UPDATE:「ロビン・フッド」の記者会見に出向いた Collider のマット・ゴールドバーグが、リドリー・スコット監督本人に尋ねてみた答えによれば…、

・「新・エイリアン」の前日譚は前後編？？の2部作になる。
・リドリー・スコット監督が現在、自分で製作を進めているのは第1作めのみで、2本めを誰が監督するか？！は不明。

…とのことで、もしかして、後編？？はやっぱり、リドリー・スコット監督の後継者のムコ殿？！のカール・リンシュ監督が作る…？！
また、ウワサされていたように、“もちろん、3D映画になる”ことを、リドリー・スコット監督が断言した。



才能豊かなムコ殿？！のカール・リンシュ監督の起用を、製作･配給の20世紀FOXに拒否され、自らメガホンをとり、代表作の「エイリアン」(1979年)をセルフ・リメイクすることになったリドリー・スコット監督が、MTVのラリー・キャロルの取材に応じて、その注目のプリクエール(前日譚)となるシリーズの最新作について語りました…！！
来月5月14日から全米で公開される、ラッセル・クロウとの最新コンビ作「ロビン・フッド」のプロモーションとして、MTVのインタビューに応じたリドリー・スコット監督によれば、4回におよんだシナリオの草稿の書き直しを経て、ストーリーがようやく固まった「新・エイリアン」は…、

“舞台設定は2085年で、シガーニーのリプリーが登場したオリジナルの約30年前にさかのぼる…”

…とのことで…、

“基本的には、いったいぜんたい、スペースジョッキーは誰やねん？！という謎を突き止める物語になっている”

…だそうで、“スペースジョッキー”は、シリーズ第1作めのオリジナルの「エイリアン」で、シガーニー・ウィーバーのリプリーたちが乗り込んでいた宇宙貨物船のノストロモ号が、未知の信号を受信し、異星人と思われる、その発信者の正体を突き止めるべく降り立った惑星LV-426で、ミイラ化し、朽ち果てて死んでいた、謎の異星人のことですね…！！

スペースジョッキーの撮影風景

その人類とエイリアンとが接触するキッカケを作った“スペースジョッキー”の正体の謎が、「新・エイリアン」では明かされることになるわけですが、リドリー・スコット監督は…、

“リプリーが勤務するウェイランド社はまだ、日系企業の湯谷と合併しておらず、彼らはテラフォーミングについて検討している”

…と語っています。“テラフォーミング”とは、ほかの星を人間が住めるようにする惑星改造のことです。
そして、リドリー・スコット監督は、シリーズの原点に立ち返って…、

“主人公は女性にする予定だ”

…と明かしてくれましたが、

“リプリーはまだ生まれていなんだ…！！”

とのことで、シガーニー・ウィーバーは、この「新・エイリアン」に関わる予定は一切なく、以上のことをまとめると…、

2085年、人類がほかの惑星に移住するテラフォーミング計画を進めるウェイランド社は、その移住先となる星を探すべく、探査船を出発させ、たどり着いた惑星で、まさに生物兵器？！のエイリアンを生み出したスペースジョッキーと遭遇することに…！！

といった一部始終が、女性の主人公の視点から物語られる…といった感じでしょうか？！


リドリー・スコット監督は…、

“すでにチームを組んで、デザイナーたちが、映画に必要な要素のビジュアルを創り始めている…”

…と、「新・エイリアン」のプロジェクトが着々と進んでいることを語り、

“近日中には製作費の概算もあげられる”

…だそうで…、

“「新・エイリアン」の完成に、もう疑問の余地はない。夢物語じゃないんだ。実際に映画を作っているんだよ…！！”

…と、その公開予定として、来年2011年後半、もしくは2012年を見すえている…といった、具体的なスケジュールまで述べています。
また、自分が生み出したシリーズが、ひとまず辿り着いた「エイリアンVSプレデター」について…、

“映画が商売だってのはわかってるけど、あのみすぼらしさはないだろう…”

と、憤りをあらわにしてくれたので、「新･エイリアン」は、リドリー・スコット監督がビジュアリストとしての本領を発揮し、まさにシリーズのファンが待ち望んでいた本格SF映画を目指して、完成されることになりそうです。


「スモール」AKA「ザ・ギフト」のショートフィルムで、才能を見せつけられると、スコット家のムコ殿？！のカール・リンシュ監督の「新･エイリアン」が観たかった…！！と、残念に思ってしまいましたが、こうして、巨匠リドリー・スコット監督が「新・エイリアン」について語り、その抱負を述べてくれると…、う～ん…、やっぱり、リドリー･スコット監督でよかったかな！！と、ワクワクしてしまいますね…！！
リドリー・スコット監督が、“自分で監督するに値する新しいものがある”と言い切ってくれた「新・エイリアン」に進展があれば、またお伝えするので、続報をお楽しみに…！！

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