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猿の惑星

10月末辺りから、20世紀FOXが「猿の惑星」シリーズの新作を企画しているらしいというウワサがネット上で拡がっていました。けれど、その手の企画話だけならナンでもカンでも有象無象にあるので、お伝えしませんでした。ところが、そのウワサについて、新作映画やテレビドラマの製作ニュースを地味に伝える業界メディアのプロダクション・ウィークリー最新号が、監督をスコット・フランクと発表し、それを追いかけて、映画の企画情報サイトの CHUD.COM が、当のスコット・フランク監督にインタビューをしたことで、「猿の惑星」の新作を20世紀FOXが真剣に検討していることが確認されました!!、「猿の惑星」の新作は…、


スコット・フランク-猿の惑星ウワサでは、オリジナルの「猿の惑星」シリーズの第4弾となる1972年製作の「猿の惑星・征服」のリメイクで、題名が「エイプス:ジェネシス」(Apes: Genesis=類人猿:創世記)だと言われていました。これについて CHUD.COM のライター、デヴィン・ファラッチがスコット・フランク監督(写真)に確認したところ、現在のタイトルは「シーザー」であり、「猿の惑星・征服」のリメイクではないそうです。しかし、「猿の惑星・征服」をご覧になっている方は、同映画の主人公のサルも名前はシーザーだったじゃんッ!!とお分りですよね。「猿の惑星」シリーズは、地球の支配者となる種の頂点が人間からサルに変わってしまった!!という未来を描く共に、タイムトラベルがテーマのSFでもあって、シリーズ全体のタイムラインがループして、ひとつの輪につながるような構成になっています。第4弾の「猿の惑星・征服」は、未来の猿社会の最終戦争(第2弾「続・猿の惑星」1970年)による地球壊滅を脱出したサルが過去の1973年にタイムスリップ(第3弾「新・猿の惑星」1971年)した後、どうして猿社会が生まれることになったのか?の起源を描く内容で、知能の高いサルのシーザーが誕生し、1991年に勃発するサル革命のリーダーとなる物語でした。スコット・フランク監督が企画開発中の「猿の惑星」の新作「シーザー」も、やはり、知能の高いサルのシーザーが誕生し、猿社会が出来上がる前夜を描くというコンセプトだそうで、確かに「猿の惑星・征服」のリメイクに近い内容ではあるのですが、オリジナルのようにシーザーの親がタイムトラベルでやって来た未来のサルだとか言ったこじつけを抜きにして、現代の最新の霊長類研究を元に、人間に勝る知能のサルは存在し得るか?というリアルな科学的アプローチをあくまでもベースとし、フィクションとして、そこから1歩だけ近未来に踏み出す…と、スコット・フランク監督は語っています。



スコット・フランク監督は、2007年に監督デビューを果した、大変、評価の高いクライム・ムービー「ルックアウト/見張り」(主演はジョセフ・ゴードン=レヴィット)でも記憶をテーマにサスペンスを物語った他、そもそものベテラン脚本家としてのキャリアでは、スピルバーグ監督がトム・クルーズを主演に作ったSFサスペンス「マイノリティ・リポート」(2002年)や、ニコール・キッドマンの傑作サスペンス「ザ・インタープリター」(2005年)、また、ジョージ・クルーニーの「アウト・オブ・サイト」(1998年)など、名作に暇がなく、また最新作「マーリー/世界一おバカな犬が教えてくれたこと」(今月25日全米公開)では、ペットと人の関わりをテーマに執筆しています。果して、そんな経歴のスコット・フランク監督が「猿の惑星」を復活させるというのは全くもって、ふさわしい人選であり、期待ハズレに終わったティム・バートン監督の「PLANET OF THE APES/猿の惑星」(2001年)の失敗の穴を埋めてくれるのではないでしょうか?、スコット・フランク監督は現在、その新「猿の惑星」=「シーザー」の脚本完成に向けて執筆とリサーチをしているそうなので、実際に映画になるのは数年先になると思いますが、楽しみなプロジェクトとして進捗を見守りましょう!!



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