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冗談だと思ってたんですが…、ブルース・ウィリスは本気だったようです…!!


ケヴィン・スミス監督の刑事アクション・コメディ「チンコ2本」の全米公開に際して、今年2010年2月に、MTVのレポーター、ジョシュ・ホロウィッツの取材に応じたブルース・ウィリスが、自らの代表作である「ダイ・ハード」シリーズの最新作「ダイ・ハード5」を、来年2011年に着手するつもりだ…と語っていました。
しかし、ブルース・ウィリスが、不死身のジョン・マクレーン刑事は、“次は世界を股にかけて活躍する…”と、つまりは、ひとりで全世界を危機から救うのかよ?!みたいなことを言っていたので、う~ん…、これは新作映画に注目を集めるために、スターが有名な代表作の続編を作るよ…!!とホラを吹く、よくある宣伝のリップサービスかな?!と半信半疑でした。
が、あにはからんや、業界ブログ Riskybiz が伝えた最新のスクープによれば、「ダイ・ハード」シリーズを製作・配給する20世紀FOXが、最新作「ダイ・ハード5」のシナリオを完成させるため、脚本家のスキップ・ウッズに白羽の矢を立てた…!!とのことで、ブルース・ウィリスがまだシリーズを続けると言ったこと自体は真実だったようです!!

脚本家のスキップ・ウッズは、6月11日から全米で公開される、20世紀FOXが懐かしい人気テレビシリーズをリメイクしたアクション映画「特攻野郎Aチーム」(日本8月20日公開)の脚本を任されたほか、やはり、20世紀FOXの「X-MEN/ウルヴァリン」(2009年)の脚本チームに参加していました。また、そのウルヴァリンAKAヒュー・ジャックマンが主演した「ソードフィッシュ」(2001年)も彼の脚本ですし、大コケした「ヒットマン」(2007年)なんかも執筆しています。

そのスキップ・ウッズが執筆する「ダイ・ハード5」について、Riskybiz のジェイ・A・フェルナンデスとボリス・キットは、ストーリーは明かされていない…として、何も伝えていません。
ですから、「ダイ・ハード5」が本当に、ブルース・ウィリスが述べたような、ジョン・マクレーン刑事がひとりで全世界を救うような展開なのか、どうか?!はわかりませんが、ひとつのビルの中に限定された小気味よいサスペンスだった第1作め(1988年)から、第2作め(1990年)では、ひとつの空港という大きな舞台に器が拡大され、さらに第3弾(1995年)ではニューヨークという、ひとつの都市丸ごと全部!!、そして、「ダイ・ハード4.0」(2007年)では、ついに合衆国という国家全体までを、不死身の刑事がひとりで救う!!といった風に、ひたすら大味化するシリーズの拡大路線を極限にまで膨張させ、国境を越える「ダイ・ハード5」は、もはや、本当に「ダイ・ハード」シリーズなのでしょうか?!
単に007シリーズの真似事になってしまい、調子に乗ったジェームズ・ボンドが「ムーンレイカー」(1979年)で宇宙にまで行ったのと同じようなことを、さらに次の「ダイ・ハード6」ではしなくならなければなるかもしれません…。


「ダイ・ハード」のヒーロー、ジョン・マクレーンが大好き!!というアクション映画ファンの方は、とても多いと思いますが、シリーズの魅力の原点は、限定された場所で、援軍を求められず、孤立した主人公が、たったひとりで大勢の敵に立ち向かうことになるサスペンスと知恵比べの妙だったのでは…?!
ただし、ブルース・ウィリスが述べた“世界を股にかける…”の意味が、言葉が通じず、知人もいない外国なら、不死身の刑事を容易に孤立無援の窮地に立たせることができる…といった程度の意味なら、話は別なのですが…。
CIAリーダーのみなさんは、ジョン・マクレーンがパスポートを持って、国外に出張するかもしれないシリーズ最新作「ダイ・ハード5」について、どのように思われるでしょう?!
なお、ブルース・ウィリスの最新作は、今夏8月から撮影を開始する予定の人気ゲームの映画化「ケイン&リンチ」です。ブルース・ウィリスはケイン、相棒のリンチは毒舌タレントのジェイミー・フォックスです。

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