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バイオレンス映画のレジェンダリー・ディレクターとして、各国の映画マニアから尊敬を集める故キンジ・フカサクが、高見広春の同名小説を映画化し、晩年に悪名をとどろかせたクレイジー・ジャパニーズ・フリック「バトル・ロワイアル」(2000年)からインスパイアされたと言われる、スーザン・コリンズのベストセラー小説「ザ・ハンガーゲーム」に主演して、来年2012年春の映画界の話題を独占する女優の筆頭候補に、ジェニファー・ローレンスが躍り出てしまったようです…!!





昨2010年秋に原作小説の一部の見せ場を映像化した、大変によく出来たショートフィルムを紹介したことで、原作を知らないCIAリーダーの方も、何となく、あぁ、あの作品か…と雰囲気を察していただいているかと思う近未来サバイバル・ファンタジーの小説シリーズ「ザ・ハンガーゲーム」は、3,000年後に独裁国家のパネムとなったアメリカで、国内各地区代表の24人の少年少女たちが、最後のひとりになるまで殺しあうバトルロワイヤルの殺人ゲームが行われている…というお話で、その映画化にあたっては当然、ショッキングな描写が期待されることから、進展に関心が寄せられ続けています。
そのため、主人公の16歳の少女の戦うヒロイン、カットニスの役を得ることは、ハリウッドの若い女優にとって、このうえない脚光を浴び、スターの地位を確立する飛躍の踏み台になるものと見なされ、役の行方が業界の内外を問わず話題となって、これまでに、「キック・アス」(2010年)のヒットガール=クロエ・モレッツちゃん、「サッカーパンチ」(今月25日全米公開)のベイビードール=エミリー・ブラウニングに、同映画の共演者である「ハイスクール・ミュージカル」シリーズのヴァネッサ・アン・ハジェンズ、「ゾンビランド」(2009年)のアビゲイル・ブレスリンちゃん、そして、コーエン兄弟監督の名作西部劇「トゥルー・グリット」(2010年)で、先の第83回アカデミー賞の最優秀助演女優賞にノミネートされたヘイリー・スタインフェルドちゃんに、やはり、同オスカーで最優秀主演女優賞にノミネートされ、受賞しても、おかしくなかった…と、同情を集めているジェニファー・ローレンスの名前などが、続々とウワサにあげられていました。


そうした並みいる候補の群れから、ジェニファー・ローレンスが抜け出て、頭角を現したようなのですが、この件を初めに伝えたのが Variety であるため、記事にすべきかどうか、迷ったものの、2大業界メディアの一方 Deadline が、“製作のライオンズゲートが来週、ジェニファー・ローレンスにオファーし、両者が出演交渉を開始する模様…”と、 Variety とほぼ同じ内容のニュースを流したのに加え、もう一方の THR も、まだ何も具体的な動きはない…と、他のメディアの報道に対して、やや先走り感を匂わせながらも、ジェニファー・ローレンスが筆頭候補であること自体は認めているので、どうやら、週明け以降、「ザ・ハンガーゲーム」のキャスティングが、いよいよ、ウワサではなく、現実に進展することになりそうです…!!
ただし、前述のように、ヒロインのカットニスのキャラクター設定は16歳なのに、ジェニファー・ローレンスはすでに20歳ですから、演技の才能は申し分ないものの、果たして、年齢的にジェニファー・ローレンスがふさわしいのか?!といった疑問や、ジェニファー・ローレンスの年齢にあわせて、原作と映画では内容が変えられてしまうのではないか…?!といった、「ザ・ハンガーゲーム」ファンからの心配の声はあげられることになるのかもしれません。

キンジ・フカサクとセンスを比べられることになってしまう、「ザ・ハンガーゲーム」の監督は、馬映画「シービスケット」(2003年)のゲイリー・ロス。脚本は、「アメリカを売った男」(2007年)のビリー・レイ監督。全米公開日は来年2012年3月23日で、すでに正式決定しています。




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