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ロボ-1

かなり更新の時間が遅れてしまいましたが…、ロバート・ダウニー・Jrを主演にした最新作の「シャーロック・ホームズ」も一応、原作はコミック…とのふれこみながら、実際はその原作コミック?!の方が映画の副産物としか思えなかったガイ・リッチー監督が、今度こそ本格的にDCコミックスの人気キャラクターを映画化することになりました…ッ!!




先ごろ、誕生したディズニー・マーベルという強力なライバルとこれから雌雄を決することになったワーナー・ブラザース/DCコミックス陣営ですが、業界メディアの Variety によれば、その対抗作の第1弾?!としてガイ・リッチーを監督に迎え、「ロボ」を映画化するそうです…ッ!!
「グリーン・ランタン」からスピンオフした「オメガマン」に1983年に初登場した“ロボ”は、青ざめた肌をした身長2メートル10センチの大男のエイリアンで、シガーをくわえた宇宙の賞金稼ぎの傭兵という設定のキャラクターです。
1990年代に人気を集め、名を馳せたロボ(Lobo=狼のことですね)は、マーベルの人気キャラクターであるウルヴァリン(X-MEN)や、パニッシャーといったバイオレンスなヒーローたちのパロディとも言われていますが、日本人にとっては、そのキャラクターのイメージはどこかしら、永井豪の「バイオレンス・ジャック」にかぶるところもあるかもしれません。
ガイ・リッチー監督が映画化する「ロボ」のストーリーは、テレビ界で活躍している脚本家で、プロデューサーのエンジェル・ディーン・ロペスが書き上げたオリジナル脚本を、「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」(2007年)や、「Gガール/破壊的な彼女」(2006年)といった、どうしようもないヒーローものを執筆してきたドン・ペインがリライトしたものを採用するそうです。
具体的な内容としては、4匹のエイリアンの逃亡者を追って、地球にやって来たロボが人間のティーンエイジャーの女の子の助けを借りながら、エイリアンたちを退治する…という内容だそうですが、タフでワイルドが売りのキャラクターにしては、闘うヒロイン?!の女の子とコンビを組む…?!というのは軟弱な印象とも受け取られかねません。しかし、、まぁ、野郎を集客するのに女の子キャラは出さざるを得ないのかもしれませんし、製作のワーナー・ブラザースとしては「ロボ」を、17歳未満保護者同伴のR指定ではなく、実質的に誰でも観られるPG-13に仕上げたいそうですから、「ロボ」はド派手なバイオレンス映画ではなく、結局、CGのSFXで目を楽しませる作品になってしまうのでは…?!と予想されています。
果たして、R指定のギャング映画がお得意のガイ・リッチー監督にはふさわしそうなキャラクターのロボなのですが、そうした製作サイドの目論見の中で、ガイ・リッチー監督が、どれだけ自分の持ち味を盛り込み、新しいコミック・ヒーロー映画を作り出せるか?!が注目のポイントですね。
ガイ・リッチー監督としては、同じイギリス出身で、「バットマン」シリーズでコミック・ヒーロー映画に革命をもたらし、大成功をおさめたクリストファー・ノーラン監督に負けたくはないでしょうから、期待できそうかもしれません。
この「ロボ」のプロデューサーをつとめるのは、ジョエル・シルバーとアキヴァ・ゴールズマン、それに「ドゥームズデイ」(9月19日公開)など、今ひとつイケてないジャンル映画ばかり作っているアンドリューナ・ローナです。
ガイ・リッチー監督のダークヒーロー映画「ロボ」の撮影は、来年2010年初頭からスタートする予定だそうですから、公開は2011年といったところでしょうか…?!

ロボ-2




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