で、キップは誰やねん？！という感じですが、「X-メン」シリーズ のジーン・グレイの元ダンナですね！！


ジーン・グレイの元ダンナで、現在は、「3時10分、決断のとき」(2007年)でクリスチャン・ベールのカミさんを演じてたグレッチェン・モルと再婚しているトッド“キップ”ウィリアムズが、続編「パラノーマル・アクティビティ2」の監督に決定したよ！！と、同映画の公式サイトを通じて、オリジナルの自主映画を作ったオレン・ペリ監督が電撃発表しました！！

昨2009年秋に全米で大ブームを巻き起こした超低予算自主製作映画「パラノーマル・アクティビティ」の続編の監督人選をめぐっては、同映画を製作するパラマウントがアクティビティに動き、ライバル映画「SAW」シリーズのケヴィン・グルタート監督を掟破りに引き抜いたかと思えば、そうはさせじとジグソウが引き抜かれた監督をさらに引き抜き返すという、目には目をッ！！のバラマウント映画VSライオンズゲートの攻防がくり広げられたわけですが、ちょうど10日前の3月17日に、「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズなどの大ヒット映画の脚本家であり、またプロデューサーのアキヴァ・ゴールズマンが「パラノーマル・アクティビティ2」のメガホンをとり、映画監督デビューを果たすことになった…！！という、 STYD のスクープが飛び込んできました。
しかし、スクープの精度はいつも、かなり高い STYD ですが、そのニュースは即座に DEADLINE のマイク・フレミングに、アキヴァ・ゴールズマンは製作総指揮をつとめることになっただけで、監督じゃないよ…！！と否定されてしまいました。
そうした「パラノーマル・アクティビティ2」をめぐるスクープ合戦の勝者は、どうやら、マイク・フレミングだったようですが、映画メディアに先を越される前に、オレン・ペリがスッキリと公式サイトで、キップの監督就任を発表してしまったところを見ると、もう続編に関して、スキャンダルな話題を作りたくはなかったのかもしれませんね。

さて、晴れて「パラノーマル・アクティビティ2」を監督することが決まったキップ・ウィリアムズですが、2回した結婚のそれぞれ嫁さんは有名でも、ダンナ本人の名前はあまり一般には知られていません。

アメリカン・フィルム・インスティテュートで映画を学んだキップ・ウィリアムズは、これまでに2本の長編映画を監督しており、「アントラージュ」のヴィンスことエイドリアン・グレニアーをタイトルロールの主役に起用し、1998年に発表した「アドベンチャーズ・オブ・セバスチャン・コール」はサンダンス・フィルム・フェスティバルで高い評価を受け、知る人ぞ知る映画となっているようですが、キップ監督が映画マニアに知られるようになったのは、ダコタ・チェリー・ファニングの妹のエルが実は姉ちゃんよりも才能が豊かかもしれないと注目された「ドア・イン・ザ・フロア」(2004年)においてです。
ジョン・アーヴィングの原作「未亡人の1年」を映画化した「ドア・イン・ザ・フロア」は、先ごろ行われた第82回アカデミー賞で、ついに最優秀主演男優賞に輝き、この受賞に関しては、ひとまず文句があがっていない、ジェフ・ブリッジスが主演し、キム・ベイシンガーと共演した人間ドラマであって、同映画のDVDを発売する角川映画によれば…、

“豊かで複雑な登場人物たち、手にとって感じられるほどリアルな心のひだ、柔らかな日常に
潜む棘を浮き彫りにする本作は、胸をしめつけるような感動のドラマ…！！”

…とのことで、そうした人間性を描くことが本来は得意な、いわゆるアートハウス系の映画作家がホラー映画である「パラノーマル・アクティビティ2」の監督に起用されたわけで、キップ監督は寝室を舞台に、母ちゃんのエッチではなく、超常現象を描くことになりそうですが？！、この意表を突いた人選が何を目指したものなのか？！、はたまた妥当なのか？！は、続編の内容や、その映画のスタイルなどの方向性が一切、明かされていないため、判断がつきかね、このニュースを報じたアメリカの映画メディアなども少し戸惑いをもった伝え方をしています。
果たして、キップ・ウィリアムズ監督が、手にとって感じられるほどリアルな恐怖のひだを、日常に潜む棘として、「パラノーマル・アクティビティ2」で描くことができるのか？！、みなさんはいかが思われるでしょう…？！



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