************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************



UPDATE : 業界メディア Deadline が、New York Post に対抗して?!、ハビエル・バルデムが「ダークタワー」の主演俳優として、ユニバーサル映画からオファーを受けたことを報じました…!!、ただし、ニュースを伝えたマイク・フレミングによれば、オファーだけで、まだ実際の出演交渉は始まっていない…とのことです。果たして、 Deadline と New York Post のどちらが正しいのか?!、ちょっとまた混乱してきました…!!


ウルトラ・ベストセラー作家のモダンホラーの帝王スティーヴン・キングの世界を集約したような大作の超長編小説「ダークタワー」の完全映像化のプロジェクトについては、2008年9月にまったく進展がない…と伝えたまま放置して、後回しにしてきましたが、近日中にも、それが具体的に動き出す見込みなので、レポートをスタートしていこうと思います…!!






全7巻もある原作に、さすがにぼくも未だ手をつけられていないので、邦訳本を出版する新潮社の紹介文を、ひとまず引用させていただくと…、
“なにもかもが奇妙に歪んだ地、この世ならぬ異境で〈黒衣の男〉を追い続ける孤高の男がいた。最後の〈ガンスリンガー〉、拳銃使いのローランド。彼はひとりの少年と出会い、ともに旅を続けるが――。〈黒衣の男〉とは何者なのか? ローランドの過去とは? そして、〈暗黒の塔〉とは……? 幾多の謎を秘めた壮大な探求の旅、ダーク・ファンタジーの金字塔が、いま開幕する!”
…とのことで、主人公のガンスリンガー、ローランド・デスチェインが、世界を荒廃に導いてしまっている暗黒の塔を探し求めて、それを修復するための壮大な旅の物語だそうです。

この「ダークタワー」の映像化については、過去にも記したように、メディアの天才J・J・エイブラムスと、その相棒の脚本家デイモン・リンデロフの才能に惚れこんだスティーヴン・キング自身が、クォリティの高い映画やドラマにしてほしい…との希望から、たったの19ドル、つまり、ひとり1,000円?!の超出血価格で、映画化権をはじめに売り渡しました。
しかし、J・Jとデイモンのコンビは、大ヒットTVシリーズ「LOST」のその場限りで答えのオチはない謎をひねり出すのに忙しかったばかりか、パラマウント映画で「ミッション・インポッシブル」シリーズや、新生「スタートレック」シリーズといった、いわゆるドル箱映画を複数まかされることになってしまったため、ピーター・ジャクソン監督がJ・R・R・トールキンの原作の世界をじっくりと吟味して、「ロード・オブ・ザ・リング」トリロジーを作り上げたような大仕事に匹敵する「ダークタワー」の映像化には着手する余裕がまるでなくなってしまいます…。そのため、2009年の秋に、J・JがMTVの取材に応じて、「ダークタワー」の映像化を断念したことを表明し、2,000円?!の権利はキングに返却されてしまいました…。

そして、それから半年ほど過ぎた翌2010年の春になって、「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズの大ヒットや、「フロス トVS. ニクソン」(2008年)などの傑作で知られるロン・ハワード監督のプロダクション、イマジンが、断念したJ・Jのプロダクション、バッドロボットの後継に浮上し、キングと話し合いを持った結果が実を結んで、正式に映画化のプロジェクトがスタートされることを、昨2010年9月8日にユニバーサル映画がプレス発表した運びとなりしました。
ユニバーサル映画とイマジンの構想では、全7巻の原作を3本の映画と、それぞれの映画の間の物語を橋渡しする2本のテレビシリーズを製作する…!!というスケールの大きなもので、ロン・ハワード監督がメガホンをとる第1作めの映画の全米公開日を再来年2013年5月17日をメドの目標として設定し、下準備を進めています。


