ドンキーコングも滑らかな曲線の3D世界なんて許しません…！！




CMや、ミュージック・クリップのほか、映画の予告編なども手がけているフランスのビジュアル・エフィクツ・カンパニー、ワンモア・プロダクションが製作した、ユニークなショートフィルムの「ピクセルズ」です。
粗大ゴミとして打ち捨てられた古いブラウン管のテレビの中に巣くっていたらしい、懐かしいテレビゲームのキャラクターたちが、ニューヨークの街を破壊し、ついには…ッ！！という様子が、センスよく愉快に描かれています…！！
映画だけでなく、ゲームの世界や、フツーのテレビまで3D化と、いたるところで映像の三次元化に拍車がかかっていますが、そうしたブームに乗って、ひと稼ぎしようと無理矢理に3D化した結果、観客から、カネ返せ！！の怒りを買っているリメイク版「タイタンの戦い」(4月23日公開)のような“フェイク3D”という新ジャンル？？まで誕生し、それと同じだと誤解されるのを避けるため、うちはフェイクではなく、リアル3Dですよ…！！と、「バイオハザード4/アフターライフ」(9月10日全米公開)が、わざわざ使用したカメラを予告編で告知するなど、少し混乱をきたしているような感じがします…。


2D時代のドットなピクセルで構成されたキャラクターたちが、現実の3Dの世界を破壊していく様には、まるで、そうしたハメをはずした3D化を戒めている風にも見てとれますが、もちろん、ハハハ…ッ、3Dドットゲームヒーローズのパロディじゃん…！！と、単に笑い飛ばすこともできるでしょう。
まぁ、観方は人によって様々でかまいませんが、とりあえず、昔のゲームへの愛着に満ちたショートフィルムがかなり上出来なことだけは、万人が納得して同意できそうですよね…！！
で、下 ↓ は、ネイヴ・ニュー・ビーターズの曲をフィーチャーしたミュージック・クリップのバージョンです。



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