興行の結果が赤字で、シリーズの前2作を製作したディズニーが撤退してしまった事実を踏まえれば、ちょっと“人気シリーズ”とは書きにくいファンタジー映画「ナルニア国物語」を、ライバルの20世紀FOXが引き継いで完成させてくれた第3章「アスラン王と魔法の島」の予告編が、ブラジルで世界初公開されたようで、現地の「ナルニア国物語」のファン・サイト、MundoNarnia がオンラインで紹介してくれました…！！

第1章「ライオンと魔女」(2005年)、第2章「カスピアン王子のつのぶえ」(2008年)を連続して手がけたアンドリュー・アダムソン監督に代わり、名作「歌え！ロレッタ愛のために」(1980年)や、「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」(1999年) などで知られる名匠マイケル・アプテッド監督がメガホンをとったシリーズ最新作の第3章「アスラン王と魔法の島」は、C・S・ルイス著の原作シリーズ第3巻「朝びらき丸 東の海へ」を映画化したものです。
物語としては、主人公のペベンシー4兄弟姉妹のうち、エドマンドとルーシーが、いとこのユースチス・クラレンスと共に、予告編でご覧のように、絵の中の海に飲み込まれるという見事な演出で、ナルニア国に戻り、おなじみのカスピアン王や、ライオンのアスラン、もの言うネズミの勇ましい騎士リーピチープらと朝びらき丸に乗り込み、ナルニアを救うため、極東の果てを目指す航海に出発し、途中で立ち寄る島々で、様々な冒険に出くわすことになります…！！

…というように、大航海映画に少し趣を変えた最新作の脚本を担当したのは、前述のシリーズ前2作のほか、クリス・エヴァンスがタイトルロールのヒーローを演じるマーベルのコミック映画の最新作「キャプテン・アメリカ」(2011年7月22日全米公開)も執筆した脚本家コンビのクリストファー・マルクスと、スティーヴン・マクフィーリーのナルニア・ライターズなので、映画の内容の様子や、製作スタジオ、また、監督が変わっても、シリーズの世界観や、キャラクターの性格は、きっちりと引き継がれているはずですから、ファンの方は違和感なく、安心して観ることができそうです。

朝びらき丸の舳先のドラゴンの頭です…！！

シリーズ最新作の3D映画「ナルニア国物語／第3章：アスラン王と魔法の島」は、2010年12月10日全米公開！！、日本では、来年2011年2月25日(金)から待望の全国ロードショーです！！

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