映画の予告編は、ふつうはまず最初に“ティーザー”と呼ばれる、こんな映画を作っていますよ…！！と、その映画のイメージを伝えて告知するだけの短い先行版がリリースされ、その後、映画の場面映像を使った、本格的に中身を紹介する充実したものへと発展するのが順序ですが、この「エクスペンダブルズ」は、その逆を行くようです…！！





生き埋めにされたライアン・レイノルズが、およそ95分間の映画のほぼ全編を、棺おけの中で、ひとり芝居を演じ続ける実験的な超閉所恐怖の窒息スリラー「ベリード」(10月8日全米公開)の、ほとんど何も観せないミニマリズムに徹したプロモーションが大好評なことに味をしめたのか？！、そのライオンズゲートがリリースした「エクスペンダブルズ」の新しい予告編は、ご覧のように、映画の場面映像を一切、使わず、登場するキャストのアクション・オールスターの名前をアピールすることにだけ終始している感じです…。

“この夏、あの伝説的なアクション・スターたちが初めて一堂に会する、最初で最後の顔合わせ…！！”と、予告編のコピーで紹介される出演者たちの最初に、主演で、脚本・監督もつとめたスタローンの名前が出てくるのは当たり前ですが、その次が、アーノルド・シュワルツェネッガーに、ブルース・ウィリスという、プラネット・ハリウッドの宣伝のため？！、カメオ出演した大物たちで、準主役のジェイソン・ステイサム、ジェット・リーら、映画全編出ヅッパリのスターたちが、そうしたチラッとしか出てこない人たちの後に置かれているのは、まっとうな映画ファンの人は納得できないかもしれませんし、この予告編で初めて、「エクスペンダブルズ」という映画を知った人は、ランボーとターミネーターとダイ・ハードがトリオを組んで戦うのか…ッ！！とカン違いするかもしれません…。


そう期待して、映画を観た観客が、実際はそうではないと知った時、いったい、どのように思うのか…？！
確かに、アーノルド・シュワルツェネッガーも、ブルース・ウィリスも出演しているので、ウソではないのものの、この宣伝の仕方は詐欺だ…と騙された気になってしまうでしょう…。
CIAリーダーのみなさんは、こうした詐欺まがいのような宣伝を、今だに映画の配給会社が行うことを、どのようにお考えになられるでしょう…？！


いずれにしろ、上 ↑ の予告編は肩透かしで、つまらないので、俳優として出演しているランディ・クートゥア、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラらの格闘家が活躍するUFCで放送された「エクスペンダブルズ」のプロモーション・ビデオ(↓)をご覧ください…！！




シルベスター・スタローン隊長が率いる傭兵部隊が、南米の島国の独裁者を倒すミッションに挑む最新作「エクスペンダブルズ」は、8月13日から全米ロードショーです…！！



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