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バーバラ・ブロッコリ-マイケル・G・ウィルソン

父ちゃんの後を継いで家業007映画作りを切り盛りしている肝っ玉の太い女将バーバラ・ブロッコリと、母ちゃんの連れ子種違いの兄マイケル・G・ウィルソンが、二代目の意地を見せようと?!新しいスパイ・アクション映画を作るそうです!!




各映画メディアを通じ、ソニー・ピクチャーズが公表したところによれば、同社は、サスペンス作家マーク・バーネルの近日発売のスパイ・スリラーの新著「リモート・コントロール」の映画化権を取得し、現在は同社の傘下のMGMの傘下で007/ジェームズ・ボンド・シリーズを製作している孫請け?!のイオン・プロダクションが、同小説の映画化のプロデュースにあたることになったそうです。
マーク・バーネルは、ソニー・マガジンズヴィレッジブックスから、代表作である女暗殺者ステファニー・ペトラ・シリーズの邦訳「素顔なき女豹」が日本でも出版されているほか、二見文庫からも同シリーズの「堕天使の報復」が出されているブラジル育ちのイギリスの作家です。
そのマーク・バーネルの最新刊「リモート・コントロール」の内容は、戦争特派員をしていた元ジャーナリストで、現在はイギリスの企業で情報アナリストをしている主人公が、西側の大企業が中国の経済を不安定にするための陰謀を画策している手がかりをつかみ、黒幕を突き止める過程で、同じ陰謀を追っている昔の恋人と再会することに。そして、ふたりは協力し、陰謀を打破しようとしますが…。といったものだそうです。映画化のシナリオは原作者のマーク・バーネル自身が執筆する予定です。
ソニー・ピクチャーズは、007シリーズの「カジノ・ロワイヤル」(2006年)、「慰めの報酬」(2008年)は、言うまでもなく絶好調ですが、ダニエル・クレイグにボンド役を獲られたクライヴ・オーウェンを主演に起用した企業の陰謀サスペンス「ザ・バンク/堕ちた巨像」(公開中)は失敗に終わっているので、スパイ映画作りにかけては本家本元の老舗イオン・プロダクションの女将バーバラ・ブロッコリと、マイケル・G・ウィルソンに「リモート・コントロール」を託したといったところでしょうか?!
自分たちの007/ジェームズ・ボンド・シリーズと比較されることを承知で、「リモート・コントロール」の製作を引き受けたイオン・プロダクションが、007映画とは一味違うスパイ映画として、どのような差別化のメリハリをつけるのか?!が注目ですね。また、マーク・バーネルの前述の女暗殺者ステファニー・ペトラ・シリーズの映画化を、ワーナー・ブラザース傘下のニュー・ライン・シネマが企画しているので、同じ作者の原作の映画化として、そちらの競争でも張り合うことになりそうです。
「リモート・コントロール」はこれから脚本を執筆するので、具体的な製作日程などは当然、未定ですが、誰が主人公を演じることになるのか?!も楽しみですね。
しかし、007ファンの方は、余計な映画を作らないで、早く次の新作のボンド映画を観せてくれよ…ッ!!と文句を言いたいかもしれません?!



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