************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


今朝ご覧いただいたBEST10ランキングから、お察しになった方もいるかもしれませんが、この週末は20世紀FOX/ブルースカイのアニメ映画「リオ」が4,000万ドル台の今年2011年で最大のオープニング・ヒットを記録したほか、小品の「ソウル・サーファー」が人気の波に乗り、少女アサシン映画「ハンナ」、ホラー映画「インシディアス」、SFアクション映画「ソース・コード」といった異なるジャンルの個性的な作品が、内容の観応えで集客を維持したことから、先週の前回(4月8日~10日)との比較では全体で約17%の売り上げをアップし、前年同時期と比べても、約12%増しといった活況で、ひさしぶりに映画館にお客さんが戻ってきてくれた…!!といった印象の週末興行成績となっています。
しかし、先週末の初日速報でもお伝えしたように、「リオ」のオープニング成績=約4,000万ドルは、その出足の数字が期待ハズレと言われた昨春のドリームワークス・アニメ作品「ヒックとドラゴン」(2010年3月公開)のオープニング成績=約4,373万ドルを下回っているばかりか、FOX/ブルースカイの看板シリーズ「アイス・エイジ」の第2弾(2006年3月公開)のオープニング成績が約6,803万ドルだったことを振り返ると、そのマイナスの幅は大きく、総じて春公開のアニメ映画の国内でのオープニング成績は下落の傾向にある…と言うしかありません。が、それでも今一度、「リオ」に限って、話を戻すならば…、






同映画は先行公開した諸外国の売り上げをあわせて、すでにトータルで約1億7,000万ドル前後を稼ぎだしているため、20世紀FOXは興行で製作費の約9,000万ドルを回収するメドが早くも立っていることになります。また、「リオ」のオープニング成績は、やはり、同額の約9,000万ドルの製作費で完成させた「アイス・エイジ」シリーズの第3弾(2009年)のオープニング成績=約4,169万ドルとほぼ同等であるため、同映画が最終的に全世界で約8億8,668万ドルを売り上げたメガヒットになった実績を考慮すると、「リオ」にもそれに近いポテンシャルが見込まれることになり、よく知られた既存のシリーズではない、全く新しいアニメ・シリーズの第1弾としては、FOXはうまいことやりやがったな、コノヤロー!!と、他社も羨む大成功をおさめた…!!と評価することができそうです。
よって、以上のような状況から、ハリウッドの映画スタジオは春アニメについては海外展開に期待を託し、国内には多少、目をつぶっているらしい…というのが察せられるものの、転ばぬ先の杖として、今後の公開プランや、家族みんなで観る3Dアニメ映画の鑑賞料金のあり方などは、修正の検討を重ねておくほうがよいのかもしれません。(だから、鑑賞料金は VOD で映画を配信して、映画館を失くせば済む話だ…となるのかもしれませんが…)
と、以上のように、ひとまず、商業的に空に羽ばたくことができた「リオ」は内容についても、Metacritic のまとめによれば、よかったのレビューが19件、まぁまぁの中間レビューが8件、けなしているレビューはなんと、1件もございませんことよ!!で、子ども向けのアニメ映画として観た場合、概ね好評だったわけですが、約11年ぶりに復活した「スクリーム4」は、そういう訳ではなかったようです…。


           以下の本分は、CIA-Exclusive でお楽しみください!!
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実を言うと、先週はグーグルから、とあるジョークの記事について、これはちょっとカン違いを招きますよ…!!というお達しがあったことで、その関係に労力を割き、「ハンナ」の興行記事を書くことができませんでした。ガックシ…。
申し訳ありませんでした。なので、カンパしてくれる読者スポンサーの映画ファンの方が増えることを希望します…。


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