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「ゴッドファーザー」トリロジーや、「地獄の黙示録」(1979年)といった映画史に残る傑作で尊敬を集める巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督が、娘のソフィア・コッポラ監督の「サムウェア」(2010年)でも、生まれ持った演技の才能を発揮した、「スーパー8」(2011年)のエル・ファニングを主演女優に起用した最新作「トゥイクスト(Twixt)」の写真を、エンタテインメント・ウィークリーが初公開してくれました…!!
コッポラ監督がトルコのイスタンブールを訪れた際に見た悪夢?!を発想の原点として、ナサニエル・ホーソーンや、エドガー・アラン・ポーの少し薄気味の悪い小説からインスパイアを受けながら、自らシナリオを書き下ろした本作は、元バットマンのヴァル・キルマーが演じる落ち目のホラー小説家が、本を売るキャンペーンのブックツアーで訪れた小さな町で、自分はヴィー(V)…と名乗る少女の幽霊が夢に現れる超常体験をしたことから、その少女が殺された事件の謎解きに挑むことになり、作家の想像力を超えた真相にたどり着くことになるそうです…!!

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ヴァル・キルマーを殺人事件へと導く幽霊の少女ヴィーはもちろん、エル・ファニングで、奇妙なメイクは、すでに死んでるゴーストだからのようですが、身に着けている衣装の雰囲気から察すると、彼女が殺されたのは最近のことではないようですね…。今年2011年5月に行われたヤング・ハリウッド・アワーズで、プレンゼンターとして、エルに年間最優秀の映画女優賞を与えたコッポラ監督が、来年もエルが同賞を獲れるように?!起用した「トゥイクスト」の共演者は…、「ウィロー」(1988年)でヴァル・キルマーと共演し、結婚&離婚した元嫁さんのジョアンヌ・ウォーリー、「帰郷」(1978年)の名優ブルース・ダーン、「完全犯罪クラブ」(2002年)のベン・チャップリン、コッポラ作品では常連と言えるドン・ノヴェロ、そして、コッポラ監督の前作「テトロ」(2009年)から引き続いて起用され、エル・ファニングとは前述の「サムウェア」に続けて共演…ということは、つまり、コッポラ家のお抱え俳優のようなアルデン・エーレンライク。
そもそもは「トゥイクスト・ナウ・アンド・サンライズ(Twixt Now And Sunrise) 」=“今と日の出の間をつなぐもの…” といったニュアンスの題名だったのを、「トゥイクスト」のひと言に短縮したことで、ちょっと意味がわかりにくくなってしまった本作の配給や、公開時期についての詳細は未定ですが、コッポラ監督は前作「テトロ」と同様に配給会社には頼らず、インディーズ映画の本作を自主配給で小規模にリリースしていくものと考えられています。
コッポラ監督は本作のプレゼンのため、今週木曜日(7月21日)から始まるサンディエゴ・コミック・コンにやって来ることになっているので、その席でさらに映画の詳細が明かされるかもしれません。ちなみに、ヴァル・キルマーの演じる主人公の作家の人物像のモデルは、「ゴッドファーザー」の原作者のマリオ・プーゾだそうです。




ユニバーサル映画がスティーヴン・キング原作ダークタワーの映画・テレビ化をキャンセルして製作中止!!

