ダコタ・ファニングは、坊主はいやん！！、パスね…とハゲを断りましたが、キャメロン・ディアスは思い切って、つるッパゲにし、女優魂を見せつけた
映画がようやく予告編を観せてくれました…！！

ほぼ1年前の昨2008年5月にココとココで、キャメロン・ディアスのツルツルはげ頭を紹介した感動映画「わたしのなかのあなた」を配給するワーナー･ブラザース傘下のニューライン・シネマが予告編をリリースしたので、ご覧ください。
本作は元コミック作家の女流小説家ジョディ・ピコーが2004年に出版した同名のベストセラーを映画化した作品で、原作は日本でも注目され話題となったので、ご存知の方も多いと思います。
で、その邦訳本を出版する早川書房の紹介によれば…

アナ・フィッツジェラルドは13歳。白血病を患う姉ケイトのドナーとなるべく、遺伝子操作によってデザイナー・ベイビーとして生まれてきた。それ以来彼女は、臍帯血の提供にはじまって、輸血や骨髄移植など姉の治療のためにさまざまな犠牲を強いられてきた。ケイトの病状は一進一退を繰り返し、両親はついに残された最後の手段である腎臓移植を決意する。
だが、アナはこれを拒み、弁護士を雇い両親を相手取って訴訟を起こす。「もうこれ以上、姉の犠牲にはなりたくない。自分の体に対する権利は自分で守りたいの」と。突然の娘の反乱に戸惑う両親。しかし、アナの決意は変わらない。はたして前代未聞の裁判の行方は？　そしてケイトとアナの姉妹の運命は……!? 全米の紅涙を絞った感動と衝撃のベストセラー、ついに日本上陸。

…とのことで、なんとタダの涙ではなく、紅の涙、つまりは日本語の意味としては女性の読者に限り涙した…という訳で、何だか男性は泣いてはいけないようですが、映画に関しては男性もジャンジャン泣いて頂いて結構だと思います。
主人公の遺伝子操作で生まれてきたアナを演じているのは、「リトル・ミス・サンシャイン」(2006年)で10歳ながらスケベ・ダンスを踊り、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた天才少女のアビゲイル・ブレスリン。「幸せのレシピ」(2007年)、「幸せの1ページ」(2008年)と幸せ続き？！だった彼女ですが、この新作では不幸に見舞われてしまうようですね。それにしても、キャサリン・ゼタ＝ジョーンズ　→　ジョディ・フォスター　→　キャメロン・ディアスと大物女優ばかりを相手にまわし大活躍ですが、今後もそうした先輩大女優らをお手本にガンバッてほしいです。
そのアビゲイル・ブレスリンに、もう、あなたの犠牲にはなりたくない…と拒否されてしまう白血病の姉ちゃんは、「ミディアム/霊能者アリソン・デュボア」のパトリシア・アークエットの娘アリエルこと、ソフィア・ヴァシリーヴァです。前述のように、ダコタ・ファニングが嫌がったハゲを受け入れ、大役をゲットしました。
姉妹の兄ちゃんジェシーを演じているのは、「24 -TWENTY FOUR-」シーズン6で、キーファー・サザーランドの甥っ子のジョシュを演じていたエヴァン・エリングソンです。両親が妹の病気で手一杯になり、放って置かれたような格好となったジェシーもまた問題を抱えてしまいます…。
そして、病気で髪を失いハゲになった娘の心を慰めるため、自分も頭を剃り上げて同じようにハゲになってみせるお母さんサラをキャメロン・ディアスが熱演し、夫で一家を支える父ブライアンは「スピード2」（1997年)のジェイソン・パトリックです。13歳のアナの訴えを引き受ける弁護士はアレック・ボールドウィンですね。



監督は、父ちゃんの名匠ジョン・カサヴェテスはハリウッドに背を向け、インディーズ映画でガンバッたのに、今や、その息子ながらドップリとハリウッドにつかってしまっている、感動映画「きみに読む物語」（2004年)のニック・カサヴェテス。
原作を脚本化したのはニック・カサヴェテス監督自身と、「きみに読む物語」でもコンビを組んだジェレミー・レヴェンです。
この「わたしのなかのあなた」は、6月26日から全米で拡大公開され、また、とりあえず紅涙は絞ることにはなりそうですが、家族で観られそうな感動映画なので老若男女を問わず、支持を集めそうです。



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