************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


昨2009年の同時期に、やはり、あえて映画の墓場シーズンの閑散期を狙って、ライオンズゲートが封切った、全米№1オナニストのタイラー・ペリー製作・タイラー・ペリー原作・タイラー・ペイリー脚本・タイラー・ペリー監督・タイラー・ペリー主演のひとりよがり映画「タイラー・ペリーのマディア・ゴース・トゥ・ジェイル」が、驚きの大ヒットのオープニング成績=約4,103万ドルを記録してしまった…!!という春の珍事があったのですが、それと同じことをマーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオの名コンビが再現してしまいました…!!



昨日、初日レポートをお伝えした、レオとマーティの4本めのコンビ作となる新境地のゴシック・ホラーのサイコ映画「シャッターアイランド」の予想されるオープニング成績を3,500万ドルと記しましたが、先のランキングでご覧のように、本作は当初の2,500万ドル程度のオープニング成績から上方修正された3,500万ドルの見積もりをもさらに超えて、約4,020万ドルのジャックポットの大当たりをヒットしてしまいました…!!
これはやはり、昨日、お伝えしたように、レオにとっては、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(2002年12月公開/3,156館/国内成績1億6,461万ドル/世界トータル3億5,211万ドル)のオープニング成績=約3,005万ドルをしのぐ自己ベスト更新で、マーティン・スコセッシ監督にとっても、レオとコンビの前作「ディパーテッド」(2006年10月公開/3,017館/国内成績1億3,238万ドル/世界トータル2億8,984万ドル)のオープニング成績=約2,688万ドルを抜いた新たな自己ベストの大ヒットということになります。
このレオとマーティが期待以上の活躍を果たしてくれた「シャッターアイランド」のおかげで、この週末の全米映画興行は、前述のタイラー・ペリーなんかに市場を独占された昨年同時期から、わずかではありますが約5%程度の実績アップを達成しています。
いきなり、4,000万ドル超のオープニング成績を記録した「シャッターアイランド」が、1億ドル突破のブロックバスター映画になるのは、どうも確実のようですね…!!




過去2週続けての第4位から、また再びBEST3圏内の第3位に復活してきたジェームズ・キャメロン監督のSF超大作トリロジーの第1章「アバター」は、早くも4月22日のアースデイAKA地球の日に、全米で DVD/Blu-ray がリリースされることが発表されましたが、「アバター」に感激した大ファンの方はそれを買ってはいけません!!
その4月に発売される予定なのは、ただ映画が収録されただけのシンプルなバージョンで、特典映像などのボーナスがついた豪華版は、今秋11月頃に発売される予定だからです。しかし、「アバター」と言えば、その売りは何と言っても、3D映像なわけで、ならば最新技術の3D Blu-ray の記念すべき1枚めとして、「アバター」を買ってやろう…!!と意気込んでいる方もいるかもしれませんが、20世紀FOXの広報によれば、今のところ、「アバター」の 3D Blu-ray 発売の見込みはついていないとのこと…。とか言いつつ、3D映画の代表作の「アバター」が、3Dディスクを出さないはずがなく、いずれ売るのに決まっていますから、要するに、これは「アバター」マニアに計3回、ディスクを売りつけてやるぜ…ッ!!という悪だくみ?!、ところで、下 ↓ の写真は、「アバター」の情報を検索していたら、偶然に出てきたナヴィの女性たちの貴重なヌード・グラビアのようです…!!、「アバター」をパクッたポルノ映画でも作っている人たちがいるんでしょうか?!、3Dだったら、すごいんですが…ッ!!




先週のランキングで初登場第3位と伝えた「ウルフマン」は、その後、数字が見直され、最終的には「パーシー・ジャクソンとオリピアンズ」をしのいで、第2位に浮上していました。
その「ウルフマン」に抜かれた先週第3位のデミゴッドたちは、約51%の売上げ半減で、ランクを何とか、ひとつ下げるだけの第4位にとどまっていますが、狼男の方は約69%という、ほとんど7割の大きな数字の急降下で、先週からふたつ下の第5位に転落しています…。
ホラー系映画にはありがちな失速と言えば、それまでですが、中央アメリカ・プエルトリコ系のベニチオ・デル・トロと、イギリスのウェールズ人のアンソニー・ホプキンスという、人種的に異なるふたりが血のつながった父と息子??には、まるで見えない突然変異を示唆したキャスティング?!など、多数のおかしな点が本作では次々に指摘されているほか、とにかく、映画の上映中によく眠れるのはよいとしても、狼男が出て来て起こされてしまう…ッ!!といった不評を買っているので、この急降下はさらに垂直落下につながり、加速する可能性が懸念されています。
ジョー・ジョンストン監督としては、失敗作に位置づけられているカルト的なヒーロー映画「ロケッティア」(1991年)の国内成績=約4,670万ドルは、ひとまず数字的には上回りましたが、地味な興行展開だった「オーシャン・オブ・ファイヤー」(2004年)の国内成績=6,730万ドルを超えられるか?!は微妙なところで、次回作のマーベル・コミックのヒーロー超大作「キャプテン・アメリカ」(2011年6月全米公開)への期待に影が覆ってしまいました…。
で、下 ↓ は、どうしようもない「ウルフマン」を救うため、製作者らが、音楽をダニー・エルフマンから、「アンダーワールド3/ライズ・オブ・ライカンズ」(2009年)などを手がけたエレクトロニック・ロックの作曲家ポール・ハスリンジャーに変えてみたところ、こんな曲を作ってきたので没にして、結局また、ダニー・エルフマンに戻ってきてもらった…という、混迷した「ウルフマン」の製作過程を象徴するポール・ハスリンジャーによる「ウルフマン」の音楽を収録した動画です。皆さんはダニー・エルフマンと、ポール・ハスリンジャーのどちらの音楽を採用すべきだったと思われるでしょう…?!





