｢G‐フォース｣と言えば、タツノコプロの傑作アニメ｢科学忍者隊ガッチャマン｣の英語題名じゃなかったけか？！と、アニメや映画に詳しい方は即座に思いそうな、アメリカでは｢ガッチャマン｣とカン違いされかねないズバリの題名｢G‐フォース｣を使って、有名な映画プロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーが実写のアクション映画を作っているとのことだったので、もしや｢ガッチャマン｣に関連した内容や、あるいはパクリか？！と話題になっていた問題作の｢G‐フォース｣が遂にその秘密のベールを脱ぎ、予告編を初公開したのですが、何とも拍子抜けするアホみたいなモルモットのネズミ諜報部員たちが活躍するガキ映画でした！！

｢パイレーツ・オブ・カリビアン｣や、｢ナショナル・トレジャー｣といった大ヒット・シリーズを連発しているディズニーとジェリー・ブラッカイマーのコラボによる最新作のアクション映画は、ご覧の予告編のように、最先端のメカも使いこなせるネズミのモルモットや、モグラ、ハエなどがスパイとして訓練され、特殊部隊のG‐フォースを結成し、世界征服をたくらむ大富豪の魔の手から平和を守る…ッ！！という内容。
ネズミやハエをここまで訓練できるなら、同じやり方を人間に適用した方がよいのでは…？！と、大人…だけでなく子どもも思ってしまいそうですが、ま、映画の対象年齢としては、かなり低めに設定されているのでしょう…。なので、お父さんやお母さんでない方が、実際にこの映画を観ることはあまり無さそうですが、ふ～ん、ニコラス・ケイジの野朗は｢ザ・レスラー｣に出ないで、こっちで声優することを選んだんだ…と思いながら、とりあえず予告編だけでも楽しんでもらえれば…と思います。
その他の声の出演も豪華で、ペネロペ・クルスや、スティーヴ・ブシェミ、サム・ロックウェルが担当しているほか、｢パイレーツ・オブ・カリビアン｣シリーズではタコ？、イカ？のデイヴィ・ジョーンズだったビル・ナイが、本作では素顔で出演しています。
監督は、古くは80年代の｢ブレードランナー｣(1982年)や、｢E.T.｣(1982年)などからSFXに関わり、ジェリー・ブラッカイマー製作の｢アルマゲドン｣(1998年)や、｢コン・エアー｣(1997年)などでヴィジュアル・エフェクツのスーパーバイザーをつとめてきたホイト・イエットマンが、本作でデビュー。脚本は、｢ナショナル・トレジャー｣シリーズのコーマックとマリアンヌのウィバーリー夫婦です。
このアニマル版科学忍者隊｢G‐フォース｣は、6月24日全米公開の予定。誰か、ニコラス・ケイジに仕事の選び方、アドバイスしてやってください！！





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