先週の日曜日(3月21日)に、シルベスター・スタローン隊長が、ラスベガスで行われた映画業界見本市のショーウエストで披露した最新作のアクション・オールスター映画「エクスペンダブルス」のポスターをご覧いただきましたが、そのショーウエストの会場で上映された「キック・アス」の冒頭にアタッチされていた「エクスペンダブルス」の第1弾の特攻予告編を、スタローン隊長がオンラインに乗っけてくれました…ッ！！、でも、警告しておきます！！、「エクスペンダブルス」を本当に楽しみにしている人は、この予告編を絶対に観てはいけません…！！、また、ほかのメディアや、映画館で「エクスペンダブルス」の予告編が始まっても、目をそらして下さい！！、よって、スタローンの最新作を観る予定のない人だけ、続きを読むのあとの予告編をご覧ください…！！





前作の「ランボー/これが最後ではない戦場」(2008年)の中で計236人を殺したシルベスター・スタローンが、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレンといったアクション・スターのほか、不遇時代に男気で支援したミッキー・ローク、総合格闘家のランディ・クートゥアといった猛者らを集めて、南米の島国の独裁者と対決し、絶対にみんなで1,000人以上は殺しているに違いない、ヌー・イメージ/ミレニアム製作の最新作「エクスペンダブルス」を配給するライオンズゲートが初公開した予告編です…！！
なぜ？！、この予告編を観てはいけないか？！と言うと、自ら脚本を執筆し、監督もつとめたスタローンが作り手としてテーマにかかげた“タフなブ男たちの同窓会”に賛同し、カメオながら初共演を果たしたアーノルド・シュワルツェネッガー、ブルース・ウィリス、そして、スタローンの3者が一同に会した、本作の大きな売りの場面を、ライオンズゲートが惜しげもなく、サッサとこの第1弾の予告編でそっくり明かしてしまっているからです…！！
映画ファンにとっては、スタローンとシュワルツェネッガーが初共演！！、そこにブルース・ウィリスも加わるなんて…ッ！！、いったい、どんなシーンが出来上がるんだろう…ッ？！と、すごく楽しみだったはずですが、何てことはない教会で3人が話してるだけです…。


まぁ、カメオだし、こんなもんだろう…とタカをくくっていた人も多いのかもしれませんが、3大スターの共演場面に期待していた観客は、この予告編だけを観て満足し、もしかすると、もう「エクスペンダブルス」の映画本編を、わざわざ映画館にまで出かけて観ようとは思わないかもしれません…。
なので、本来は公開直前までは隠すべきと思われるスタローン、シュワルツェネッガー、ブルース・ウィリスの共演シーンを、ライオンズゲートがいきなり最初の予告編で暴露してしまったのは、どういうことなのか…？！
有名な3人の共演を公けにし、映画の話題を一気に一般に広げる口コミ効果を狙ったのか？！、それとも「エクスペンダブルス」のデキがあまり良くなくて、他にアピールできる要素がなかった…？！とも考えられてしまいます…。
あるいは、初顔合わせのアクション3大スターには、この予告編で紹介された以外に、もっと派手な共演場面があると言うのでしょうか…？！、しかし、カリフォルニア州知事の公人としてスケジュールが世間に把握されているシュワルツェネッガーは、この教会の場面しか撮影していないはずです…。


いずれにしろ、「エクスペンダブルス」は、この初公開の予告編で、いきなり見せ場をひとつ失ってしまったことだけは確かで、ライオンズゲートは大きな賭けに出たことになりますが、果たして、この宣伝プランは吉とアタるのか？！、凶の失敗なのか…？！、その結果は今夏8月13日の全米公開で明らかとなります…！！
それにしても、スタローンはいつもながらサービス精神満点ですね…！！




【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと！！