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あけまして、おめでとうございます!!、ビリーです!!、新年2017年も CIA☆こちら映画中央情報局です と B面の The Billy Files を、どうぞ、よろしく、お願いいたします!!  







19世紀の終わりに、フランスのリュミエール兄弟が発明し、それをエジソンが商売にしたのが始まりなどと言われる「映画」は、それから100年の1世紀が過ぎようとする1990年の前後から、いずれ大衆の娯楽文化としての役割りを終える兆しが見えたものと考えられ、ぼくが過去に現地で取材をした限りでは、ヨーロッパ諸国の政府は、「映画」の次の時代に向けての備えを始めています。

その30年近く前に考えられたらしい「映画」の次の時代の未来像とは、どういうものなのか?!というのは、まず映画はすべてデジタル上映になり、フィルムは使われなくなる。映画館の多くは街から消え失せて、庶民はインターネットの配信によって、自宅で映画を鑑賞するのが普通になる。しかし、映画本来の醍醐味である大きなスクリーンでの上映というのは、まったく無くなるのではなくて、限られた少数の映画館で続けられるのですが、鑑賞料金は高騰するため、富裕層や特権階級、また知性や趣味の高い人たちだけの娯楽になっていく。と、つまり、クラシック音楽の演奏会や、オペラ、歌舞伎、能などの上演と同じように、言わば古典芸能化するという見方です。なので、ヨーロッパでは、来たるべき古典芸能化に向けて、現存する貴重な映画のフィルムを収集をしているわけですが、そうした「映画」の将来について、スティーヴン・スピルバーグ監督は先ごろ、ブロードウェイ・ミュージカルの公演に近いものになると発言しています。ブロードウェイ・ミュージカルの映画化ではなくて、「映画」のブロードウェイ・ミュージカル化というのは…、


映画館は高級化して、座席や内装に凝った贅沢な劇場へと様変わりし、高額の観賞料金を払って、その大きなスクリーンで観るのは娯楽性に富んだ大作のブロックバスター映画だけになる。よって、映画をスクリーンで鑑賞するというのは庶民にとって、普段よりもちょっとオシャレして、ミュージカルのステージを観に行くのと同様の価値を持った “ 贅沢で特別な体験 ” へと変わっていく…というのが、言わばスピルバーグ監督のビジョンですが、映画の観賞料金が現実に各国で高騰し、IMAXシアターのようなプレミアムな上映形態が定着する一方で、月額いくらの料金で映画や、オリジナルのドラマ・シリーズを観放題といった配信による観賞が、まったく当り前になった言える昨2016年は、30年近く前に考えられた映画の未来像が現実になりつつあると、ハッキリわかったことで、ついに「映画」が終わった年だったと言えるのかもしれません。

新年2017年以降にやってくるのは、新作映画は一部のブロックバスター大作を除いて、封切り後のごく短い期間を待てば、すぐに配信されて、自宅で楽しめるようになる…という動きですが、すでに映画館での封切りと配信が同時という作品も現われているため、毎週お伝えをしている週末興行ランキングのBEST10というのも、映画の人気や、ヒットの度合いなどを示す指標としては、徐々にアテにならなくなってきています。いずれは別の基準が必要になってくるのでしょうが、もしかすると、そうしたランキングというもの自体が見向きされないようになってしまうのかなという風にも思っています。

CIA のような映画のサイトとしては、やはり、より多くの読者にページを開いてもうらためには、話題になっている注目のブロックバスター映画の記事が中心になってしまうのですが、かつてのミニ・シアターのような役割を負い始めた配信の形態でのみ観られる作品にも当然、優れたものがたくさんあるわけですから、できるだけ採りあげることができれば…とは思うものの、ぼくなりの言い方として “ まっとうな映画ファン ” と呼ばせて頂いている、こだわりを持った映画好きの方は急速に減っているように感じているので、果たして、そうした小品の情報について、どれだけ需要があるのか、もはや微妙なのですが、努力のトライはしなければなりません…。


CIA は今年で10年めになりますが、以上のように映画を取り巻く環境は、この10年で大きく変わりました。今日から始まる新年2017年からは、まさに新しい映画の時代に向けて、アジャストしていかなければなりません。どうすれば効率的に、より多くの映画の愉快な話題をお届けすることができるのか?!、あらためて考えている最中の現在はまだ手探りですが、映画は生涯を通じて楽しめる趣味です!!、すでに長いおつき合いの読者の方はより長く、CIA の存在を最近、知ったという方は、これから末長く、一緒に映画の世界のワクワクとドキドキとハラハラ、そして、しんみりとした感動を共有していくことができればと思います。







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