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現代版最新作「悪魔の毒々モンスター」のプロデューサーは、アキヴァ・ゴールズマンなので、「アイ・アム・レジェンド」(2007年)や、「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズ(脚本を担当)を大成功させた人が作るのかーッ!!と、前向きな言い方ができますが、ジョシュ・ブローリンが醜悪な顔のヒーローを演じた「ジョナ・ヘックス」を今夏、大沈没させた戦犯やんけッ!!(製作費4,700万ドルに対し、全世界での売り上げが約1,090万ドル)と吐き捨てることも可能なので…、おっさん、ぶさいくな主人公の映画は全米公開しても、誰も観ない…というのが、まだわからへんのか…!!と、ツッコミを入れてみることもできます…!!



先月10月の後半に、ホラー馬鹿映画の「ゾンビ狼男の襲撃」の予告編を紹介した、最高のサイテー映画を作るZ級映画プロダクションのトロマが、1984年から広く全世界にその悪名を轟かせることになった代表作「悪魔の毒々モンスター」シリーズのリメイク権を、今春、手に入れたアキヴァ・ゴールズマンを筆頭とするプロデューサー・トリオが、トロマの代表の黒幕コンビであり、オリジナル映画を監督したロイド・カウフマン&マイケル・ハーツと共同でチームを組み、核廃棄物が生み出した、世にも醜いスーパーヒーローを、現代に復活させるプロジェクトの監督として、スティーヴ・ピンクが起用されたことを、Deadline NY のマイクがレポートしてくれました…!!

「悪魔の毒々モンスター」の内容は、屁タレの清掃係のモップ・ボーイ、メルヴィンが…と、文字で説明するより、下 ↓ にアタッチした予告編を観てもらえば、一目瞭然なので省くとして…、そのメルヴィンを21世紀に蘇らせることになったスティーヴ・ピンクは誰やねん…?!ということですが、スティーヴ・ピンクは今春3月末に、倒産状態で、カネがなく宣伝のできないMGMが封切ったわりには、内容がおもしろかったおかげで、そこそこヒットしたジョン・キューザック主演のタイムトラベル・コメディ「ホット・タブ・タイムマシーン」を作った監督です。
また、そもそも俳優のスティーヴ・ピンクは、親友のジョン・キューザックと組んで、製作プロダクションのニュークライムを立ち上げ、青春映画の名作「ハイ・フィデリティ」(2000年)をプロデュースしたほか、最近では、トム・クルーズとキャメロン・ディアスが遅すぎる最共演を果たした「ナイト&デイ」(2010年)も、彼がプロデュースを手がけました。



なので、「悪魔の毒々モンスター」のリメイクに、スティーヴ・ピンクを監督として起用するというのは順当で、ひとまず、そう悪いわけではありませんが、このリメイクに関しては、現代版という視点から、オリジナルのようなコメディ・タッチではなく、例えば、環境問題をからめたような、シリアスなダークヒーロー映画の方向性も考えられたので、このスティーヴ・ピンクの起用発表により、そうした可能性は採用されなかったのか…と憶測できるため、「悪魔の毒々モンスター」が本格的なヒーロー映画として復活することに期待していた人は、ちょっとガッカリかもしれません…。


しかしながら、アキヴァ・ゴールズマンは、ウィル・スミスが主演した「ハンコック」(2008年)の製作者でもありますから、出だしはコメディのようでも、途中からシリアスな映画になる…といったような展開が、リメイク版「悪魔の毒々モンスター」でも観られる可能性は否定できないでしょう。

リメイク版最新作の「悪魔の毒々モンスター」のシナリオは、今春から新人のダニエル・C・ミッチェルが執筆しており、今後、スティーヴ・ピンク監督が共同で、その脚本を仕上げることになります。
監督が決まったばかりなので、当然、製作スケジュールや、出演者はこれから追い追い、決定されていくことになりますが、前述のように、アキヴァ・ゴールズマンらは、この「悪魔の毒々モンスター」のリメイク権を、“シリーズ”で取得しているのに加え、FOXが過去の90年代にアニメ化した権利までおさえていますから、トロマのZ級映画とは違い、総合的に媒体に露出するスケールの大きなプランを画策しているようです。
なので、実際に「悪魔の毒々モンスター」のリメイク映画の製作が着手されるまでには、もしかすると、少し時間がかかってしまうのかもしれませんね。

CIAリーダーのZ級映画バカのみなさんは、「悪魔の毒々モンスター」がメジャーデビュー?!を飾る可能性について、どのように思われるでしょう…?!




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