************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


シリーズ映画をパックにしたDVDボックスのような、マレードさんのひとまとめレビューの第3回は、ディズニーから戦力外通告を受け、20世紀FOXにトレードされた「ナルニア国物語」シリーズが登場!!




「ロード・オブ・ザ・リング」以降、この手のファンタジー作品が数多く製作されました。
「ナルニア国物語」シリーズも、そうしたファンタジー大作のひとつです。
どういった点であれ、何か特筆すべき要素を持っている映画というのは、あらゆる面に強いと思います。それはVFXの完成度の高さであったり、独特のトーンを持っていたり。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズでいえば、その「壮大さとリアルさ」でしょうか。そして「ナルニア国物語」シリーズにおいては、「映像と音楽の美しさ」が挙げられると思います。第一章では、空爆や大軍同士の戦いなどのシーンがありますが、流血や暴力の生々しい描写はほとんどありません。そしてディズニーらしい、愛くるしいキャラクターたちが私たちを美しいナルニア国へと導いてくれます。そういった面では、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズとは対照的な作品と言えるかもしれません。しかしその一方で、盛り上がりに欠ける、という印象を受けてしまうことが少なからずありました。
製作側もそれを感じ取ったのか、第二章では冒頭から一気にアクションシーンが展開します。城への奇襲や意表をつく陣形、一対一の勝負など、前作には観られなかった新しいアクションが随所に盛り込まれ、作品を盛り上げます。
これで前作で足りなかった部分を補った訳ですが、今度はその分前作でよかった部分が失われてしまったように思います。


前作ほどの美しさもなく、特筆すべきほどのアクションもなく、結果的にどの面からも中途半端な作品になってしまった印象は拭えません。またどちらの作品も、原作の縛りがある以上難しい問題ですが、宗教的な意味を感じ取ってしまう人もいるかもしれません。
まだ二作しか製作されていないこの「ナルニア国物語」シリーズですが、早くも作品の軸がぶれ始め、迷走してしまっているように感じます。
リアルさでは「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズより勝ることは難しいでしょうし、VFXだけでは今やありきたりです
。第一章で際立っていた美しさの路線の質を高めることができれば、今までにない新鮮な雰囲気を持ったシリーズになっていくと思うのですが…。 by Mairead


迷走したシリーズが向かう先として、極東を選んだシリーズ最新作「ナルニア国物語/第3章:朝びらき丸、東の海へ」は、本シリーズに見切りをつけたディズニーに代わって、「アバター」の20世紀フォックス(極東)が完成し、今年2010末12月10日から全米公開!!、日本でも同じ12月に全国ロードショーの予定です。
監督は、「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」(1999年)のマイケル・アプテッド。
もの言うネズミの族長の勇ましい騎士リーピチープの声を、前作「カスピアン王子の角笛」(2008年)のエディ・イザードから引継ぎ、最新作ではビル・ナイが担当しています。「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのデイヴィ・ジョーンズは、「ハリー・ポッターと死の秘宝」(11月27日公開)への出演とあわせて、2大ファンタジー・シリーズを制覇です!!

関連記事
ディズニーがお払い箱にした「ナルニア国物語」シリーズを20世紀FOXが代わりに再開!!、「第3章:朝びらき丸 東の海へ」製作決定!!(09.01.30)
ディズニーが製作を断念した「ナルニア国物語 / 第3章」の朝びらき丸は20世紀FOXから極東の海へ出航?!(08.12.24)

Mairead's Review
観客の大海原を行く「パイレーツ・オブ・カリビアン」号が目指すべき羅針盤の行方は…?!(10.2.20)
ダークな闇を抜けた先は、別の闇だった「X-MEN」シリーズの大誤算!!(10.2.14)




【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと!!


Search in CIA