************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


本作のプレミア上映のインタビューで、「トワイライト・サーガ」のお白粉い吸血鬼エドワードとなら、闘って勝つ自信がある…!!と言っていた美少女吸血鬼アビーの小さな大女優クロエ・モレッツちゃんですが、あろうことか、「エクリプス」(11月13日公開)のニューボーンのヴァンパイア、ブリーのジョデル・フェルランドちゃんが主演した、同じ“恐怖の子ども映画”のオクラ入り作品「ケース39」に、初登場の興行ランキングで敗れてしまうとは…、かくなるうえはもう一度、ヒットガールに変身して、「キック・アス2」で「トワイライト」の息の根を止めるしかないと思案中かも…?!




スウェーデンのトマス・アルフレッドソン監督が、現地でベストセラーになったヨン・アイヴィデ リンドクヴィストの原作「モールス」を映画化し、エドガー・ライト監督ら映画の目利きから、ヴァンパイア映画史上の最高傑作とほめ讃えられた名作映画「レット・ザ・ライト・ワン・イン」(2008年)を、謎のモンスター映画「クローバーフィールド」(2008年)のマット・リーヴス監督がリメイクした“恐怖の小さな恋のメロディ”の「レット・ミー・イン」を、ハマー・フィルムと共同で製作したオーヴァーチュアが、全米2,021館の約2,200スクリーンで封切ったオープニング成績は約530万ドルで、こんなことならDVDスルーにしておけばよかったじゃん…といった悲惨な結果となってしまいました…。

企画当初の製作発表時から不要なリメイク映画…!!と、各国の映画ファンから蔑まれてきた「レット・ミー・イン」は、予告編の出来がよかったことなどで、そうした悪評を一時、払拭できましたが、やはり、まったく不必要なリメイク映画であったことを、全米の映画ファンが無視することで突きつけてくれたような格好です。
また、そのように公開前に、主にインターネット上で注目され、話題が先行した映画は、いざ封切るとコケる…という、これまでくり返されてきたジンクスがまた証明された…といった見方もできそうです。



レット・ミー・インテレビスポット





1996年に、グウィネス・パルトローを主演女優に迎えた、誰も覚えていないようなロマンチック・コメディ映画「ハッピィブルー」で、パッとしないデビューを飾ったマット・リーヴス監督が、その約12年後に、再び映画のメガホンを握った監督第2作めとなる前作の謎のモンスター映画「クローバーフィールド」(2008年1月18日公開/製作費2,500万ドル)のオープニング成績は約4,005万ドル(,3411館)で、一般に閑散期と考えられている1月公開映画として全米映画興行史上最大の記録破りのヒットをモノにし、国内で最終的に約8,004万ドルを売り上げ、全世界では約1億7,076万ドルを集めましたから、この「レット・ミー・イン」の沈没で、同監督のファンのみならず、ハリウッドの業界から寄せられる期待を大きく裏切ってしまいました…。


イジメッ子にやられたら、倍にして返すのよ…!!と、クロエ・モレッツちゃんがちょっと恐ろしい言葉で、
コディ・スミット=マクフィー君を励ます、オリジナル映画とほとんど同じ場面…。




しかしながら、上 ↑ の動画のように、確かに内容としては、アメリカ製のカラーコピー機で焼き直しただけ…と言われても仕方がない、オリジナル映画にかなり忠実に仕上げた「レット・ミー・イン」であるものの、映画の格付けサイト RottenTomatoes では86%の支持率で、新鮮映画に認定されているなど、リメイク映画はリメイク映画なりに高評価はされていますから、マット・リーヴス監督としては、ギミックなモッキュメンタリーの演出を取り込んだ「クローバーフィールド」とは異なり、正攻法でまとめた美少女吸血鬼映画で、監督としての手腕の幅は示せたことになります。


主演のクロエ・モレッツちゃんとしては、殺し屋ロリータのヒットガールを演じて大ブレイクを果たしたものの、興行的には大失敗…と言われた前作のコミックヒーロー映画のカルト作「キック・アス」(2010年4月16日公開/製作費3,000万ドル)ですら、オープニング成績で約1,982万ドル(3,065館)を稼ぎ、何とか初登場第1位の王座を獲得していただけに、「レット・ミー・イン」の初登場第8位は、ちょっと目を疑ってしまったかもしれません…。
ただし、失敗作と思われている、その「キック・アス」は、最終的にアメリカ国内で約4,807万ドルまで稼ぎ、その他の海外でも、ほぼ同額の約4,802万ドルを積み上げ、トータルで大台の1億ドルに近い約9,610万ドルを集めたばかりか、DVDのセールスが絶好調であることから、実は製作費をキッチリと回収し、出資者に利益を分配可能な隠れたヒット作になっています…!!


そのため、これまで作品の商業的価値を占う基準値と言われてきた北米でのオープニング成績や、興行ランキングの順位が、映画の中身が多様化し、対象となる観客の市場が細分化されてきた現在においては、もはや、あまりアテにならなくなってきた変化を示す興味深いモデルケースとして、「キック・アス」のビジネスは分析されています。

よって、同映画のように、映画館でコケたはずが、その後、収支を調べるとヒットしていた…!!といった風に発展する可能性を、小さな大女優のカリスマ、クロエ・モレッツちゃんのカルト映画?!は秘めているので、前述のように、けして映画の内容が悪いわけではない「レット・ミー・イン」も今後、人知れず大ヒット?!に成長することを期待してあげるべきですが…、まぁ、製作費は2,000万ドルそこそこの低予算の小品なので、オーヴァーチュアが無理に宣伝費を投じていない限り、初めから、さして大きな赤字に陥ることはなさそうです。





それでは最後に、哀しい宿命を背負った美少女吸血鬼アビーと、孤独な少年オーウェンとの絆を示す場面の動画をふたつ、ご覧下さい…!!











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