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実録・アメリカ超能力部隊-ジョージ・クルーニー-トップ

英語の原題は「The Men Who Stare at Goats」=“ヤギを見つめる男たち”という変な題名の新作映画に出演中のジョージ・クルーニーですが、真剣な眼ざしで見つめているのはヤギではありません……ッ!!




実録・アメリカ超能力部隊-ジョージ・クルーニー

来月9月10日から19日まで開催されるカナダ・トロント国際映画祭でプレミア上映される予定のジョージー・クルーニー製作・主演の最新作「実録・アメリカ超能力部隊」が初公開した写真です。昨2008年11月に撮影中のスニーク・フォトを紹介した本作の内容は、イギリス人ジャーナリスト、ジョン・ロンスンによる原作の邦訳本を出版する文藝春秋の紹介によれば…、

超能力で敵地をスパイし、見つめるだけで敵を倒す! 超能力者だけで編成した特殊部隊。これはSFではなく、現実にアメリカ軍が実行した計画だったのです。ヴェトナムの惨状でトラウマを負った軍人が生み出した構想「第一地球大隊」。武力によって敵を傷つけるのではない優しい軍隊。その構想は軍のなかでどう変容していったのか。アメリカ軍をとりまく奇怪な人物たちを直撃し、イギリス人ジャーナリストが描き出した真相とは? 小説より奇なる真実の物語は仰天必至です。

…とのことで、ジョージ・クルーニーは優しい軍人?!として、眼力だけでワンちゃんの心臓を止めて、命を奪えるか?!、今まさに実験中のようですね…!!
…などと書けば、なんとなくジョージ・クルーニーらしいトボけたユーモアのほのぼの感が漂ってしまいますが、目で見つめるだけで生き物を殺せるわけがなく、この敵に直接、手を下さず闘う超能力研究は、やがて、人間の内面的な弱さを攻める心理戦術へと変化し、グアンタナモ収容所などで今日、米軍が行なってると囁かれる拷問によるマインド・コントロールといった恐ろしい“超能力”の発展へとつながることになるようです…。
と、そんな実は社会派のテーマが盛り込まれているらしい本作を、「シリアナ」(2005)、「フィクサー」(2008年)で社会派エンタテインメントの第一人者となったジョージ・クルーニーが、どういったトーンで映画化しているのか?!、実に興味深いところですが、どうやら、ブラック・コメディらしい…?!ということしか現時点ではわからない「実録・アメリカ超能力部隊」の監督は、ジョージ・クルーニーのビジネス・パートナーとして、「グッドナイト&グッドラック」(2005年)、「かけひきは、恋のはじまり」などをプロデュースしてきたグラント・ヘスロヴです。
ユアン・マクレガーが原作者のジョン・ロンスンをモデルにしたイギリス人ジャーナリストを演じ、イラクでジョージー・クルーニーと出会って、超能力部隊というサブカルなネタから、米軍の闇の奥へと足を踏み入れることになるようです…。
その他の共演者は、ジェフ・ブリッジスケヴィン・スペイシーロバート・パトリックといった、ちょっとクセのある濃い人たちが脇を固めています。
業界メディアの某最大手は素直に、エスパーが闘うSFアクション映画のように紹介していたけれど、たぶん絶対にそうではない注目作「実録・アメリカ超能力部隊」は、アメリカでは11月から公開の予定。製作は、ジョージ・クルーニーとグラント・ヘスロヴ監督が設立したプロダクション、スモークハウスと、英国BBCフィルムズ。配給はオーバーチュア・フィルムズです。




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