「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズのロン・ハワード監督が、主人公のガンスリンガー、ローランド・デスチェイン役に、「ビューティフル」(2010年)の演技で、今春の第83回アカデミー賞の最優秀主演男優賞にノミネートされたハビエル・バルデムを起用し、映画・テレビ化を進めていた、スティーヴン・キング原作「ダークタワー」のプロジェクトを、製作のユニバーサル映画がキャンセルして、製作中止に相成ったことが明らかとなりました。
ユニバーサル映画は製作中止に到った理由を公表していませんが、全7巻の原作を3本の映画と、それぞれの映画の間の物語を橋渡しする2本のテレビシリーズにして完全映像化するといった構想の巨大プロジェクトの規模とリスクが、ユニバーサル映画にとっては負担が大きすぎたことが原因だったようで、ひとまず1本の映画を作り、その後は様子を見て…といった同社の妥協案に対して、ロン・ハワード監督側が納得できなかった模様です。よって、「ダークタワー」の映像化を断念したJ・J・エイブラムス監督から、原作を引き継いだロン・ハワード監督のプロダクション、イマジンは、製作費を提供してくれる新たな出資者(社)を求めなければならないことになりますが、「ロード・オブ・ザ・リング」級と言われる企画だけに、同映画のプリクエール「ホビット」を製作中のワーナー・ブラザースが受け皿となる可能性が高い…と見込まれています。
キングの原作のファンの方には残念なお知らせですが、ユニバーサル映画はこれまでにも「ダークタワー」の企画を足踏みさせていましたから、ついに音を上げてしまったか…といった、来るべき終わりが来た…といった感じですね。追って、「ダークタワー」のプロジェクトの受け入れ先が決まり、具体的な進展があれば、また続報をお伝えしますが…、実際にワーナー・ブラザース製作となれば、もしかして、主演にバットマン=クリスチャン・ベールが復活するでしょうか…?! (via: Deadline NY)

《関連記事》
The Dark Tower : 「ダークナイト」から「ダークタワー」へ!!、スティーヴン・キング原作の映画・テレビシリーズに、バットマンAKAクリスチャン・ベールが主演する可能性が濃厚!!(11.1.27)




エマ・ワトソンがギレルモ・デル・トロ監督とのコンビで美女と野獣のリメイクに挑戦!!


スティーヴ・カレル主演のコメディ映画「クレイジー、ステューピッド、ラブ」を、ワーナー・ブラザースの配給で来週末7月29日から全米公開する、映画プロデューサーのデニース・ディ・ノーヴィが、現地ニューヨークでは今日となる7月18日に行った同映画の宣伝記者会見の席上で明らかにしたところによれば、ギレルモ・デル・トロ監督を製作総指揮に迎えて企画している「美女と野獣」のリメイク映画のプロジェクトに、先週末に世界で封切られた「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 2」で、ハーマイオニーを完全に演じきったエマ・ワトソンが参加し、主演することが決定したそうです!!


ギレルモ・デル・トロ監督とエマ・ワトソンがコンビを組む「新・美女と野獣」に関して、現在わかっている情報は以上がすべてで…、とりあえず、エマ・ワトソンは野獣ではなく、美女の方だろうな…!!といった、当たり前のことしか言えませんが、近年はジャン・コクトー監督の作品(1946年)ではなく、ディズニー・アニメで有名な「美女と野獣」(1991年)は、ヴァネッサ・ハジェンズを主演に起用し、「トワイライト」を意識した現代版の「ビーストリー」が今春の全米公開で大失敗しています…。そうした最近のロマンス志向の作品に対して、ギレルモ・デル・トロ監督の作家性にもとづけば、よりダークで、ホラー色を増した「美女と野獣」になりそうな感じですが、もしかすると、「パンズ・ラビリンス」(2006年)の主人公の少女と、ダグ・ジョーンズが演じたクリーチャーのパンとの関係なんかが参考になるのかもしれません。また、デニース・ディ・ノーヴィは、ティム・バートン監督の「シザーハンズ」(1990年)のプロデューサーですから、そういった彼女の経歴も、「新・美女と野獣」のヴィジョンを憶測するうえで参考になるかもしれませんね。

しかし、まぁ、いずれにしろ、ギレルモ・デル・トロ監督は、菊地凛子ちゃんを主演女優に抜擢したSF怪獣映画の超大作「パシフィック・リム」の今秋11月のクランクイン(全米公開は2013年7月12日)に向けて、多忙でしょうし、エマ・ワトソン主演の「新・美女と野獣」のプロジェクトが急ピッチで進むとは、ちょっと考えられません…。なので、気長に進展の続報を待つしかありませんが、ギレルモ・デル・トロ監督は、その「パシフィック・リム」のプレゼンのため、菊地凛子ちゃんをはじめとする同映画のメイン・キャストを伴って、今週木曜日(7月21日)から始まるサンディエゴ・コミック・コンにやって来ますから、ひょっとすると「新・美女と野獣」についても言及されるのかもしれません。ギレルモ・デル・トロ監督の動向に引き続き、注意を払うことにしましょう…!! (via: ComingSoon)

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