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ゴジラ映画なのに、ゴジラを一度もスクリーンに登場させず、敵性怪獣の巨大なトカゲと人間のキャストが戦うだけ…という大胆な設定が、ゴジラ・ファンの間で物議をかもしたハリウッド版「Godzilla」(1998年)の脚本を執筆して、プロデュースしたディーン・デヴリンの監督デビュー作ですから、カン違いは当然あって然りの結果かもしれません…?!






冒頭でふれた「Godzilla」のほかに、代表作は「インデペンデンス・デイ」シリーズや「スターゲイト」(1994年)など…ということは、つまり、ローランド・エメリッヒ監督の相棒として知られるプロデューサー兼脚本家のディーン・デヴリンが初めて、劇場用映画のメガホンをとったデビュー作「ジオストーム」の予告編です…!!と書けば、道理でローランド・エメリッヒ監督のディザスター映画にそっくり!!とご納得を頂けたかと思いますが…、


ローランド・エメリッヒ監督のディザスター映画と言えば、VFX を駆使した映像のド迫力にこそ圧倒されるものの、物語の中身は空っぽの見かけ倒し…と、ガッカリをしてしまった映画ファンの方は少なくないかもしれません…。

そこで、この「ジオストーム」は、世界の気象をコントロールする衛星が誤作動し、あろうことか、異常気象を作り出して、地球を攻撃し始めた…!!という大災害のスペクタクルのみを売りにするのではなくて、シリーズ第3弾「エンジェル・ハズ・フォールン」の製作も決定したジェラルド・バトラーが主演だけに?!、大統領暗殺の陰謀を阻止するストーリーの展開を同時に盛り込んだのですが、残念ながら、テスト試写の結果、観客から絶不評を食らい、大失敗作の引導をわたされてしまいました…。


そのため約2年前の2015年2月に撮影を終えた「ジオストーム」は、VFX を仕上げた同年暮れのテスト試写での失敗を踏まえて、オクラ入りになってしまい、対応を迫られた製作のスカイダンスとワーナー・ブラザースは、「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン」シリーズなどの大ヒット映画の仕掛け人のプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーをコンサルタントに起用して、内容を見直すことになりました…。

その結果、同じくスカイダンス製作の失敗作と言われる「 ターミネーター : ジェニシス」(2015年)の脚本家にして、ローランド・エメリッヒ監督の「ホワイト・ハウス・ダウン」(2013年)をプロデュースしたレータ・ カログリディスがシナリオを書き直して、屈辱のテスト試写から1年後の昨2016年末に大規模な撮り直しが行われたのですが、その約1,500万ドルもの追加の製作費が投入された再撮影では、シルベスター・スタローン主演の「ジャッジ・ドレッド」(1995年)のほか、近年ではテレビシリーズ「ゴッサム」の演出でも知られるダニー・キャノン監督にメガホンが託され、ディーン・デヴリンは晴れの監督デビュー作が単独ではなく、共同監督作品になってしまいました…。


テレビシリーズ「ヴァイキングス」のキャサリン・ウィニックが起用されて演じた役は無くなってしまったらしいほか、新たな登場人物が撮り直しで追加されたことにより、恐らくストーリーの展開も変わっているでしょうから、もはや、テスト試写で不評を食らった「ジオストーム」とは同名ながら別の映画に仕上がっていそうなので、果たして現時点では本当に失敗作のトンデモ映画なのか、どうなのか?!、「ワールド・ウォーZ」(2013年)が同様の大規模な撮り直しによって、大失敗の淵から這い上がり、ヒットを達成した前例もあるだけに、この「ジオストーム」にも期待を持てなくはありませんが、CIAリーダーのみなさんは、以上のような映画の見た目の大災害よりも、もっと大災難?!だった製作の裏事情を知ったうえで、予告編を観返したとして、どのような感想をお持ちになるでしょう…?!、ディザスター映画なので、中身はなくても、痛快に楽しめればよいのですが…!!

共演者として、リメイク版「ロボコップ」(2014年)のアビー・コーニッシュ、「ウエストワールド」のエド・ハリス、女版「ゴーストバスターズ」(2016年)のアンディ・ガルシア、「クラウド・アトラス」(2012年)のジム・スタージェスらが名を連ねている「ジオストーム」は、今秋10月20日から全米公開の予定です…!!



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