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パラノーマル・アクティビティ-ポスター

素人が作ったノーバジェット(製作費がないに等しい)のホラー映画ですが、どうあがいてもこれ以上に怖くは作れない…と、ハリウッドのメジャー・スタジオ、パラマウント映画がリメイクをあきらめ、映画の超プロたちが負けを認めました…ッ!!







おととし2007年にスラムダンス映画祭などで上映され、そのあまりの怖さが大きな評判となった、製作費わずか1万1,000ドル(約101万円)の超低予算ホラー映画「パラノーマル・アクティビティ(=超常現象)」のリメイク権を、当時、パラマウント傘下にあったドリームワークスが破格の高額で取得した…ッ!!というニュースを、昨2008年1月にお届けしたのを、マニアックなホラー・ファンの方は覚えているかもしれません。
その続報として、スピルバーグ監督のドリームワークスがパラマウント映画を離脱後、パラマウントで「パラノーマル・アクティビティ」を、ハリウッドのスタジオ・ムービーとしてリメイクするプロジェクトを進めてきたプロデューサー、スティーヴン・シュナイダーを、Variety のジョン・アンダーソン記者が取材した記事によれば、テスト試写での高評価を受け、すでに優れた作品をあえてリメイクするのは愚の骨頂…として、パラマウント映画は、無名の俳優を使った真実味のある「パラノーマル・アクティビティ」のリメイクを取り止め、そのまま公開することに決定したとのことで、同映画の度を過ぎた恐ろしさのウワサから、ぜひ、その本編をありのままに観てみたい…ッ!!と願っていたホラー映画ファンは、このパラマウント映画の潔い判断に喝采を送っています!!
ゲームのプログラマーが本業のオレン・ペリが、新居に引越した際の自らの経験を元に、自宅で1週間で製作した「パラノーマル・アクティビティ」は、家にとり憑いているらしい悪意ある霊の証拠をつかもうと、ビデオカメラをセットしたカップルの恐ろしい体験を生々しく描いたモッキュメンタリー・スタイルのホラー映画です。
素人がビデオカメラで作ったモッキュメンタリー…という相似点から、何かにつけ「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(1999年)と比較されている本作ですが、けして映画の最初から最後までが恐ろしい訳ではなかった先駆者に対し、「パラノーマル・アクティビティ」は約99分間の上映時間の間ずっと不気味だ…として、映画の格付けサイト RottenTomatoes では、まだ5件のレビューだけですが、100%の支持率を誇っています。
テキサスのカリスマ映画館アラモドラフト・ハウスが行なっているジャンル映画の祭典ファンタスティック・フェストで、今月9月25日に初めて一般上映される本作について、すでに観た映画ジャーナリストらは、監視カメラのビデオ映像のような作風ながら、映画館のスクリーンで観た方が恐ろしい…と評価してるので、日本でもDVDスルーではなく、映画館に登場することを期待したいホラー映画の逸品ですね…ッ!!




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