神々の王国に踏み込むことを最初に辞退したブライアン・カーク監督（「マイ・ボーイ・ジャック」2007年）は、金銭面での折り合いもつかなかったようですが、女流のパティ･ジェンキンス監督は、あくまでも映画の内容の創造性で、意見がもの別れとなってしまったようです…！！






美人女優のシャーリーズ・セロンが、あえて売り物の美貌を封印した醜悪なメイクで、同性愛者を演じ、自分の演技力だけをアピールした結果、見事にオスカーの最優秀主演女優賞に輝いた傑作「モンスター」（2003年）で知られる女流のパティ･ジェンキンス監督が、ディズニー・マーベルの大ヒット・コミックヒーロー映画（2011年）の待望の続編「ソー2」から降板してしまったことを、業界メディア Deadline の映画記者 マイク・フレミングが伝えてくれました！！

いまだにクソッタレ男社会のハリウッドで、女性として初めて、メインストリームのコミックヒーロー映画の大作を手がけることで、大きな期待が寄せられていたパティ･ジェンキンス監督ですが、詳細は不明なものの、冒頭のように、映画の題材への取り組み方の姿勢の違いから、マーベル・スタジオと意見をひとつにできず、「ソー2」から降板の残念な事態となってしまったようです。
しかしながら、まぁ…、また男尊女卑か…！！、もういい加減に映画界は女を差別するのをやめろ…！！といったクレームが、人権団体のフェミニストからあがるのを牽制する意図もあるのかもしれませんが…、

ケネス・ブラナー監督の後を引き継ぐ続編がたまたま、パティ･ジェンキンス監督には合わなかっただけで、マーベルが求めるコミックヒーロー映画の監督としては、引き続き適任者と判断できることから、同社は今後、製作する予定の別の作品を、パティ･ジェンキンス監督に任せる心づもりだそうです。なので、これから浮上するマーベルのコミックヒーロー映画の新プロジェクトでは、常にパティ･ジェンキンス監督の名前がリストアップされるのかもしれません。

いずれにしろ、全米公開日がすでに2013年11月15日に決定している「ソー2」は、新年9月に予定しているクランクインのスケジュールを守るため、すぐにでも後任の監督を決定しなければならないため、マーベルは各タレント・エージエンシーに働きかけをしているそうです。しかし、これまでに白羽の矢を立てたブライアン・カーク監督も、パティ･ジェンキンス監督も、才能こそ申し分ないものの、主な活躍の舞台はテレビで、映画監督としての実績は浅く、それゆえに監督料のギャラを値切ることができる、お得な人材だったので、映画ファンがよく知る有名監督ではなく、えッ？！、それ誰…ッ？！といった人物がピックアップされることになるのかもしれませんね…！！
早ければ、年末年始のホリデイに突入するクリスマスまでに、新監督が決まるかもしれませんし、「ソー2」の今後の展開を楽しみにしておきましょう…！！





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