************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


デヴィッド・フィンチャー監督のリメイク版「ミレニアム」の第1章「ドラゴン・タトゥーの女」(12月21日全米公開)の予告編のように、自分たちで故意に流出させた自作自演ではない、本当に海賊版の観るに耐えない盗撮画質の予告編が出まわった事態に対応してか?!、流出のソニーが予定をくり上げて、「アメイジング・スパイダーマン」の予告編を早々と公式にリリースしました…!!、インディーズのいわゆるミニシアター系?!の暗い青春映画のようなトーンと、ゲームから拝借してきたような主観映像によるスパイダーマンの描き方に、ちっともアメイジングではない…といった、不満の声が沸き起こっています…。









シリーズ最新作「スパイダーマン4」の製作準備を進めていたサム・ライミ監督と、主人公のトビー・マグワイアを電撃解雇し、映画監督デビュー作のインディーズ映画「(500)日のサマー」(2009年)が好評を博したミュージック・ビデオのディレクター、マーク・ウェブを後任に起用するといった、思いきった手段で、ソニー・ピクチャーズが仕切り直しを目論んだ新生スパイダーマン・シリーズ第1弾「アメイジング・スパイダーマン」の予告編です…!!

果たして、「バットマン/ザ・ダークナイト」(2008年)に影響されて、右にならえをしたものか?!はわかりませんが、キャンベル・スコット(「スパニッシュ・プリズナー」1997年)演じる父のリチャード・パーカーと、前述の「ドラゴン・タトゥーの女」に出演しているエンベス・デイヴィッツの母メアリーの両親と幼い頃に生き別れた主人公のピーターが心に陰りを抱えたまま成長して、アンドリュー・ガーフィールドになった…という哀しい生い立ちの紹介から始まる予告編は、コミックヒーロー映画というよりは、痛い青春像を描いたインディーズ映画のような感じで、未だサム・ライミ監督のイベント・ムービーらしい派手なアクション映画の「スパイダーマン」シリーズの印象が鮮明なファンは、マーク・ウェブ監督が提示したスパイダーマン・シリーズの新たな方向性の趣に興味よりかは、失望の落胆の方をより多く抱いてしまったらしく、この初公開された予告編には本当にガッカリした…といった声や、見せかけだけダークな「トワイライト」を意識した…?!といった不名誉な指摘が、映画のサイトやブログでは伝えられています…。


また、途中まで、いったい何の映画だか?!よくわからない、バラバラな印象のカットが重ねられた末、最終的に本作がスパイダーマンの映画であることを明らかにした最後のスパイダーマン・ジャンプのアクション・シークエンスの描き方も、ゲーム映像でよく観られる POV の主観映像を拝借して、模倣したような感じで知恵が足りず、サム・ライミ監督の演出と比較して、新鮮味とダイナミックさの両面で見劣りする…と不評を買ってしまっています…。


しかし、主に映画の存在を告知することが目的の第1弾の予告編から、映画全体の出来栄えを見越して、判断することはできないわけですが、しかし、約2分半もある予告編は、いわゆるティーザーとも言いがたく、あらためて力量が認められた?!サム・ライミ監督は、ほぼ同じ尺の自らのシリーズ第1弾「スパイダーマン」(2002年)の予告編に(↓)、これだけの情報量を詰め込んでいました…!!



下手をすると、リアリズムを目指したことで墓穴を掘った「スーパーマン・リターンズ」(2006年)の二の舞として、第1作めだけで終わってしまうかもしれない?!「アメイジング・スパイダーマン」の悪役は、リス・エヴァンス(「ヒューマン・ネイチュア」2001年)が演じるトカゲ男のリザード。ヒロインのグウェン・ステーシーに抜擢された、お笑いマドンナのエマ・ストーンが映画に明るさをもたらしてくれるといいのですが、昨2010年末にセット・フォトを紹介したように、彼女はお葬式に出席する立場になってしまいますから…、ギャグをかますわけにもいきませんね…。


マーク・ウェブ監督が選んだ、サム・ライミ監督版とは大きく異なる「アメイジング・スパイダーマン」の方向性は是か、非か?!、フォーラムにトピックを作ったので、ついに初公開された予告編をご覧になって、意見や感想のある方は書き込んでください…!!、ソニー・ピクチャーズ製作・配給のコミックヒーロー映画「アメイジング・スパイダーマン」は、来年2012年7月3日から全米3D公開!!、同時期公開のバットマン・シリーズ完結編「ザ・ダークナイト・ライズス」(2012年7月20日全米公開)と比較されることは必至であることを踏まえても、やっぱり、本作はもう少し明るいヒーロー映画のほうがよかったかも…?!

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