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SAWⅥ-ソウ6-14

スティーヴン・スピルバーグ監督も震え上がった、ド素人の作った怖すぎる自家製ホラー映画が、人気の残酷ポルノ・シリーズを打破して、ついに週末の映画興行ランキングでトップに立つかもしれません…ッ!!




本職はゲーム・デザイナーのアマチュア映画監督オレン・ペリが、自宅を撮影セットとして、無名の俳優とビデオカメラを使い、製作費に約1万5,000ドル(約138万円)を費やして、生まれて初めて作った映画の超低予算自主製作ホラー「パラノーマル・アクティビティ」(2007年製作)が、全世界で大ヒットを続けてきた超人気残酷ポルノ・シリーズの最新作「SAWⅥ」公開初日の出鼻をくじき、アメリカでは昨日となる23日(金曜日)の映画興行ランキングで首位に立ち、ウィークエンドの映画興行をリードする快挙を達成しました…ッ!!
スティーヴン・スピルバーグ監督が“呪われている映画…”と呼ぶほど怖い「パラノーマル・アクティビティ」は、先月9月25日に、わずか12館で封切られた後、口コミがさらに口コミを呼ぶ恐怖の大絶賛で上映館を拡大し、公開5週めとなる今週末は、ついに全米に裾野を広げる1,945館にまでスクリーンを増やしました…!!
その「パラノーマル・アクティビティ」が、23日(金曜日)に、1,945館で約760万ドルを売り上げたのに対し、同日に初日を迎えた初公開のシリーズ最新作「ソウ6」(11月6日公開)は、「パラノーマル・アクティビティ」より、1,091館もスクリーンが多い有利なハンディの条件の3,036館で上映されたのにも関わらず、約700万ドルしか収入をあげることができず、日替わりの興行ランキングで第2位のスタートを切るハメとなってしまいました…。
このジグソウ陥落は、1館あたりの平均売り上げに置き換えると、さらに顕著で、パラマウント映画が配給する「パラノーマル・アクティビティ」が単館のアベレージで約3,907ドルを稼いだのに対し、ライオンズ・ゲートとツイステッド・ピクチャーズの「ソウ6」は約2,305ドルしか売り上げられておらず、人気ホラー映画シリーズがド素人の映画に完敗を喫しています…。
ハリウッドの敏腕映画ジャーナリスト ニッキ・フィンケ女史のインサイダー情報によれば、すでに累積のトータル興行成績が約4,810万ドルにまで達している「パラノーマル・アクティビティ」を配給するパラマウント映画は、同映画の配給権などを約30万ドルで取得し、いわゆるPAの経費(映画館にかけるフィルムのプリント代と宣伝費)は約1,000万ドルだったそうですから、そうした費用対効果の面から見れば、同社が封切った今年2009年最大ヒット作の「トランスフォーマー2/リベンジ・オブ・ザ・フォールン」や、「スタートレック」よりも、実のところは、この「パラノーマル・アクティビティ」(↓写真)の方がより純利益を稼ぎ出してくれていることになり…、くどいようですが、ド素人の自主製作映画が、ハリウッド・メジャーのパラマウント映画において、近年の最大ヒット作になってしまったッ!!という、まさかッ?!まさかッ!!の事態が起こっている訳ですッ!!

パラノーマル・アクティビティ

また、先の23日(金曜日)の初日売り上げから割り出した「ソウ6」の予想オープニング成績は約1,800万ドル程度にとどまってしまう見込みとなり、前作「ソウ5」(2008年)のオープニング成績=約3,005万ドルを大きく下回わる可能性が出てきたどころか、予想される「パラノーマル・アクティビティ」の今週末の興行成績は約2,100万ドルですから、週末興行ランキングの首位も奪われ、2005年公開の「ソウ2」以来、ずっと守り続けてきた初登場第1位の記録がストップすることになり、順調だったシリーズに赤信号が点滅してしまうかもしれません…。
アメリカのホラー映画シーズンとなるハロウィンのキングの座を、どうやら、今年は「パラノーマル・アクティビティ」に明け渡すことになりそうなジグソウですが、実はさらに思いがけない伏兵が他にもいて、ドグマ映画で知られるラース・フォン・トリアー監督のホラー映画「アンチ・キリスト」が、たった6館の限定公開ながら、23日(金曜日)に約2万8,000ドルを売り上げ、それを1館あたりに置き換えると、「パラノーマル・アクティビティ」をもしのぐ約4,595ドルを稼いだことになるので、この週末の№1ホラー映画は、不慮の事故で子どもを亡くしたウィレム・デフォーとシャルロット・ゲンズブールの夫婦が、癒しを求めた森で、邪悪な力と向かい合うことになる「アンチキリスト」が真の勝者…とも言えそうです。
それでは最後に、男性読者の方へのサービスとして、その「アンチ・キリスト」の人気の秘密?!かもしれない、シャルロット・ゲンズブールが本気オナニーでイキそうになる過激な自慰のシーンをご覧ください…ッ!!、「なまいきシャルロット」がこんなことするなんて…ッ!!



残酷描写の過激さゆえに、スペインではポルノ映画以外では初となるX指定(アメリカのNC-17、日本の18歳未満禁止の成人映画に相当)を受けてしまった「SAW Ⅵ」ですが、「アンチ・キリスト」のように、いっそ、マジでエロかったら、「パラノーマル・アクティビティ」に勝てたのかも…?!
ホラー映画バトルの気になる興行成績の結果は、月曜アサ恒例の全米映画ボックスオフィスBEST10で、明朝、ご確認ください…!!

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