************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


冗談半分に「シャッターアイランド」(2010年)をリメイクと書きましたが、どうやら、本作のミステリーの謎の核心は、その名匠マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオがコンビを組んだ傑作と、ほとんど同じらしいことが、予告編で堂々とネタバレされています…!!、配給のユニバーサル映画から、そうした扱いを受ける「ドリームハウス」はどうでもいい映画なのかもしれませんが、しかし、本作の予告編を観たり、記事を読むことは、「シャッターアイランド」のネタばらしにつながってしまいます!!、なので、「シャッターアイランド」をまだ観逃がしてるんですよ…という人は、二番煎じ?!の「ドリームハウス」の予告編は観ないほうがいいかもしれません…!!









描かれている絵柄のデザインは本作「ドリームハウス」でも、添付されているスタッフやキャストの文字のクレジットは無関係な別の映画…という、チンプンカンプンなポスターを今月7月初めに紹介した、夫婦役のダニエル・クレイグとレイチェル・ワイズが本当に結婚して、現実に夫婦になってしまった…!!という話題で注目の最新作の予告編を、ユニバーサル映画が初公開したので、前述のようにネタバレを気にしないという方だけ、ご覧ください…!!

実の娘のナオミとカースティンと一緒に脚本を執筆した自伝的な「イン・アメリカ」(2002年)が高い評価を受けた後、新境地に挑んだ音楽映画の「ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン」(2005年)が失敗したのに続けて、他人の映画のリメイクに挑んだ前作「ブラザーズ」(2009年)も空振り…と、低迷期の名匠ジム・シェリダン監督が心機一転、やはり、初の試みであるホラータッチのサイコ・スリラー映画に挑んだ「ドリームハウス」は、ダニエル・クレイグ演じる出版事業で成功した主人公のウィル・アテントンが、せわしい大都会のニューヨークで仕事するのをやめ、レイチェル・ワイズの妻リビーと、ふたりの娘を連れ、閑静なニューイングランドに転居したまではよかったものの、穏やかな新生活を楽しんだのも束の間、移り住んだ新居で、かつて、父であり夫の男性の手によって、妻とふたりの娘が惨殺される…!!という恐ろしい事件が起こった因縁を知ったことから、自分たちの身にも危険が及ぶ可能性を察知したウィルは、過去の事件の真相を調べることに…、


といった発端から、殺人鬼の所在を精神病院に求めたダニエル・クレイグのウィルが、なんと!!、そこに入院していたのは実は自分自身だった…!!といった衝撃の真実?!に遭遇し、「ドリームハウス」のタイトルの意味は念願の “夢のわが家のマイホーム” といったニュアンスではなく、狂ったダニエル・クレイグの妄想らしい?!といったことが、上 ↑ の予告編で、すべて暗示されてしまっています…。


隣人のナオミ・ワッツの謎めいた存在を考慮すれば、この「ドリームハウス」には、さらにひとひねりの展開や、斬新なオチが待ち受けているのかもしれませんが、家族を自分の手で殺めた男が精神を病み、その苦悩から逃れる手段として別人格を作り出して、妄想の中で他人になり切っている…というのは、とりもなおさず、冒頭に示した「シャッターアイランド」の物語の核心に他ならず、誰もが観ても、この映画はひとまず、「シャッターアイランド」のパクリで二番煎じだろう…と断じてしまう可能性は否めないように思えます…。


先のポスターの記事でお伝えしたように、撮り直しや公開延期…といった、ギクシャクの経緯から、すでに失敗作のように考えられていた本作ですが、ユニバーサル映画が自社のサマームービーの勝負映画「カウボーイズ&エイリアンズ」(来週末7月29日全米公開)の主役のヒーローにまで起用した007/ダニエル・クレイグの主演作ながら、本作をぞんざいにする理由は、そうしたストーリーが「シャッターアイランド」に酷似している…、もしくは「シャッターアイランド」に先を越されたことを問題視しているのかもしれないことが、映画を公開してから、パクリ映画だ、金返せ!!と言われるよりは、あらかじめ大胆に内容を露わにしておこう…といった予告編の作り方から窺える感じです…。


テレビの2時間ドラマのサスペンスにハラハラできる視聴者ならまだしも、これだけネタバレの予告編を観せられたら、目の肥えた映画ファンはもう、お金を払って映画館で観ようとは、まず思わない「ドリームハウス」は9月30日から全米公開!!、ジム・シェリダン監督が低迷期から脱するのは、また次回作に持ち越し…となってしまいそうです。

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