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プレデター-エイリアン

昨日お伝えしたロバート・ロドリゲス監督が「プレデターシリーズイチからやり直す最新作プレデターズ」ですが、映画サイトERCが、同映画を製作する20世紀FOXからプレス・リリースを受けて報じたところによれば、すでに来年2010年7月7日で全米公開日が決定しているそうです!!、その「プレデターズ」について、ロバート・ロドリゲス監督本人はこう語っています…ッ!!




ロバート・ロドリゲス

ロバート・ロドリゲス監督がテキサスで行った、間接的な「プレデターズ」の製作発表?!について、AICNの映画ジャーナリスト、ハリーが当の監督本人を取材したところによれば、「プレデターズ」の企画は、今をさかのぼること約15年前の「デスペラード」(1995年)より前に、同監督が考えたものだそうです。
ロバート・ロドリゲス監督は当時、「プレデター」シリーズを製作する20世紀FOXから、オリジナルの「プレデター」(1987年)の続編の脚本を依頼され、アーノルド・シュワルツェネッガー扮するシェイファー少佐が、プレデターの母星であるジャングルのような惑星に連れ去られ、再びプレデターたちと闘うという内容のストーリーを書き上げ、ジェームズ・キャメロン監督が「エイリアン」(1979年/リドリー・スコット監督)の続編を「エイリアンズ」(邦題「エイリアン2」1986年)と複数形にしたのにあやかり、「プレデターズ」というタイトルをつけたそうです。
ロバート・ロドリゲス監督は、その「プレデターズ」の企画で、依頼されたのが脚本を執筆し、ストーリーを考えることだけで、自分が監督する予定ではなかったのをいいことに、製作費などは度外視し、現実に撮影できるのか?!といった技術的な側面も考慮に入れず、とにかく、クールでおもしろいものにすることだけを念頭に、工夫を凝らして書き上げたそうです。
そうした映画化を前提としないような内容だったためか?!、「プレデターズ」の企画は埋もれてしまったようですが、それから約15年が過ぎた、ある日、20世紀FOXのプロデューサー、アレックス・ヤングから電話がかかってきたそうです。
ロバート・ロドリゲス監督によれば…

アレックス・ヤングは企画を求めて、アレコレと資料を漁っているうちに、俺が書いた「プレデターズ」のシナリオを見つけたんだ。彼はそれを元に「プレデター」シリーズをやり直そうと考え、連絡してきた。うちのプロダクション、トラブルメイカー・スタジオには、「プレデター」ファンの連中がスタッフに大勢いるので、うち向きのプロジェクトだと思い、引き受けることにした。

プレデター

…とのことで、ただし、これから本格的にスタートする新作の「プレデターズ」が15年前の脚本を下敷きとするか?!、どうかはまだハッキリとしていないそうです。
気になるポイントとして、新作の「プレデターズ」にアーノルド・シュワルツェネッガーは出演する予定があるのか?!という疑問が浮かぶと思いますが、それについてハリーに尋ねられたロバート・ロドリゲス監督は…

プロジェクトはまだ初期の段階で、そこまで至っていないよ。今後の進展は逐一、報告するつもりでいる。何たって、「プレデターズ」はマニア向けの企画で、ファンに支持されなきゃならないからね。

…と語り、「プレデターズ」の情報は今後、積極的にリリースしてくれるようです。
また、20世紀FOXの発表では、ロバート・ロドリゲス監督は現在、「プレデターズ」のプロデューサーという位置づけに置かれており、脚本家・監督ともに未定となっています。しかし、昨日、お伝えした情報では、ロバート・ロドリゲス監督は自分で「プレデターズ」を監督すると述べていました。
果たして、ロバート・ロドリゲス監督が「プレデターズ」を自分で監督するのか?!、しないのか?!、映画メディアによって情報や意見が分かれていますが、この点について、ロバート・ロドリゲス監督は…

「プレデターズ」はテキサスにかまえた自分のトラブルメイカー・スタジオで撮影する。そうした普段から自分がいる拠点で製作することによって、折りにふれ、スタジオの現場を覗いては自分が撮影や演出を行うことができる。

…と述べています。つまり、別にメインの監督を誰か立てるのでしょうが、自分も共同監督として全体を監修するという意味合いにおいて、会見の中で、「プレデターズ」を自分が監督すると言ったようです。
シン・シティ」(2005年)でフランク・ミラーと共同監督したのと同じようなパターンということですね。

マチェーテ

また、僕は昨日、ロバート・ロドリゲス監督の目下のプロジェクトは、2010年4月公開が決まっているSFアクション「ナーヴラッカーズ」だと書きましたが、VARIETY は、「グラインドハウス」(2007年)のフェイク予告編を長編化する「マチェーテ」を、イーサン・マニキスと共同監督で6月からクランク・インすると伝えています。
イーサン・マニキスは「デスペラード」の頃から、ロバート・ロドリゲス監督の右腕として編集を手がけてきた、気心の知れた相棒なので、やはり、前述の「プレデターズ」のようなやり方で、「マチェーテ」を共同で監督するということなのでしょう。
よって、ロバート・ロドリゲス監督自身としては、単独でメガホンをとる「ナーヴラッカーズ」の方に、主に専念するだろうというのは変わらないと思われます。
これから来年にかけて、「マチェーテ」、「ナーヴラッカーズ」、そして、「プレデターズ」と、一気に3本も新作映画を仕上げなければならないロバート・ロドリゲス監督ですが、自身の監督作品と真に銘打っていいのは「ナーヴラッカーズ」だけで、「マチェーテ」、「プレデターズ」は、ロバート・ロドリゲス監督と、悪友たちの集まりの“トラブルメイカー・スタジオ作品”と認識した方がいいのかもしれません。
売れっ子の漫画家がアシスタントを何人も抱えて、連載を大量生産するようなシステムを、映画製作に応用しているような感じですね。
これらのロバート・ロドリゲス・ブランドの作品についての情報は引き続き、お伝えするので、お楽しみにッ!!



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