サミット・エンタテインメントが、ニューヨークで2館 ロサンゼルスで2館の計4館の限定公開で封切った、スキャンダラスな映画監督ロマン・ポランスキーの最新作「ゴーストライター」のオープニング成績は約17万9,000ドルでした!!
17万9,000ドルを4館でブレイクダウンすると、1館あたりの売上げは約4万4,750ドルになるので、単館の興行成績としては「ゴーストライター」が第1位となり、この週末に最も映画館の座席を埋めたヒット作だったことになります…!!
なお、ドイツでは今日となる21日に閉幕した第60回ベルリン国際映画祭で、ロマン・ポランスキー監督は、この「ゴーストライター」により、銀熊賞の最優秀監督賞を受賞しています。
映画の格付けサイト Rotten Tomatoes で79%の高い支持を集め、フレッシュな優秀映画に認定されている本作ですが、同じようにサスペンスの神さまアルフレッド・ヒッチコック監督のスタイルを用いた「シャッターアイランド」と同時に公開された…というのも奇遇ですね。 
「ゴーストライダー」(2007年)のニコラス・ケイジの代役として、ゴーストライターを演じ、主演したのは、来月3月13日(土)からジム・キャリーと共演した同性愛者の囚人の実話映画「フィリップ、きみを愛してる!」が日本で封切られるユアン・マクレガー。そして、回想録を代筆する前任者のゴーストライターが不審な死を遂げるなど、秘密を抱えた元英国首相アダム・ラングは、元007のピアース・ブロスナン。原作者で脚本も執筆したロバート・ハリスは、実際に元の英国首相トニー・ブレアの友人なので、ピアース・ブロスナンの役のモデルに、トニー・ブレアが念頭に置かれているのはまちがいありませんが、どの程度、現実が反映されているのか?!、とても気になるところです。


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さて、今週末の全米公開映画は…、「ダイ・ハード」シリーズで不死身のブルース・ウィリスが、やっぱり、気にしていたらしいハゲ頭をチンコに見立てた亀頭刑事?!に扮した、マンガ本屋の親父ケヴィン・スミス監督のワーナー・ブラザースでの第1回作品「チンコ2本」あらため「コップ・アウト」が登場!!
ケヴィン・スミス監督は、このアクション・コメディ「コップ・アウト」をPG-13のレイティングに仕上げ、幅広い年齢層を集客したいワーナー・ブラザースに対し、興行的に不利なのは百も承知と知りつつ、下品なギャグの手をゆるめることがないよう、どうしても大人向けの過激なR指定作品にしたかったことから、なんとッ!!、潔く自分のギャラを最大で82%も削る捨て身の戦法をとり、ワーナー・ブラザースを納得させてしまいました!!、なので、ケヴィン・スミス監督があきらめてしまった82%が、何かの形で取り返せるように、「コップ・アウト」が大ヒットすることを願います…!!
そして、もう1本は、ゾンビ総本家の老舗ジョージ・A・ロメロ監督の「ザ・クレイジーズ/細菌兵器」(1973年)を、ティモシー・オリファントを主演に迎え、「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」(2005年)のブレック・アイズナー監督がリメイクした「クレイジーズ」を、オーバーチュア・フィルムズがリリース!!、また、「ランナウェイズ」(3月19日全米公開)のベラ・スワンが桃井かおりの役を演じている、日本映画の名作「幸福の黄色いハンカチ」(1977年)をハリウッド・リメイクした「イエロー・ハンカチーフ」が限定公開で封切られることになっています!!、それでは次回もお楽しみに…!!

↓ ブルース・ウィリスとトレイシー・モーガンの亀頭刑事コンビが、とにかく、口の悪い凶悪な自動車泥棒を
  捕まえる場面!!、最後まで観ると、ア然とする出来事が…!!



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