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ヒックには悪いんだけど、ヒットしちゃいました…!!


昨日の全米映画ボックスオフィスBEST10で、ライオンズゲートがリリースした、期待のウルトラ・バイオレンス・シリーズ第2弾のコミックヒーロー映画「キック・アス」が、まさかの初登場第2位の黒星スタートとなり、公開4週めのパラマウント/ドリームワークス・アニメの3D映画の最高傑作「ヒックとドラゴン」(8月7日公開)が第1位に返り咲いた…ッ!!とお伝えしましたが、最新のボックスオフィスの集計で、また順位が入れ替わりました…!!
万人が名作と認める「ヒックとドラゴン」は残念ながら、約1,960万ドルで第2位に下り、「キック・アス」がオープニング成績=約1,980万ドルで初登場第1位に輝きました!!
…と言っても、昨日の興行レポートでもお伝えしたように、オープニング成績が2,000万ドル弱というのは少なすぎで、「キック・アス」は失敗作と位置づけられてしまうのですが、とりあえず、興行ランキング初登場第1位になったことで、続編に向けての可能性に少し弾みがついたことになります…!!
製作費が約3,000万ドルの「キック・アス」は、普通に考えれば、その元手の約3倍にあたる8,000万ドル~9,000万ドルを、国内だけで売り上げることができれば、続編の製作が検討に値すると考えられるはずです。
しかし、映画の最終的な興行成績を推し量る基準は、オープニング成績×3ですから、「キック・アス」の国内での売上げは5,000万ドル~6,000万ドルの範囲におさまってしまうことになります…。
となると、「キック・アス」を配給するライオンズゲートは、映画の権利の取得と、実際のP&A(フィルムのプリント代と宣伝費)を含めて、約5,000万ドル以上を費やしていますから、「キック・アス」が全米興行で利益をあげるのは、やはり、ちょっと厳しいことになります。


しかし、「キック・アス」は現時点で、全世界でのトータル興行成績が約3,715万ドルですし、今後のDVDセールスなどの二次・三次利用に期待を持てそうな作品なので、最終的に赤字になることはない…!!と、ポテンシャルを見込んでいるのですが…。キック・アスとヒットガールの活躍が1本だけで終わってしまうのは、もったいなさすぎます…!!
で、下 ↓ の動画は、こんな宣伝するから、ライオンズゲートは「キック・アス」をコケさせてしまったんだ…!!と非難されている愚の骨頂みたいなテレビスポット…。




やっぱり、イギリスみたいに、こういうテレビスポット(↓)を観せなければなりません…!!





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