのも新鮮な顔合わせです…!!


本作の脚本を執筆したのは、「ロミオ+ジュリエット」(1997年)や、「ムーラン・ルージュ」(2001年)などのバズ・ラーマン監督とのコンビ作で知られるクレイグ・ピアースと、ホアキン・フェニックスが主演した「炎のメモリアル」(2004年)や、ジェイク・ジレンホールの「オクトーバー・スカイ」(1999年)といった感動作を書き上げたルイス・コリックです。
しかし、この興味を誘われる「チャーリー・セント・クラウド」には、ひとつだけ大きな問題があって…、


それは全米封切り日の7月27日に、同時にヴァネッサ・ハジェンズ主演の「美女と野獣」の現代版リメイク「ビーストリー」が全米公開されてしまうこと…ッ!!、つまり、私生活でカップルのザネッサが敵味方に分かれて、お客さんを奪い合う興行バトルを戦うことになり、「ハイスクール・ミュージカル」ファンの人は、どっちの映画を先に観ればよいか?!、困ってしまいます…ッ!!
チャーリーの恋人がテスじゃなく、ガブリエラだったら完璧だったのですが…!!



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