ここまでの「ダークタワー」の映像化をめぐる展開で、まっとうな映画ファンのCIAリーダーのみなさんの多くは、謎のモンスター映画「クローバーフィールド」(2008年)や、前述の「LOST」、新生「スタートレック」のJ・J・エイブラムスとデイモン・リンデロフのチームが作るのに比べて、「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズの連中が手がけるのなら、あんまりコアな作品は期待できないなぁ…と、諦め気味の「ザ・ジレンマ」を感じてしまったと思うのですが、それでも注目の大プロジェクトであることには変わりない「ダークタワー」に主演して、主人公のガンスリンガー、ローランド・デスチェインを演じる俳優として、昨2010年末に New York Post が、「ダークタワー」の作品像をイメージするのに、よく比較によくあげられる前述の「ロード・オブ・ザ・リング」トリロジーに出演し、「ザ・ロード」(2009年)で、荒廃した世界を旅した経験もあるヴィゴ・モーテンセンと、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督とコンビを組んだ最新主演作「ビューティフル」(2010年)の演技で、来月2月末に授賞式が行われる第83回アカデミー賞の最優秀主演男優賞にノミネートされたハビエル・バルデムの両者が候補にあげられていることをスクープしました。


スティーヴン・キング原作のロン・ハワード監督作品シリーズ「ダークタワー」に、ヴィゴ・モーテンセンもしくは、ハビエル・バルデムのどちらかが主演するかもしれない…!!という New York Post の記事は、今年2011年になって、それが事実であることが確認されているので、どうやら、 New York Post は、この「ダークタワー」のプロジェクトに関して、かなりしっかりとした独自のニュースソースのコネクションを持っているものと思われています。
で、ようやく本題ですが、その New York Post がニューヨークでは今日となる1月26日付けの最新ニュースで、先の両者を出し抜いて追い越し、「バットマン」シリーズのクリスチャン・ベールが「ダークタワー」に主演する可能性が濃厚である…!!と情報を訂正しました…!!
果たして、ダークナイトが「ダークタワー」に主演!!というスクープがダジャレではなく、真実か、どうか?!は、ロン・ハワード監督のビジネス・パートナーとして、一緒に製作プロダクションのイマジンを立ち上げ、同シリーズのプロデュースをつとめるブライアン・グレイザーが、近日中に「ダークタワー」のキャストを発表する…!!とメディアで公言していますから、早ければ今週中、もしくは来週のうちには、ダークナイトが「ダークタワー」に主演の New York Post の記事の真偽が明らかになるかもしれません。

ハビエル・バルデムと同じく来月第83回アカデミー賞に参加して、「ザ・ファイター」(2010年)の演技で、最優秀助演男優賞の部門で本選に挑む…までもなく、単にオスカー像をもらいに行くだけに等しい…と言って差し支えのない名優クリスチャン・ベールは、西部劇のジャンルで「3:10 トゥ・ユマ」(2007年)を成功させていますから、その世界観が西部劇を思わせると言われる「ダークタワー」に主演する資質は存分にあり、的を得たキャスティングだと言えます。
また、「バットマン」シリーズで全世界に、その名前もしくは顔を知られているクリスチャン・ベールのほうが、ヴィゴ・モーテンセンや、ハビエル・バルデムよりも集客力が期待され、ビジネス面の観点からも、より有効な起用だと納得することが可能でしょう。

しかし、一方で、クリスチャン・ベールの俳優としての才能を理解されている大ファンの方は、ようやく「バットマン」シリーズが完結するクリスチャン・ベールが、矢継ぎ早にまた、さらに長期間の拘束を求められる「ダークタワー」のような作品に主演する…というのは、バットマンから解放されて、今後はもっと色んな映画で、様々なキャラクターに挑戦していけるはずのクリスチャン・ベールにとって、演技者としての天分を伸ばす機会と時間を失うことにも成りかねない…と、不安をまじえた否定的な思いもよぎったかもしれません。
そうした辺りで、クリスチャン・ベールがどういった判断を下すのか?!、バットマン・シリーズ後のキャリアを大きく左右することになりそうな、「ダークタワー」のキャストの発表が楽しみですね。
なお、 New York Post は、クリスチャン・ベールの共演者として、主人公エディの妻を演じる女優の候補の筆頭に、ジェニファー・カーペンターの名前をあげています。
ジェニファー・カーペンターは、悪魔祓い映画の「エミリー・ローズ」(2005年)や、スパニッシュ・ゾンビ・ホラー「REC」(2007年)のハリウッド版リメイク「クアランティン」(2008年)などに出ていた人ですが、殺人鬼のデクスターの妹でんがな!!と言えば、一番手っ取り早いのかもしれません!!





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