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先週末に心臓発作を起こして、危篤だったレイアが、現地のロサンゼルスで今日の12月27日(火)の午前8時55分に地球を離れて、ほかの惑星に向けて旅立ったことを、母の後を継いで「スター・ウォーズ」のキャストに加わった娘の女優ビリー・ラードが代理人のサイモン・ホールズ氏を通じて、公式に発表しました…。享年は60歳でした。


“ It is with a very deep sadness that Billie Lourd confirms that her beloved mother Carrie Fisher passed away at 8:55 this morning. She was loved by the world and she will be missed profoundly. Our entire family thanks you for your thoughts and prayers. ”
とても深い悲しみに包まれています。最愛の母のキャリー・フィッシャーが今朝の午前8時55分に亡くなったことを、娘のビリー・ラードが確認しました。世界中で愛された故人は、そして、とても深く悼まれることになります。みなさんが故人に向けて捧げて下さった想いと祈りに対して、遺族一同が感謝しています。
「スター・ウォーズ」での最期のつとめは、ザ・ファースト・オーダーに立ち向かうレジスタンスの将軍でしたが、そもそもはプリンセスのレイア・オーガナ役の女優兼作家キャリー・フィッシャーさんが、名作ミュージカル「雨に唄えば」(1952年)の大女優の母デビー・レイノルズ、愛娘のビリー・ラード、弟のトッド、そして、愛犬のゲイリーらに看取られたことが、以上のように代理人のコメントによって伝えられました…。


1977年公開の「スター・ウォーズ」のオリジナル映画「新たなる希望」を製作していた当時に綴っていた日記をもとにした回想録の新刊「ザ・プリンセス・ダイアリスト」の宣伝プロモーションとして訪れていたイギリスから帰国する飛行機内で心臓発作を起こし、先週末の金曜日=12月23日に危篤に陥ったキャリー・フィッシャーさんの容体については、母のデビー・レイノルズが、娘は安定している…と、facebook でコメントを発表したものの、ロナルド・レーガン UCLA 医療センターの医師たちは患者のプライバシーを理由にして、診断を明らかにしなかったため、クリスマス・ムードに水を差さないように生命維持装置で寿命を延ばし、クリスマス休暇が明ける今日の火曜日が、その医療機器のスイッチを OFF にする X デーになるのでは…?!などと、医師の沈黙の裏を読んでいた人にとっては、まさに予測した通りのタイミングで訃報が伝えられた…と言えるのかもしれません。

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そのように半ば覚悟は出来ていたかもしれない…とは言え、「スター・ウォーズ」を愛してやまないファンのジェダイのみなさんにとっては、フォースの祈りが届くことなく、レイアが旅立ってしまわれたことは、身内が亡くなったに等しいほどの深い悲しみとショックであるものと想像できるだけに、心から謹んで、お悔やみをお伝えさせて頂きます。

1956年に前述の大女優デビー・レイノルズと歌手のエディ・フィッシャーとの間に生まれたキャリーは、名匠の故ハル・アシュビー監督が、ウォーレン・ビーティとゴールディ・ホーンを主演に起用した1975年公開の「シャンプー」で、母のあとを追って、女優となり、その2年後には「スター・ウォーズ」のプリンセス・レイアとして、世界中の映画ファンに知られるアイコンになったほか、「ザ・ブルース・ブラザース」(1980年)や、ウディ・アレン監督の「ハンナとその姉妹」(1986年)、トム・ハンクスと共演した「メイフィールドの怪人たち」(1989年)、ロマコメの名作「恋人たちの予感」(1989年)などにも出演して、活躍をしましたが…、



すべてが順風満帆だったわけではなく、私生活ではアルコールをはじめとする様々な依存症や、感情の波が激しい双極性障害であったことから、厄介な問題を抱え続けていたことは、1987年に出版された著書の半自伝的な小説「ポストカーズ・フロム・ジ・エッジ」と、それを故マイク・ニコルズ監督が、メリル・ストリープと大女優シャーリー・マクレーンを起用して映画化した同名の傑作(1990年)を通じて、映画ファンの方はよくご存知かと思います。

しかし、その著書の成功によって、女優ではなく、ライターとしての才能が花開き、高い知性が認められたレイアは、サーガのシナリオを手直ししていた実績もあり、スティーヴン・スピルバーグ監督のピーター・パン映画「フック」(1991年)や、ウーピー・ゴールドバーグ主演の歌うコメディ映画の人気作「シスター・アクト」(1992年)、アダム・サンドラーとドリュー・バリモアが共演した「ザ・ウェディング・シンガー」(1998年)などの脚本をリライトとして仕上げる、いわゆる “ スクリプト・ドクター ” として、むしろ、カメラの裏側から映画界に貢献を果したことの方が、より重要な実績として、特筆されるべきかもしれません。

なので、レイア将軍が地球を後にしたことは、ショービズのエンタメ産業の全体にとって、優れた才能を失った大きな痛手とも言えるだけに、どうして、いなくなってしまったのか…?!、あなたを抜きにして、この先の覚醒トリロジーは、どう幕を閉じればよいのか…?!、「スター・ウォーズ」は、どう進んでいけばよいのか…?!と途方に暮れてしまうような気持ちになりますが、今はただ、あらためて故人が遺してくれたものに敬服し、フォースのご加護があらんことを…と祈りを捧げるしかありません…。

以下 ↓ は、「スター・ウォーズ」の共演者たちと、同シリーズを製作・配給するディズニー、そして、セラピー犬として、故人に付き添っていたゲイリーから寄せられたお悔やみの言葉です。


享年60歳というのは、本当に短すぎる…、84歳のお母さんよりも先に逝ってしまうなんて…と、残念で辛い現実ですが、レイアのご冥福を祈ると同時に、ママから譲り受けたお団子ヘアで、サーガの仲間に加わった娘のビリー・ラードが、しっかりと後を継いでほしい…とも願います。「スター・ウォーズ」ファンの方にとっては、この先の「エピソード 8」(2017年12月15日全米公開)のニュースが、どうしても、ちょっと悲しいものになってしまうかもしれませんが、将軍レイアの大活躍を楽しみしてあげましょう…。

以下 ↓ の関連記事で、さらに、デイジー・リドリー、フェリシティ・ジョーンズ、ハリソン・フォードらかのお悔やみの言葉を追加しています…。

Star Wars:「スター・ウォーズ」の伝説が始まったプリンセス・レイア誕生の貴重なオーディション映像で、キャリー・フィッシャーを偲んでください。








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