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ウォルト・ディズニー・ピクチャーズが、アメリカでは今日となる5月3日の午後、同社と業務提携するスティーヴン・スピルバーグ監督の最新作「ウォー・ホース」を、来年2011年8月10日(水曜日)に全米公開することを発表しました…!!


スピルバーグ監督が自らメガホンをとることに決めたディズニー映画の最新作「ウォーホース」は、第1次大戦を舞台に、美しい馬とその飼い主の青年の絆を感動的に描く戦争映画で、日本でも「兵士ピースフル」や、「世界で一番の贈りもの」(共に評論社発行)といった、第1次大戦をテーマとする著書が邦訳されている、イギリスの有名な児童文学作家マイケル モーパーゴが、1982年に発表した同名原作を映画化するものです。

ディズニーと業務提携するスピルバーグ監督の映画スタジオ、ドリームワークスは、その原作の映画化権を昨2009年に取得し、「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズの脚本を担当し、「ラブ・アクチュアリー 」(2003年)を監督したことで知られるリチャード・カーティスと、「リトル・ダンサー」(2000年)の脚本を執筆した劇作家のリー・ホールを起用して、すでに脚本の製作に取りかかっていました。

その「ウォーホース」の具体的なストーリーは、1914年の第1次大戦下のイギリスから始まり、フランス軍によって無理に買い上げられ、大事にしてくれる飼い主の青年アルバートと離れ離れになり、戦場で兵士を背に乗せることになってしまった馬のジョーイと、その愛馬ジョーイとの再会を目指すアルバートの物語が交互に語られ、ジョーイが途中、ドイツ軍に捕らえられて、救急馬車の役割を負わされるなどする展開から、敵味方の区別を持たない馬という動物の視点を通して、人間が行う戦争の愚かさが訴えられることになります。


戦場で離れ離れになった行方知れずの者同士が再会する…というプロットは、スピルバーグ監督が過去に発表した「太陽の帝国」(1987年)、そして、「プライベート・ライアン」に共通する、同監督のお気に入りの設定であり、スピルバーグ監督は「ウォーホース」を自分で監督するのではないか?!とウワサになっていたのですが、どうやら、先々月3月にロンドンに飛んで、ウエストエンドで上演されている「ウォーホース」の演劇版を鑑賞したことで、気持ちを決めたようですね。で、下 ↓ の動画は、そのスピルバーグ監督の心を動かして、メガホンをとる事を決めさせたらしい「ウォーホース」の舞台の予告編です。




スピルバーグ監督は現在、モーションキャプチャする俳優たちの演技指導を担当した、ピーター・ジャクソン監督との共作「タンタンとなぞのユニコーン号」の仕上げのポスト・プロダクション作業を行っていて、同映画もやはり、来年2011年に公開される予定ですが、年末12月23日のクリスマス公開を見すえているため、着手と発表の順番が前後して、後発の「ウォー・ホース」が先に封切られることになってしまいました。
それにしても、来年夏公開のディズニー映画の大作に、これからようやく本格的にとりかかる…というのは少し遅い感じで、時間が足りないのでは…?!と心配したくなりますが、早撮りで知られるスピルバーグ監督は、あの3時間以上ある「シンドラーのリスト」(1993年)を、たった72日の撮影日数で撮り終えています!!、ですから、映画の天才スピルバーグ監督にとっては、公開まで1年もあれば、余裕でどんな超大作でも完成させられますね!!
いずれにしろ、来年2011年はスピルバーグ監督の映画が1年のうちに2本も公開されることで、まさにスピルバーグ・イヤーとなり、同監督のファンの方にはうれしい限りでしょう…!!



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