どうやら、「エイリアン」シリーズと世界観は共有しているらしいものの、過去の作品と直結した内容ではないと予想できることから、“エイリアン・ユニバース”最新作と表現することにした注目の「プロメテウス」の公開日を、製作・配給の20世紀FOXが変更することにしました…！！





今月1月半ばに、元祖ドラゴン・タトゥーの女ノオミ・ラパスを主演女優にむかえ、リドリー・スコット監督が約32年前の1979年に発表した代表作のSF映画「エイリアン」の恐ろしい世界を再び描くことになった最新作「プロメテウス」を、来年2012年3月9日に世界公開する…！！と発表したばかりの20世紀FOXが、早々とその公開日を3ヶ月遅れの同年6月8日に変更することを決定しました…！！
この「プロメテウス」公開日の変更は、同映画の製作上の都合によるものではなく、大ヒット・ピクサーアニメ「WALL・E」(2008年)のアンドリュー・スタントン監督が、エドガー・ライス・バローズの「火星」シリーズを映画化して、初の実写作品に挑むSF大作「ジョン・カーター・オブ・マーズ」を、製作・配給のディズニー・ピクサーが、「プロメテウス」のそもそもの公開日＝3月9日に全米で封切ることを決め、SF映画対決を仕掛けてきたことの影響によるものです。
同じジャンルの共に大作が公開日が同じくし、お互いに食いつぶしあう無益を、20世紀FOX側が賢明に避けた判断なわけですが、その「プロメテウス」が移動した6日8日はそもそも、「ジョン・カーター・オブ・マーズ」の公開日だったので、とどのつまりが、2本の映画がお互いの封切り日をスイッチして、交換したような格好となってしまいました。

しかしながら、この公開延期のおかげで、リドリー・スコット監督は、すぐにも撮影にとりかからないと封切りに間に合わないほどタイトだった「プロメテウス」の製作スケジュールに余裕ができたことになるので、同映画の完成度を鑑みる観点から見れば、この20世紀FOXの判断は実にナイスと評価することができますし、また、最初の春公開よりも、夏場にサマームービーとして大々的に封切るほうが、期待のエイリアン・ユニバース最新作をイベント・ムービーとして、より盛り上げていくこともできそうです。
なお、シャーリーズ・セロンか、アンジェリーナ・ジョリーを予定している…と、20世紀FOXが広報した「プロメテウス」の準主役のキャストですが、クリント・イーストウッド監督がレオナルド・ディカプリオを主演に、フーヴァーFBI長官の人となりを描く伝記映画「J・エドガー」で、レオのフーヴァー長官の秘書を演じるキャストにナオミ・ワッツが決まりましたから、同役をキャンセルしたらしい？！シャーリーズ・セロンが、「プロメテウス」に登場するのかもしれませんね。
いずれにしろ、前述のように、「プロメテウス」はもう撮影を始めないと間に合わないので、また新たな詳細が近いうちに知らされることになると思います。お楽しみに…！！




【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと！！