************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


「セサミストリート」のマペットたちの生みの親であった父の跡を継いで、ジム・ヘンソン・カンパニーを執り仕切る娘のリサ・ヘンソンと、オーストラリアの総合メディアカンパニー、オムニラボが共同で発行したプレスリリースによれば…、


ジム・ヘンソンとフランク・オズ監督が協力して完成し、1982年に公開されたファンタジー映画の傑作「ダーククリスタル」の長らく望まれていた続編「パワー・オブ・ザ・ダーククリスタル」の監督に、ピーターとマイケルのスピエリッグ兄弟監督を起用した…!!とのことです。
スピエリッグ兄弟監督は誰やねん?!というのは、イーサン・ホークが主演した、近未来ヴァンパイア社会を舞台に、吸血鬼たちの食糧危機を描いた「デイブレーカーズ」(2010年)を作ったオーストラリアの人たちですね…!!
同映画は、ビジュアル的にはクールだったものの、ストーリーはつじつまの合わない点が多すぎるトンデモ映画だったわけですが、兄弟が新たにメガホンをとる「パワー・オブ・ザ・ダーククリスタル」の脚本は、「ロミオ+ジュリエット」(1997年)や、「ムーラン・ルージュ」(2001年)などで、バズ・ラーマン監督とコンビを組んできたクレイグ・ピアースが、オリジナル映画の脚本を執筆したデビット・オデールと、新人のアネット・ダフィが書き上げた脚本をリライトした…とのことで、ひとまず、そんなに物語は破綻していないことを期待していいのかもしれません。


オリジナル映画「ダーククリスタル」(1982年) 予告編




で、その「パワー・オブ・ザ・ダーククリスタル」のお話は…、
“前作から数100年後、世界は再び暗黒の闇に陥り、謎めいたヒロインの少女が、ゲルフリン族から追放された者と協力し、ダーククリスタルの欠片を手に入れて、太陽を復活させようとする…!!”
…といった風にプロットでは説明されています。前作の主人公であったジェンとキーラと同じゲルフリン族の者が活躍するということは、そのふたりも続編の物語に何らかの形で影響を与える存在として登場することになるのではないでしょうか…?!


「パワー・オブ・ザ・ダーククリスタル」の製作はオーストラリアを拠点に進められ、オリジナル映画に引き続き、ブライアン・フラウドが続編のコンセプト・アートを描いた…とのことで、スパイク・ジョーンズ監督の「かいじゅうたちがいるところ」(2009年)などを担当したことで知られるオムニラボ傘下のVFXプロダクション、イローラ(ILOURA)が、すでにCG製作の作業を始めているそうです。
そして、もちろん、「パワー・オブ・ザ・ダーククリスタル」は3D映画だそうですが、今のところ、3Dカメラで撮影する本当の3D映画か、どうか?!については不明ですし、具体的な公開日の予定なども示されていません。
とまぁ、この「ダーククリスタル」の続編は、2005年から話だけで、ちっとも前進していないので、またプレスリリースが出たからと言って、あまり期待も興奮もせず、ふ~ん…と構えて、気長にお待ちください…。
なお、「パワー・オブ・ザ・ダーククリスタル」を長らく停滞させてしまった以前の監督は、テレビアニメ「サムライジャック」のゲンディ・タルタコフスキーでした。



【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと!!


Search in CIA