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問題を抱えて落ち込み、クヨクヨしてしまった時、ぼくはディズニーランドに出かけて、ホーンテッド・マンションのライドに乗ることで、頭と気分をスッキリさせてきた…!!と語るギレルモ・デル・トロ監督45歳は、3歳の時に初めて、ホーンテッド・マンションを体験し、それ以来、病みつきとなって、少なくとも年に1回はホーンテッド・マンションに乗ってきたそうですが、ホーンテッド・マンションがカリフォルニアのディズニーランドに最初に完成したのは、1969年のことですから、その時点でGDT監督は、すでに5歳なので、話のつじつまは少しあいません…!!



映画化の権利を持つ製作スタジオのMGMが事実上、倒産していることで、撮影開始のメドが立たない「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのプリクエールとなる超大作「ホビット」の監督を自ら降板し、それに代わる次回作を、アメリカでは今日となる7月22日(木)から本格的に始まったサンディエゴ・コミック・コンで発表すると、映画ファンに向けて約束してくれていたギレルモ・デル・トロ監督が、ディズニーが全世界を電脳化する最新作「トロン・レガシー」(12月17日公開)のコミコンのイベントの最後にサプライズ登場し、“ディズニーランドの人気アトラクション、ホーンテッド・マンションを3D映画化する最新作の監督です!!”と紹介されました…!!

CIAリーダーの映画マニアのみなさんはご存知のように、ディズニーはすでに、エディ・マーフィを主演に起用した「ホーンテッド・マンション」を、2003年に公開していますが、同映画は、子ども向けのホラーファンタジーとして、まさにお化け屋敷のような、おちゃらけ映画でした(レイティングもPGで、視聴制限なし)。
それと同様に、今年2010年1月にディズニーの製作部門の代表に就任したシーン・ベイリー氏は…、
“もし、11歳の子どもだとしたら、ホーンテッド・マンションは充分に恐ろしいアトラクションだと思います。
それと同じぐらいに怖い映画を、私たちは作りたいわけですが、最終的には、家族向けの映画として、おもしろく楽しめる映画を目指しています。”
…と、ギレルモ・デル・トロ監督の「ホーンテッド・マンション」を、お決まりのディズニー映画のように紹介しましたが、同監督自身は…、
“ウォルト・ディズニーは、ぼくの幼児期において、最も恐ろしい想像を与えてくれる恐怖のクリエイターのひとりでした。しかし、人々はいつしか、ディズニーを夢と魔法のおとぎの世界の創造者としてだけ考え、ディズニーが子どもたちにとって、悪夢の王でもあったことを忘れてしまいました…。
ぼくはディズニーの伝統に敬意を表し、ディズニーの暗黒面を復活させます…!!”
…といった風に抱負を述べ、家族向けの怖い映画の“怖い”は、言葉どおりに“本当に怖い”の意味であることを強調して、少なくとも、映画を観た日のその夜に、子どもたちがひとりでは寝れなくなってしまうような、恐ろしい「ホーンテッド・マンション」を作ってくれるようです…!!

そのようなギレルモ・デル・トロ監督らしいディズニー悪夢化プロジェクトを手伝い、同監督と一緒に「ホーンテッド・マンション」のシナリオを執筆するのは、昨日(22日)、コミコン限定版のオリジナル・ポスターを紹介した、ギレルモ・デル・トロ製作総指揮のリメイク・ホラー「ドント・ビー・アフレイド・オブ・ザ・ダーク/地下室の魔物」(2011年1月21日全米公開)のシナリオも共同で書き上げた、「ミミック」(1997年)の脚本家マシュー・ロビンス。
で、両者が復活させる「ホーンテッド・マンション」の詳細については明らかとなっていませんが、映画化される同アトラクションの初期に登場していたキャラクターのハットボックス・ゴースト(↓)が重要な役まわりをつとめることになるだろうと伝えられています。
ハットボックス・ゴーストは、ドクロの首が突然、消え失せたかと思えば、そのドクロが手に持った帽子の箱の中に現われる…!!というキャラクターです。



なお、ディズニーは、ギレルモ・デル・トロ監督が、3D映画「ホーンテッド・マンション」のメガホンをとるかのように発表していますが、GDT監督は、コミコンの後にも、重大な発表を行う予定であることをほのめかしており、「ホーンテッド・マンション」の製作スケジュールが、ひとまず明らかでないことを踏まえると、「ホビット」に代わる次回監督作は別の映画になるのかもしれません。
よって、「ホーンテッド・マンション」は、プロジェクトの進展に応じて、最終的には“ギレルモ・デル・トロ・プレゼンツ”として、製作総指揮だけにとどまる可能性もあるのでは…?!
ちなみに、ギレルモ・デル・トロ監督は、次回作が待望の「ヘル・ボーイ3」でないことだけは、とっくに明言しています。



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